「予想以上にアメリカ万歳の内容」ジオストーム とみしゅうさんの映画レビュー(感想・評価)
予想以上にアメリカ万歳の内容
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ジェラルド・バトラーは、こういう「B級風味のアクション映画」でよく見かける気がする。「エンド・オブ・ホワイトハウス」シリーズの印象が強いからかな。
全編、徹頭徹尾「どこかで見たことのある内容」だった。ある意味、潔い。
21世紀になっても、こういう「見ている間に何も考えずに済む」映画に予算がつくというのは、ある意味で世界が平和ということなのか。
とはいえ、本作で衛星をハッキングする真犯人の目的なんかは、わりと今どきっぽいというか、「一周回ってリアル」ってことなのかもしれない。
それにしたって、世界を壊滅させかねない事態を、プロジェクトの元責任者一人だけを送り込んで収集を図ろうという展開は、「アメリカ政府、大丈夫か?」と心配になる。
で、最終的には「やっぱアメリカ最高だよね!」みたいな展開になるわけで、いろんな意味で脱力させられる。
主な見せ場はCMで使い尽くしてしまっているし、デジャヴだらけの展開だから、新鮮味は全くない。
できるだけ大きなスクリーンで、友達や恋人と一緒にニヤニヤしながら観ると、それはそれで楽しいのかも。
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