ザ・コンサルタントのレビュー・感想・評価
全392件中、21~40件目を表示
アナケンの出番少ない
数学に強くて人とのコミニケーションが苦手な会計士の裏稼業は凄腕のスナイパーというギャップが良い。途中爺さんばっかりでテンポが悪くなった気がする。あとアナケンドリックの出番が思ったより少なかったのも残念。
ジョンウィック風だけど、ベン・アフレックが良い
もう一度見たくなるほど練りすぎなストーリー
キャラクター設定がおもしろい
ジェイソン・ステイサムよりも知的に見える会計士。
なぜ会計士がコンサルと訳されるのか疑問。ベン・アフレックがとにかく強い。同じくらい(❓)強いジェイソン・ステイサムよりも知的に見えるが。主人公とその周りのキャラクターの設定がややこしいので話について行くのが結構大変だったが、面白かった。引っかかったのは主人公の弟は障害が全くなかったのに何故兄貴並みに強いのか❓ということと、そんな偶然あるかよ、というご都合主義。あと、いつもながらウザいアナ・ヘンドリックには犬のポーカーの絵を引き裂いてほしくなかった。
面白い
高い評価も納得の良作
【鑑賞のきっかけ】
劇場公開時には、その存在に気づいていなかったが、動画配信で高い評価を受けているのを発見し、鑑賞してみることとしました。
【率直な感想】
<これまでにない設定>
ベン・アフレック演じるクリスチャン・ウルフは、会計士を職業としながら、裏の顔は、殺し屋という役どころ。
彼は、自閉症という精神疾患であるというところが、これまでにない設定でした。
その卓越した数的なセンスで、会計士としての仕事をこなしつつ、殺し屋という裏の顔を持つ人物。
自閉症の人物を映画で描く場合には、どちらかと弱い立場、場合によっては、被害者的な立場に立たされていることが多いように思います。
でも、本作品では違います。
自閉症を障害と捉えるのではなく、個性のひとつとして捉え、天才的な数学的センスも自閉症であるために備わった能力と本作品では描写されています。
さらに、殺し屋として、凄腕のスナイパーでもあるのですが、冷徹に標的を捉えるのが得意なのも、もしかすると、自閉症であることから、自分に関心のあることへの集中力が並外れていたためなのかもしれません。
本作品の原題は、The Accountant(会計士)なのですが、なぜ、邦題を「ザ・コンサルタント」としてしまったのでしょうか。
コンサルタントは、会計という緻密な計算を行うというよりも、企業経営の手法などをアドバイスする、コミュニケーション能力を要求される仕事。
自閉症の人物は、他人とのコミュニケーションは得意ではなく、ベン・アフレックも、この主人公を他人との関わりが苦手な人物として演じています。
でも、会計士は、会計という緻密な計算を地道に行うことができる人に向いている(もちろん、コミュニケーション能力があった方が有利でしょうが)。
主人公のウルフは自閉症ではあれけれど、特に「数学」には興味を強く持っていたため、「会計士」の仕事が向いているとして、制作サイドは人物設定をしたのではないかと思っています。
<人物の相関図もなかなかのもの>
金融犯罪取締ネットワーク部局のキング長官という人物が指揮を執りながら、「会計士」の正体を探るというのがサブ・ストーリーなのですが、このキング長官の過去が語られるところから、本作品の脚本の緻密な構成が光り輝いて見えました。
【全体評価】
アクションのことには触れてきませんでしたが、一応の水準はキープしており、ここにこれまでにない設定の主人公が活躍する物語展開は、緻密な脚本に裏付けられて、高い評価を得ているのも納得の一作品でした。
会計処理の映画かと思いきや
Make America Great Again!
2016年製作の作品
本当のアメリカ人の心意気について描かきたかったのかなと思った。
古き良きアメリカ
この作品の制作時に監督が知ったのが、もしかしたら日本人の気質だったのかもしれない。
特に漫画やアニメに見る人間性
その根源は、もしかしたらあの時代のアメリカにもあったのではないか?
監督の、もう一度善悪について問いかけたいという思いを、この作品に込めたように思う。
最後に、
アメリカでは68人に一人が自閉症という診断がなされるというナレーションが流れた。
人と違うことで「病名」というレッテルが張られる現代社会
日本でもかなり多くの子供たちに、このようなレッテル付けがなされている。
人と違うことが「ダメ」なこととして考えられ、そこに病名がつけられることで「正しい」ハンディキャップが与えられることで、ようやく他人から奇異の眼で見られずに済むと考えるのが、この現代社会だろうか?
この物語の中で描かれる正義はいくつもあった。
あのリビング・ロボ社社長ラマー
株の空売りで資金を稼いで新しいナノテク技術を確立させる。
これはその通りではあるが、悪質な手口 不正を隠すためにプロの暗殺集団まで雇う。
彼は旧友のCFOと妹のリタまで殺害した。
ラマーの誤算は、CFOとリタが応援に呼んだウルフだったのだろう。
この物語は財務省や過去の事件、大企業のマネーロンダリングなどスケールの大きさを見せてはいるものの、単にラマーによる不正とそれがバレそうになったから裏社会の暗殺集団を雇ったことで派手なドンパチが繰り広げられるだけとも言える。
そこに掛け合わせた自閉症の兄弟
生い立ちとレッテルとスパルタ教育
単純な不正発覚から始まったラマーの行動
兄弟たち
成長したジャスティーン 凄腕ハッカー
彼女からの電話によってキング局長が動いていたことが明かされる。
この構図こそ古き良きアメリカ時代の善悪 うまい言葉が出てこないが、そんな感じなのだろう。
守られるべきという言葉が良いかどうかわからないが、ハンディキャップとレッテル
これに対する正しい認識の再確認
幼い頃からたたき込まれた技術そして数学 これは努力だろうか。
「世界は優しくなんかない」
家を出ていった母 幼い自閉症のウルフ ソロモングランディの童謡で抱きしめる父
母の葬儀と父の死
このことが兄ブラクストンが裏社会へと入るきっかけになったのだろうか?
まさかの再会
妹が電話の声の主だと思っていたが、まさかブラクストンがそこに登場するとは思わなかった。
この物語を読み解くのは難しくはないが、ブラクストンやジャスティーンの現在に至る背景が奇抜だった。
そこに掛け合わされたキング局長とメディナ分析官
正義というものの再定義
ウルフはこの中心人物として描かれている。
凄腕会計士 × プロの暗殺者
まるで鼠小僧ハリウッド版だ。
最後にディナ宛に届いた絵画
一人トレーラーハウスを牽引して去るウルフ
この辺がいかにもアメリカ的だった。
特典映像には製作者の想いが語られてた。
それを見れば答えがわかる。
謎解きものとウルフの人生 二面性
「被害者」というレッテルを逆手に取ったことなどが語られていた。
そこにあった新しさには、やはり正義というものの再定義があったように思った。
「古き良きアメリカ」とは、単なるノスタルジーではなく、正義・努力・家族・誠実さといった価値観の再確認。
それは、
現代社会の複雑さや分断の中で、もう一度「何が正しいのか」を問い直す姿勢でもある。
ラマーは「技術革新のための資金調達」という大義を掲げながらも、手段として不正と殺人を選んだ。
ウルフは「法の外」で動きながらも、自分なりの倫理とルールを持って行動する。
この対比が、まさに「正義の再定義」につながっていると感じた。
スリリングで面白い作品だった。
たぐいまれなる能力
ちょっとした伏線が面白い
ずっと観たかった映画リストに入っていたけど観る機会がなかった。配信にて視聴。
ハッピーエンドで終わって何より。ポーカーをする犬の下にまさかの本物…!出演してる人たちも豪華やし、クリスチャンも悪いことはしてるけど義理堅い人で好感。そこまでグロいシーンもないし観やすかった。
途中で寝てもうたよ
病的な社会システムは瓦解しなけりゃ駄目だ。
自由と民主主義のアメリカでは70人に一人の定型発達者(?)じゃなければ、殺人を行っても良いと言っているのか?
映画の中でも少しだけ触れていたが、そもそも、『定型発達者』と言う概念は正しいのだろうか?そして、この映画の中では、『自閉症等の障害を偏見なく見つめ、その個人にあった教育を施す必要があるとされている』と施設オーナーは話す。しかし、それは一部の考え方で、『適切な教育を施す』と言う考え方に異議を唱える者もいるのだ。それを考慮すると、この結論だけに固執するのには、到底納得出来ない。
こう言った病と戦っている人達が見た場合『定型発達者になれる』と希望を抱くだけの軽佻浮薄な話になってしまっている。
やはり、社会システム全体が変わらなければ駄目なのだ。問題がシリアスな内容なので、それをあえて表現するなら、きちんと学説と現況を踏まえて、娯楽作品にすべきだし、大団円にする必要はなかろうと考える。
アメリカは70人一人が発達障害と言うが、自由と民主主義のアメリカのひどいの現況を考えると、そう言った発達障害を持った者がイニシアティブを取る様な社会に変化していってもらいたいものだ。つまり、定型発達者と言われるアイビ◯◯リ◯グ出身者が牛耳っている社会がこんな爭いが耐えない社会なんだからね。
この映画の結論もそうだと思い、評価は高い見る。
まぁ、謂わば、キャピタリズムの隙間を狙った兄弟喧嘩に巻き込まれし、哀れな経済ハイエナって所でしょう。もっとも、ハイエナを悪く言いたくないが。
因みに投資する産業が福祉とか教育と逃げ口上で語られるが、大概は軍事産業である事も頭に入れて置くと良い。キャピタリズムはその域に入って来たので、終焉も近いと感じる。
昔からそうで、中2の社会でも、学習したと思うが、富国強兵に産業を見出そうとする方法は必ずや悪い結果が待っているって事。
なんと言っても
アナ ケンドリック!!!
え?違う?
めっちゃ好み(笑)
彼女が目にとまったから観たからねぇ(^_^;
サバン症候群の主人公の魅力はとても高かったです。
続編が始動する見たいですが無双して欲しいw
アナ ケンドリックは出ないんだろなぁ、、、
脚本家が前半と後半で違うの?
自閉症の会計士が裏社会では超絶の殺し屋という設定は、組み合わせ要素としては面白く、前半はかなりユニークで困った老夫婦を無表情で助けたり、1晩で会社の不正会計を暴くるなど「なかなかいいね」と思っていました。ところが、その不正の張本人が自殺を装って殺されたり、雇い主が突然殺し屋を雇ったり。「あれあれ、なんでこうなる?」そして銃撃現場で弟と対面??「意味不明」のまま雇い主はあっさり殺される。前半で見せられた重装備のトレーラもほぼ活躍することなく終了。ひょっとして、脚本家が前半と後半で違うの?って思うくらい拍子抜けしました。いい映画になっていたのに残念という印象です。
全392件中、21~40件目を表示