世界一キライなあなたにのレビュー・感想・評価
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設定と邦題がイマイチ。
尊厳死とラブストーリーを一緒に描くときに、二人を大富豪と低所得者に設定するのはどうかと思う。
事故で重度の障害を負ってしまった彼(大富豪)の両親に、世話係として雇われた彼女(低所得者)は彼と恋に落ち、尊厳死を望む彼に一緒に生きて欲しいと説得するのだが…。
彼の世話をする状況において、彼女は物理的な苦労をほとんどしていないように見える。むしろ普段ならできない経験や世界を体験できて楽しそう。
実際、四肢麻痺の人との生活は想像を絶する苦労があると思うのだか、この設定だとそこらへんに対する彼女の覚悟みたいなものが描かれないから、なんか薄っぺらいなぁと穿った見方をしてしまった。
でも役者さんたちの演技はすごく良かったです!特にヒロインのエミリア・クラークさんはとってもキュートでした(^^)
思いやり
この映画を見て私が感じたのは人を思いやる心だった。ルイーザ、ウィル、両親それぞれの思いがあり他人の思いは受け入れられないこともあるだろう。
だってみんなそれぞれ違うのだから。
でもそこを少しでも理解しようとするだけで世界の見方が変わると思う。
この映画は尊厳死に賛成とか反対とかではなくて人生をどう全うするか、どれだけ人を思いやれるかを考える映画だと考える。
ウィルが自ら死を選ぶことに関して批判する声もあるがそれも一つの選択であり本人が決めた人生だ。
ウィルの過去の描写から現在とのギャップが大きすぎたのだろう。
それだけウィルは人生を楽しんでいた。
でも失ったものもあるが過去の自分では気付けなかったことに気付けた。
確かに周りは悲しむだろうし、自分勝手な選択だろうと思うかもしれない。
そういうことも考え抜いて彼は死を選んだのだと思う。
それを批判するのは違うと思う。
ルイーザもそれを受け入れて前に進んで行くのだろうなと見て取れるような終わり方で私的には終わり方も良かった。
私はこの映画をみて自由に生きていることの有り難さを改めて感じ、出来る限り挑戦し続けようと思った。
映画にするには設定に無理があるような…
安楽死と恋愛を描く所に違和感を感じる。原作ありきなんだろうけど、テーマが重すぎて素直に感情移入出来なかったな…
エミリア・クラークは良い女優さんだ。
切ない!切なすぎるエンディング!
辛い、でも温かい。
泣いた。めちゃくちゃ泣いた。
最後の清々しい感じがなんとなく、彼女らしかった。
体が不自由な演技をしっかり演じてた彼もすごい。
ラスト、、、結果を覆すことができなかった、覆さなかった理由はなんなのかとても気になる。ハリウッドで、大多数が望むのはきっと、逆の判断。なのに、なぜ、、。そのせいで非難がすごいみたいだけど、最後はそうだとしても、わたしだったら、きっと、同じ判断をするなって思っちゃう。人ってそんなに強くないし、彼自身、元々はスーパーマンのようにすごくてカッコよくて完璧だったのだから、その急激な変化はものすごい落ち込むことだし、私はこの結果で良かったと思う。
ファッションが面白かった。素敵だった。ハチ柄のタイツ最高すぎた。
定期的に観たい映画です。
Love story
芯があり明るい女性は素敵だなと思えた。
そんな中お互いが惹かれ初め、明るい未来が待ってるのかと思いきや、愛する人がいてくれる喜びよりも、自分の体が身動きできず、好きな人の肌にも触れることができず、健康の時にやっていたスポーツさえできなくなった悲しみと苛立ちの方が強く、自分の人生を決めてしまうお話し。
残された方の気持ちも、残す方の気持ちも考るとどうしようもない心境になり、またエド・シーランの曲も良かった。
衝撃
私もラストには衝撃を受けました。
ハッピーエンドだとばかり思っていたから…
この映画は、実話を元に作られたと知りました。
実話というか、英国の元ラグビー選手の記事を見て衝撃を受けた、両親が死を選ぶ事を許可したと…
知らなくてはいけない事だと。
私もその通りだと思いました。
尊厳死について。
私ならどうするのか…
この映画の事を度々思い出しては、答えが出ない日々が続きます。
賛否両論があるのは結構な事だと思います。
実際に死を選ぶ人が今この瞬間にもいるのだという事を、私達は知らなくてはいけないのだと思います。
蜂の柄のタイツで大喜びするルーが可愛かったな。
幸せになって欲しかったが、それだと批判がなかったのだろうな…
監督の狙いのような気がしてならない。
賛否両論
ただのラブストーリーではない、とだけ聞かされて鑑賞。
いい映画だった。
尊厳死、とは
人間が人間としての尊厳 を保って死に臨むことであり、インフォームド・コンセントのひとつとされる。
医療の現場では度々取り上げられるが、身近に大きな出来事でもないと知らない言葉だと思う。
日本では認められずらい選択肢の一つだ。
当然レビューの中には「信じられない」「ハンディキャップを持った人に見せるな」「もう見ない」という意見もある。もっともな意見だ。
ただ映画を一つの思想を伝える手段として鑑賞するなら、(もちろん娯楽として楽しむコンテンツでもあるけど)作品としてとても有意義で、価値のあるものだと思った。
作品を最初から最後まで見て、考えて、伝えたいと織り込まれた言葉や意見、気持ち、判断、思想を丁寧に読み解いて、それでも尚「死を選ぶなんて浅はかで愚かな判断だからこの映画は面白くない」というならば、なんてもったいないのだろうか。あなたの考えを押し付けなくてもいい、こちらも押し付けたりはしない。
もっと団体のことを知ってほしい。あなたが何人ハンディキャップを持っている友人といたとしても、あなた自身がハンディキャップを持っていようとも、個人の選択を尊重する大切さを感じてほしい。この映画の本質はそこにあるのではないか。
気持ちを変えられなかった、のではなく、彼の選択は彼の生き方そのものだったのだ。我々は我々の選択で生きていく。
なーんてぼんやり考えたりしながら、映画終わってのんびり紅茶を飲みました。おわり
賛否両論の向こう側
辛い時ほど見返したくなる作品
ラブストーリーに安楽死という重たいテーマだが、見終わった後に暖かい気持ちになる素敵な作品。
とにかく、ルイーザ役のエミリア・クラークの演技、笑顔と明るさが魅力的すぎる!
素のエミリアはいつもニコニコしていて・大らかな雰囲気なので、この役と彼女の組み合わせは何かしらのケミストリーが生まれていると思う。
(正直、エミリアはそんなに演技力があるとは思っていないタイプです)
この映画は3,4回見ていますが毎回、ルイーザよりウィルに感情移入してしまいます。
ウィルが安楽死を選択したのは、すでに人生に満足したからかともいえるし、頂点の自分に戻れない絶望に耐えきれなかった(逃げたかった)ともいえる。
いずれにせよ、安楽死=尊厳死とはこうゆうものなんだなと思うし、突発的な自殺ではなく考え抜いた末に死を自ら選択できるのは、本人にとっては幸せの選択肢なんだと思った。
ウィルはルイーザに魅かれるものの、生き続けるという選択肢に心が揺れる事は1度もなかった様に見える。だからこそ、ルイーザに心をひらいていく過程、一緒に過ごす時間は、本人だけが確信しているタイムリミットの中での出来事なのだと思うと切なくなってしまう。
見終わった後に悲しい気持ちにならず、前向きな気持ちになるのは、
登場人物たちそれそれが、それぞれの感情を全てを受容したからではないでしょうか。
不思議なことに、辛い時ほど見返したくなる作品です。
ラストまでは素晴らしかった
ルイーザとウィルが心を通わせていくのが、観ているこっちも嬉しくなっていた矢先…。ラスト観なきゃよかったという気分になった。
そもそもウィルは尊厳死を選んだわけだが、ルイーザと共に生きていくという選択肢は、彼の中で芽生えなかったのか。いや、もちろん彼も何度も葛藤しただろうが、結果的に死を選んだことにより、今まで私は何を観てきたんだ?とどうしても思ってしまった。ルイーザとウィルがお互い積み上げてきたものが崩れ落ちる虚無感。
また、ルイーザについても、ウィルの死後数週間で立ち直っている描写があり、いやそれはないだろう…と思ってしまった。7年付き合っていた元彼(?)よりもウィルを選んだというくらい彼が好きなのに、そんなに簡単に立ち直れるだろうか…。
男として行動
写真立てを修復している場面は、ルーが初めて本音をぶつけた瞬間だった。
それから、2人の関係が変化し始めて
安楽死の決断を覆すための前向きなプランが増えていったけれど
ウィルの決心は変わらなかった。
ジャケットの〝ハッピーな2人〟からの先入観や
『最強のふたり』同様、人として対等に過ごしてきたルーとウィルだったからこそ、最後の最後まで、2人の人生が続いていくと信じていた。
自分が病気や何らかの障害により意思決定能力が無くなった場合、その後どうなるのか、想像すると恐ろしく感じることがある。
これまで、意思決定は本人の意思が中心にあるべきだという価値観過ごしてきたため
本来ならウィルの安楽死の選択を尊重するのだが
ルーとウィルに感情移入しまくりだったため
この結末をまったく受け入れられなかった自分に驚いた。
だからこそ、彼の選択を尊重した家族には、尊敬するばかりだ。
エンドロール中も嗚咽が止まらず、余韻が残った。
自分の人生で起こりうる『まさか』エピソード
正解がないからこそ、向き合う姿勢は必要なんだろうな。死に様が生き様と言えるような人生にしていきたい。
とてもいい作品。
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