世界一キライなあなたに

劇場公開日:2016年10月1日

世界一キライなあなたに

解説・あらすじ

英作家ジョジョ・モイーズが2012年に発表し、世界40カ国以上で翻訳されベストセラーとなった恋愛小説「ミー・ビフォア・ユー きみと選んだ明日」を、「ゲーム・オブ・スローンズ」「ターミネーター:新起動 ジェニシス」のエミリア・クラーク&「あと1センチの恋」のサム・クラフリンの共演で映画化。性格は前向きなだが、夢にチャレンジすることに躊躇し、仕事を転々としながら、なんとなく毎日を過ごしているルー。彼女の働いていたカフェが閉店してしまい、職を失ったルーは半年限定で介護の仕事に就く。ルーが担当することになったのは、快活でスポーツ好きだったが、バイクの事故で車椅子生活を送ることとなった青年実業家のウィルだった。当初、ウィルはルーに冷たく当たるが、ルーの明るさがウィルの心を溶かし、やがて2人は互いに最愛の存在となっていく。監督は本作で長編映画デビューとなるイギリスの舞台演出家テア・シャーロック。

2016年製作/110分/G/アメリカ
原題または英題:Me Before You
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2016年10月1日

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映画レビュー

4.0 綺麗な映画

2025年9月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

個人的には綺麗という感じで好きな映画ではあった。始め見ただけでは尊厳死と結びつくとは思わなかったので少しびっくりした。だがいくつかストーリーが飛んでいて、現実的に考えれば?となってしまう部分が多かった。例えばトライアイスロンのことしか考えていない彼がいるのにウィルと関係を持つのはどうなのか、最後お金を貰うのはどうなのかといったところ。最後までウィルはかっこいい男として終えたが、違う見方をすればただ働いて男に気にいられて色んなことがありながらも最後にはハッピーエンドでしたのような綺麗なとこだけかき集めたリアリティにかける映画だとは思った。
でも自分はこういうThe映画館という最後に切なさがくるような、綺麗にまとまる映画が好きなので個人的にはこの映画は好きな方であった。
ストーリーも分かりやすいし、一時的にいわゆるエモい感情に浸りたいならオススメの映画だとは思う。

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Yさん

5.0 英国舞台の格式が生きる

2025年9月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ヒロインが一生懸命だ。
日本だったら、リメイクするなら、この子は「のん」だろうなぁ。
くじけず めげず、キュートな彼女はノリ・ツッコミの天才だ。

主人公ルーのニットはカラフルでご機嫌だし、そして黄色いストッキングに合わせる靴のコレクションが、超楽しい。

おお、そして劇中「オール・アバウト・マイ・マザー」のポスターも、小道具として光っているではないか。

さてと、
呼吸を整え、気を取り直してレビューせねばなるまい、
事前の情報もネタバレも一切知らずに観てしまった本作。
ヒロインが朗らかであるだけに、結末が重たくて、心が落ちた。

日本でも、「スイスへ行く人たち」のニュースやルポルタージュがちらほらと読まれるようになっている。
「彼ら」「彼女ら」にとって願い通りの旅になったり、当地で思いがけない断念が起こったりだ。「付き添う家族」のご様子も、とてもとても軽く流し読みなど出来ない重厚なレポートになっている。

本作、喉に飲み込む音韻のイギリス英語。田舎娘と貴族の若者。車椅子と介護者。予想としては陳腐なラブストーリーの展開だろう。
しかし、有りがちなお話しではなかったんだなぁ。
だから衝撃が大きいのだ。

実はこの映画の俳優たちすべてが、とんでもない演技の実力派だと思った。ルーの立ち姿も歩く様子もテレビ向きではない舞台俳優のそれだ。口からセリフを発する時のタイミングが素晴らしい。
新時代の、新しいジャンルの物語ではあるし、ひとつのラブ・ストーリーではあるのだが、〆の余韻にまで導かれるこれらすべての道程が、長い舞台芸術の歴史に裏打ちされた=英国演劇界の格の高さを示す。
そしてシェークスピアにまで遡る人間ドラマの手堅さを感じさせてくれるのだ。

父親と母親の凄みには、こちらも黙るしかなかった。
ウィル本人の覚悟にもリスペクトを捧げるしかなかった。
「壁」を保ち続け、深入りは厳然として避けつつも、しかし思いやりも示す・・これは大変に難しいウィルの演技だ。

後日、託された手紙を読むルー。
パリの街かどのカフェでの、笑い泣きだ。

これも、きっと、ハッピーエンドの新しい形なのだろう。

原題が良い。
「ミー・ビフォー・ユー」
こんな辛い目も味わって僕たちは生きて、そして成長していく。

・・・・・・
・・・・・・

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きりん

4.0 イギリス映画の底力

2025年9月2日
iPhoneアプリから投稿

苦手な分野のはずのラブコメ、なんだけど「ブリジットジョーンズ」に代表される一連のイギリス系の作品にはいつも斜に構えながら観ているうちに不覚にも惹きこまれてしまう。
何故だろう?と自問したところ、恐らくだけど舞台をバックボーンにした(推測)英国系の俳優さんたちの気迫のそしてプライドの籠った演技力が全体の質を高めているからなのかな、という結論に至った。特にこの作品は軽いコメディータッチの恋愛ものの様相を見せながらもとても重い題材を取り扱っており、これらの難しい役柄を一人一人のキャストが渾身の力を込めて表現し演じているように思われる。
それ以外ではパッとしなくなってしまった英国だけど、こと映画と音楽に関してはその底力を感じずにはいられない私です。

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おまつ

4.5 ルーの弾ける笑顔が素敵

2025年8月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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SING SING