ハドソン川の奇跡のレビュー・感想・評価
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さすがイーストウッド監督。
アメリカンスナイパー同様、立場が偏らないように事実を淡々と描いている印象。
それでも、機長の、妻の、副機長の、交換手の……それぞれの感情をしっかり映すことで、ストーリーに奥行きを出している。
手に汗握ったり、涙がぐっとこみ上げたり、心に刺さるセリフやシーンがたくさんあった。
多くのセリフがあるわけではないが、さすがトムハンクス、余計なセリフなんていらない。
長さもちょうどよく、最後まで機長同様安心できず、集中して見られた。オチなんて秀逸で、かなり良作でした。
雨の日に、ひとり、静かに。
イーストウッド×トム・ハンクス。これは見逃せない。
最近(と言っても7年前)の有名な話を、どう色づけするのかと興味津々。
なるほどねー。そっちか。「回避できなかったのか否か」。
それを淡々としたストーリーの中、じんわり心に入ってきて。途中いつの間にか、ほろっときてました。
ひとり静かに、観たい作品。
音楽も良かったです。サントラはアメリカで、まだ未発売らしいので、出たらチェックしたい所。
さすがに。。。
トムハンクスのような俳優を名優と言うのだろうか。さすが。映画は、Cイーストウッド監督と言えるような脚本作品である。さすが。
事故調査委員会の厳しい公聴会の追及には考えさせられるものがあるが、機長達の毅然とした態度とチームワークには想わす拍手でした。
映画版メーデー
飛行機墜落事故を扱ったTV番組メーデーの映画版です。事実を淡々と描いている記録映画。航空機事故調査委員会は、事故原因だけでなく、再発防止のために何が必要かを調べる。そのために機械的要因、人的要因両方を調べる場所。そこを理解しないと、なぜ英雄機長が被告のように扱われるのか、混乱してしまいます。そういう意味で、感情を廃した記録映画です。
人間とシュミレーター
着水の決断とその後の死の恐怖を味わう?暇もなく、機長と副操縦士は事件の渦中に投げ出される。その孤独感がリアルでした。
シミュレーションの意味、人が操縦している意味を考えてしまった。
紛れもなく、イーストウッド作品!
良くも悪くもイーストウッド作品!
この捻くれた感じの優しさ、大好きです!
物語の起伏を付けるわけでもなく、感動させようとする訳でもなく、たんたんと進む展開、音楽も控えめ(しかし、独特な世界観)、なのに目が離せず、最後には心にくっきり残る。
また、ドキュメンタリーの一つの在り方としての側面も持ち合わせているのではないでしょうか。
こんな映画を作れるのはイーストウッドだけではないでしょうか?
いつまでもこの人の作品を見続けていきたい、と思える数少ない監督の一人です。
だからこそ、この邦題は許せません。
製作サイドの意図をまるで無視した興行オンリーの邦題の付け方、こんなんだから邦画の配給は腐っているんですな。
しかしながら、イーストウッド監督作品を観ると、ダーティ・ハリーのハリー・キャラハンのキャラはある意味この人の等身大だったのかもしれない、といつも思うのは私だけでしょうか?
最後の副機長の言葉に。
あんなに「粋」なアメリカンジョーク、聞いた事ない。脱帽です。音楽もさすが、イーストウッド監督。
サリーの役は、トムハンクスも良かったけれど、もう少し若ければ、監督本人が演じたかったのかもなぁ…なんて余計な事も、エンディング見ながら思っちゃいました。
良作でした。
トムハンクスに最近ハマり、
これで連続5作目。
グリーンマイルを観てからの鑑賞。
トムハンクスのさすがの演技はもちろんですが、
クリントイーストウッド監督の演出も良かった。
プロとして最善を尽くしたはずなのに、
現場にいない人たちに、疑いかけられている
機長の気持ちは、身にしみる。。
まぁ、疑うのが彼らの仕事であるから、
それはそれで一貫性ありプロと言えますが。
作品は、論理的で理解しやすい展開で、
スンナリとストーリーもは入ってきて、
最後の台詞も良かった。
リハーサルがほとんどなくて、
ほぼ1テイクで終えていく
イーストウッドの撮影手法、
コストパフォーマンスが良くて、
ムダをしないあたり、
ハリウッド映画らしい。
それにしても監督は86歳とはオドロキ。
トムハンクスも60歳だそうで。
かつ、トムハンクスは、さらに新作が
あるようで、、よく働くなぁ。
プロフェッショナルだな。
とても面白かった。
捻りのない素直な展開。わかりやすいストーリー。淡々とした演出。抑えた演技。逆転劇も奇をてらったドンデン返しではない。
最初から最後まで全く無駄のない素晴らしい編集。
妙に長い真っ黒なスタート画面から、「本物」のエンドロールまで、瞬きを忘れるように見入ることができた。
命の重さ
ニュースで知っている程度の智識で観ました。映像では機内の緊張感が物凄く伝わったし、バードストライクから着水するまでの映像もリアルだし、乗客の恐怖感が充分伝わりました。バードストライクからのエンジントラブルからの機長の判断、物凄い重圧が有ったかと思う。救援に駆けつけるシーン、感動です!更には最後の逆転ドラマ、ひたすら感動。しかしパソコン並べて机の上だけで片付けようとする人は何故高慢で決めつけだがり屋さんが多いんですかね。現実的視野ではない所で判断して安易な推測で容疑をかけるなんて嗚呼恥ずかしい。現場ではないから、あくまで可能性や確率を見出だす1つの手段であって完璧ではない。
ヒューマンドラマを見事に演じ切ったトムハンクスは流石。又、回りのキャストも素晴らしい。エンドロールで実際の機長や機長の奥さんめ出演されてスピーチしているのも感動しました。
208 seconds
記憶に新しいニュースを描いた作品。
乗員乗客全員無事でも、乗客を無闇な危険に晒したのではないかと、公聴会が開かれることに。
長年培ってきた人間の「経験」、そこから生まれる勘や決断は、方程式で計算できるものではないため、最近は軽視される傾向にすらあると思います。データ、エビデンスを基にしたあらゆる角度からの検証や考察は必要ですが、前例のない状況において、算出できることだけが正解ではないことを教えてくれた事象でした。
どんなに英断でも、着水を可能にする人間の「技術」がなければ、不可能だったのですから。
これからの時代、乗り物はどんどん人工知能による運転に取って代わられるでしょう。しかし不測の事態に、ベテラン運転手を超える判断が出来るようになるのでしょうか。
この作品ほど離陸時に緊張したことはなかったです。数えきれないほど乗っている飛行機ですが、空の旅の安全は当たり前ではないのだと、改めて思いました。
単なる時系列ではない回想録の見せ方は流石です。
全乗客の安否確認が終わるまで安心出来なかった機長の想いに感動しました。
実話モノは何かと退屈になりがちですが、短時間にまとめた無駄のない良作でした。
"A delay is better than a disaster."
あまりにも素晴らしい人達過ぎて・・・
実話をそれ以上に美化しているのか?
余りにも素晴らしい人達で、少し過ぎてと・・・思う感もあります。
映画としては上手くできており、最後のシーンなんかは目が離せません。
さすがのトムハンクスです。
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