劇場公開日 2016年9月24日

  • 予告編を見る

ハドソン川の奇跡のレビュー・感想・評価

全490件中、381~400件目を表示

4.5安全ですよ、ここは劇場ですから。

2016年9月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

知的

クリント・イーストウッド監督作品は「ハズレなし!」と思って、観に行ってきました。
やっぱり正解でした。
トム・ハンクス演じる機長役、もう、ほんとに素晴らしかった。
抑制が効いててね、派手に演じすぎない。クリント監督の演出は、とっても自然体です。
また、以前観た「サンキュー・スモーキング」「エンド・オブ・ホワイトハウス」で印象に残っている、アーロン・エッカート。本作では、緊急事態の中、冷静沈着なキャラクターの副機長役を演じてます。これがまた、いいんですよ。
ちなみにこの作品96分です。2時間切るんですよ、アナタ?!
それで、これだけギュッと中身が詰まっていれば、これは「儲けもん」の映画でしょう。
「ポケモン」探すより、すぐ映画館へGOです!
本作は、事故で二基あるエンジン全てが壊れた旅客機を、ニューヨーク、真冬のハドソン川へ不時着させ、奇跡的に乗員乗客155名、全員が助かった、という実話を映画化したものです。
そういえば、今更なんですが、クリント監督作品って、実話が多くないですか? みなさん。
「父親たちの星条旗」
「硫黄島からの手紙」
「インビクタス/負けざる者たち」
「ジャージー・ボーイズ」
「アメリカン・スナイパー」
これら、すべて実話ですよ。
ふ~む、クリント監督、やはり実際に起こった出来事というのは、フィクションより興味深い、映画化すれば絶対、面白い! という判断をしているんでしょうね。
本作と同じ、旅客機事故を扱った作品として、真っ先に思い浮かぶのは、2013年公開のロバート・ゼメキス監督、デンゼル・ワシントン主演の「フライト」でしょう。
ボク、これ大好きなんです。もう、DVDで何回も見直しちゃったぐらい(ブルーレイディスクだとメイキングも見られてお得感タップリ!)
「フライト」でのデンゼル・ワシントン演じる機長は、本作の機長同様「名人」の域に達したパイロット。でも、仕事のストレス、離婚などの影響なのか、その私生活はもう、ボロボロ。
朝っぱらから、コカインとアルコールで、気分は爽快!ハイテンション。
今日も「イッパツ、キメていこうぜ!」(忌野清志郎さんみたい)ロックスターのノリで、ヒョイと機体を飛ばします。
そうとも知らずに乗りこんだ、乗客が可哀想ですな。あとでえらいことを機長がやらかすんですが、それは映画を見てのお楽しみ。

さて、本作「ハドソン川の奇跡」
トム・ハンクス演じるサレンバーガー機長は、スタッフや仕事仲間から、敬愛と親しみを込めて「サリー」と呼ばれています。
本作の原題は「Sully」なんですね。

2つあるジェットエンジン両方が使えなくなる、という、旅客機としては絶望的な状況の中、真冬、極寒のハドソン川へ、旅客機を「着水させる」という「前例がない」ことを成し遂げたのです。
しかも結果的に全員が生きて、再び家族の元に戻れた。
事故発生から不時着まで、その時間、わずか208秒の出来事でした。

サレンバーガー機長としては、プロフェッショナルとして、乗客を安全に空の旅へお連れするのは、そんなこと出来て当たり前。
どんな事態に陥ろうとも、乗客の命を守ることは、機長として最低限の仕事、義務と捉えている訳です。
このお人柄の素晴らしさ。自分の仕事への誠実さ。
決して自分はヒーローなんかではないのだ、という謙虚な姿勢。

21世紀がはじまって以降、テロや戦争、銃の乱射事件。
嫌になるニュースばっかりです。
精神的にダメージを負っていたニューヨーカーたち、さらにはアメリカ全市民。
そこに2009年1月15日。
この旅客機不時着のニュースが飛び込んできたのです。
彼らにとって「サリー」は、待ちに待った久々のヒーロー。
アメリカ人はヒーロー大好きですもんね。
それも映画や作り物の世界じゃない、実際に奇跡を起こした、生身の人間なのです。
その偉大な功績はまさに「英雄」と呼ぶにふさわしい。
しかし、ここに立ちはだかるのが、事故調査委員会のお役人たちです。
彼らは事故機の状況を、データをもとに再現。コンピューターでシュミレーションを行います。
結果は
「安全に空港に戻れたはずである」
機長は「着水させた」のではなく「ハドソン川に墜落させたのだ」と事故調査委員会は断定します。
世間から、もてはやされ、人気の階段を一気に駆け登らされた、サリー機長。
まさにここでハシゴを外されてしまった訳です。
一転、彼は、155人の命を危険にさらした「容疑者」にされてしまいます。
やがて公聴会で、事の真相が明らかとなってゆきます。
この作品、スリルある導入部、事故発生時のリアルな状況の再現、さらに事故調査委員会メンバーと、機長たちとの密室劇。
これらのシーンが、とってもバランスよく編集されてますね。
本当にうまいです。
それにエンドロールがこれまた、いいんだなぁ~。
音楽好きなクリント監督らしく、ニューヨークの高級ジャズクラブで聴けるような極上の音楽がタップリ楽しめます。
あなたが思うように、僕も一度、サリー機長の操縦する飛行機に乗ってみたいものですね。
ちなみに、本作での事故原因となった、鳥との衝突「バード・ストライク」については、邦画の矢口史靖監督作品「ハッピーフライト」で詳しく描かれております。
こちらも楽しい作品ですよ。おすすめです。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ユキト@アマミヤ

4.0冷静なパイロットと人々の善意が皆を救った

2016年9月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

クリント・イーストウッド監督らしい硬派な作風。仕事に対して勤勉で実直な姿勢が、危機的な状況においても冷静さを保ち、乗客の命を守ることに繋がったのだと思う。まさに機長と副操縦士のチームワークのたまもの。救助に駆けつける人達の献身的な姿も感動的だった。調査委員会のやり方は陰険だったよね。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
つなやん

4.0素晴らしい映画です

2016年9月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ハドソン川の奇跡は自分が中学生のときの出来事だったのであまり知らず、どういうものだったのか興味半分で見ましたが、あっという間の90分でした。
不必要な描写はなく、それがまた良かったです。
乗客乗員全員が助かると知っていながらも、全員が助かるシーンを見ると感動と安堵感を覚えました。
あと、最後の公聴会でのサレンバーガー機長の言葉がグッときました。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
ヒロ

4.0さすがイーストウッド監督。

2016年9月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

アメリカンスナイパー同様、立場が偏らないように事実を淡々と描いている印象。
それでも、機長の、妻の、副機長の、交換手の……それぞれの感情をしっかり映すことで、ストーリーに奥行きを出している。

手に汗握ったり、涙がぐっとこみ上げたり、心に刺さるセリフやシーンがたくさんあった。
多くのセリフがあるわけではないが、さすがトムハンクス、余計なセリフなんていらない。

長さもちょうどよく、最後まで機長同様安心できず、集中して見られた。オチなんて秀逸で、かなり良作でした。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
ちか

4.5雨の日に、ひとり、静かに。

2016年9月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

イーストウッド×トム・ハンクス。これは見逃せない。
最近(と言っても7年前)の有名な話を、どう色づけするのかと興味津々。
なるほどねー。そっちか。「回避できなかったのか否か」。
それを淡々としたストーリーの中、じんわり心に入ってきて。途中いつの間にか、ほろっときてました。
ひとり静かに、観たい作品。
音楽も良かったです。サントラはアメリカで、まだ未発売らしいので、出たらチェックしたい所。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
ゆき@おうちの中の人

4.5英雄!!

2016年9月29日
iPhoneアプリから投稿

いざという時の判断!
全てにおいて、素晴らしい。

真の英雄。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
yomo

4.0さすがに。。。

2016年9月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

トムハンクスのような俳優を名優と言うのだろうか。さすが。映画は、Cイーストウッド監督と言えるような脚本作品である。さすが。
事故調査委員会の厳しい公聴会の追及には考えさせられるものがあるが、機長達の毅然とした態度とチームワークには想わす拍手でした。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ぽっくん

4.0映画版メーデー

2016年9月29日
スマートフォンから投稿

単純

知的

飛行機墜落事故を扱ったTV番組メーデーの映画版です。事実を淡々と描いている記録映画。航空機事故調査委員会は、事故原因だけでなく、再発防止のために何が必要かを調べる。そのために機械的要因、人的要因両方を調べる場所。そこを理解しないと、なぜ英雄機長が被告のように扱われるのか、混乱してしまいます。そういう意味で、感情を廃した記録映画です。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
104レ ニセコ1号

4.5良いことをしたはずなのに、、、

2016年9月29日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
ibis

4.5人間とシュミレーター

2016年9月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 4件)
Momoko

4.0紛れもなく、イーストウッド作品!

2016年9月29日
iPhoneアプリから投稿

良くも悪くもイーストウッド作品!
この捻くれた感じの優しさ、大好きです!
物語の起伏を付けるわけでもなく、感動させようとする訳でもなく、たんたんと進む展開、音楽も控えめ(しかし、独特な世界観)、なのに目が離せず、最後には心にくっきり残る。
また、ドキュメンタリーの一つの在り方としての側面も持ち合わせているのではないでしょうか。

こんな映画を作れるのはイーストウッドだけではないでしょうか?

いつまでもこの人の作品を見続けていきたい、と思える数少ない監督の一人です。

だからこそ、この邦題は許せません。
製作サイドの意図をまるで無視した興行オンリーの邦題の付け方、こんなんだから邦画の配給は腐っているんですな。

しかしながら、イーストウッド監督作品を観ると、ダーティ・ハリーのハリー・キャラハンのキャラはある意味この人の等身大だったのかもしれない、といつも思うのは私だけでしょうか?

コメントする (0件)
共感した! 6件)
コバヤシちゃん

3.5最後の副機長の言葉に。

2016年9月29日
iPhoneアプリから投稿

あんなに「粋」なアメリカンジョーク、聞いた事ない。脱帽です。音楽もさすが、イーストウッド監督。
サリーの役は、トムハンクスも良かったけれど、もう少し若ければ、監督本人が演じたかったのかもなぁ…なんて余計な事も、エンディング見ながら思っちゃいました。

コメントする 1件)
共感した! 8件)
やさぐれ旅芸人

4.5良作でした。

2016年9月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 4件)
たく

4.0アメリカらしい

2016年9月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

幸せ

英雄さえも疑う
誰かのおかげなのでは無く、誰かのせいなのか?
米国ならでは

コメントする (0件)
共感した! 1件)
daikokumai

4.0プロフェッショナルだな。

2016年9月28日
iPhoneアプリから投稿

とても面白かった。
捻りのない素直な展開。わかりやすいストーリー。淡々とした演出。抑えた演技。逆転劇も奇をてらったドンデン返しではない。
最初から最後まで全く無駄のない素晴らしい編集。
妙に長い真っ黒なスタート画面から、「本物」のエンドロールまで、瞬きを忘れるように見入ることができた。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
SUZUKI TOMONORI

5.0命の重さ

2016年9月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 6件)
タナワン

4.0208 seconds

2016年9月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

記憶に新しいニュースを描いた作品。
乗員乗客全員無事でも、乗客を無闇な危険に晒したのではないかと、公聴会が開かれることに。

長年培ってきた人間の「経験」、そこから生まれる勘や決断は、方程式で計算できるものではないため、最近は軽視される傾向にすらあると思います。データ、エビデンスを基にしたあらゆる角度からの検証や考察は必要ですが、前例のない状況において、算出できることだけが正解ではないことを教えてくれた事象でした。
どんなに英断でも、着水を可能にする人間の「技術」がなければ、不可能だったのですから。

これからの時代、乗り物はどんどん人工知能による運転に取って代わられるでしょう。しかし不測の事態に、ベテラン運転手を超える判断が出来るようになるのでしょうか。

この作品ほど離陸時に緊張したことはなかったです。数えきれないほど乗っている飛行機ですが、空の旅の安全は当たり前ではないのだと、改めて思いました。

単なる時系列ではない回想録の見せ方は流石です。
全乗客の安否確認が終わるまで安心出来なかった機長の想いに感動しました。

実話モノは何かと退屈になりがちですが、短時間にまとめた無駄のない良作でした。

"A delay is better than a disaster."

コメントする (0件)
共感した! 18件)
everglaze

4.5責任感が、、、

2016年9月28日
Androidアプリから投稿

結果を知ってる、その中身は、、責任感のアメリカの良心を観た。
「155人、、、」と感無量の一言だった。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
モナチン

3.0なんかあっという間に 終わった。 面白くて時間を忘れたってこと?

2016年9月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

なんかあっという間に

終わった。

面白くて時間を忘れたってこと?

コメントする (0件)
共感した! 2件)
西国くん

3.5あまりにも素晴らしい人達過ぎて・・・

2016年9月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

実話をそれ以上に美化しているのか?
余りにも素晴らしい人達で、少し過ぎてと・・・思う感もあります。
映画としては上手くできており、最後のシーンなんかは目が離せません。
さすがのトムハンクスです。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
シネパラ