「実話というのがすごい」ハドソン川の奇跡 cenrivさんの映画レビュー(感想・評価)
実話というのがすごい
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バードストライクにより、両エンジンが停止してしまった飛行機。墜落までの数分でハドソン川に着水するということを機長は選んだ。
実際に、「バードストライクにより・・」というアナウンスで飛行機が遅延するのをよく聞く。
バードストライクが起きないような対策は難しいのだろうか。
映画のように両エンジンがバードストライクしただけで停止してしまうのが怖い。
最初は、死者を一人として出さなかったことで機長をヒーローと世間は讃えたが、エンジンが停止してから空港に戻る時間があったのに、あえて危険な着水をしたという報告が上がり、一気に容疑者となってしまう。
実話というだけあって、まるでドキュメンタリーを見ているような気分だった。
誰も死ななかったんだからよかった。では、なく、なぜ、着水したのか?と事故の真相を徹底的に調べていく。
同じ状況を再現したシュミレーター実験では戻る時間は十分にあったため、機長の操縦ミスだという結果になった。
ただ、実際はエンジンの再起動をかける時間や、どうしたらいいか?を考える時間があったはずなのでその時間が加味されておらず、その時間をプラスすると、機長の考え通り、町中に墜落し、多くの死傷者を出してしまうという結果になった。
ヒーローか犯罪者か?の張り詰めた空気の裁判の中、副操縦士の最後のジョークで見ているこちら側も全員が和みました。
あの一言を言えるのがかっこいい。
そしてこれが本当の話というのがすごい。
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