「ゲームじゃない。」ハドソン川の奇跡 フェニックス7さんの映画レビュー(感想・評価)
ゲームじゃない。
ドラマチックな映画ではなかったですが、いい映画でした。
空港を飛び出した旅客機がバードストライク(鳥が飛行機に衝突する事故)
により、ハドソン川に着陸するという、実際にあった話を元に作られた映画です。
「208秒の奇跡」と呼ばれ、この時間はスリル満点でした。
飛行機の事故に関して悲しい経験を持つニューヨーク市民にとって、機長は英雄になります。
しかし、乗員乗客全員を助けましたが、危険に晒したということで、委員会の厳しい追及を受ける事になります。空港に戻れたのではないかと。その根拠もまたすごい。すごいこと言うなと思いましたが、これも仕事なのでしょう。
機長もその選択が良かったのか悪かったのか悩んでいるようでした。確かに着水は生存確率少ないみたいです。
しかし訴えます「人的過失を問うなら人的要因を考慮すべき。」そのとおりゲームじゃ無いんだから。
デンゼル・ワシントンの「フライト」のように、機長には闇があるのかなと思っていましたが、サイドビジネスがうまくいかないこと以外には、これといって、問題はありませんでした。これが淡々とすすむ原因なのかもしれません。「フライト」のデンゼル・ワシントン演じる機長は、弱い人でした。
淡々と避難させる機長と落ち着いて救援するニューヨークウェイの職員さんCAが声を出衝撃に備えよと何回も叫ぶシーンや乗客が勝手に川に飛び込むなど、なんかリアルでした。
ラストの委員会のシーンはアメリカっぽい。
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