劇場公開日 2016年9月24日

  • 予告編を見る

「本当にあった台詞なのかどうなのかわからないが、映画のラストで、 副機長が言った台詞で聴聞会全体がわっと沸いたシーンが印象に残った。」ハドソン川の奇跡 ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0本当にあった台詞なのかどうなのかわからないが、映画のラストで、 副機長が言った台詞で聴聞会全体がわっと沸いたシーンが印象に残った。

2016年9月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

Movix堺で映画「ハドソン川の奇跡」(Sully)を見た。

劇場公開日:2016年9月24日

2016年製作/96分/G/アメリカ
原題:Sully
配給:ワーナー・ブラザース映画

トム・ハンクス
ローラ・リニー
アーロン・エッカート
オータム・リーサー
ジェリー・フェレーラ
サム・ハンティントン
クリス・バウアー
ホルト・マッキャラニー
マックス・アドラー
ヴァレリー・マハフェイ

9月も27日だというのに、大阪の気温は32度を記録した。
こんな暑い日は毎日でも映画館に避難したい。

美談として賞賛された物語の裏で、操縦士たちが事故調査委員会から「容疑者」として扱われた事実を中心にしたストーリーが展開される。

不時着したUSエアウェイズ1549便に搭乗していた日本人の名前が「出口さん」
ということも当事ちょっとした話題になった。

別の記事で見たのだが、
この航空機事故は
①「気温がそれほど低くなく、不時着したハドソン川が凍っていなかったこと」
②「川幅が1キロ近くもあったこと」
③「燃料がほぼ満タンという危険な状況のなか、狂いなく不時着させた機長の着陸技術」
④「不時着場所がニューヨークという中心地で短い時間で救出できたこと」などの奇跡的な条件が重なったため、大変な事故ながら一人の犠牲者も出すことがなかったと分析されている。

主演はもう職人芸のトム・ハンクス。
監督は安心のクリント・イーストウッド。
クリント・イーストウッド監督作品では
2014年の「ジャージー・ボーイズ」、2009年の「グラン・トリノ」が好きである。

有名な事件、事故なのであっと驚くような描写や出来事は無い。
上映時間96分はあっという間に過ぎてしまう。

本当にあった台詞なのかどうなのかわからないが、映画のラストで、
副機長が言った台詞で聴聞会全体がわっと沸いたシーンが印象に残った。

米国人は本当に緊迫した場面でもかなり面白いジョークを繰り出すらしい(笑)
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。

ドン・チャック