劇場公開日 2016年9月24日

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ハドソン川の奇跡のレビュー・感想・評価

全491件中、1~20件目を表示

4.5声と静寂が作る「奇跡」の重厚感。

2021年1月20日
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鑑賞方法:VOD
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すっかん

3.0会社の朝礼のネタに使える!社会人必見の「オトナ」の映画。

2016年10月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

実際の事件という意味では、確かに奇跡的な出来事だし、映画向き。しかも映画の作りとしては、実に大人の映画である。

「ハドソン川の奇跡」

本作はそのサレンバーガー機長を人間味ある「ヒーロー」としてある程度描いているのは、これまでのイーストウッド監督のかつての作品の流れとして一貫しているので、当然のことだが、前作「アメリカンスナイパー」に続いての本作、とみるともう少し奥が深くなる。

前作の主人公はイラク戦争にて、「従来の強い良きアメリカ人」の「そこでしか自分を発揮できない」、アメリカの闇、アメリカのヒーローの「悲劇」を描いたものだったのに対し、本作の主人公は、まさにそれを受けて、そんな「闇」を背負ってきた、それでもなお存在する「従来の強い良きアメリカ人」のヒーローとしてサリンバーガー機長を描いている。

映画の出来をオレは、けちょんけちょんにけなした「アメリカン・スナイパー」だが、本作と比較すると、「古き良きアメリカ人の悲劇」と「仕事と家庭を大事にする強い精神力のアメリカ人の勇気をたたえた物語」という、ある意味正反対だが、実は「おなじヒーロー」として両作品を見ることができる。

これは映画のシーンでもわかるが、ここに登場する人物はすべて「あの悲劇」を想起しつつも、「今それを起こすわけにはいかない」という確固たる信念と、日々の日常を強くたくましく生活しているアメリカ人の「強さ」「優しさ」が浮き上がってくる作りはとても誠実で優しい。

国家運輸安全委員会の厳しい追及の描写が、若干単純な「敵」として見えがちだが、そっちの描き方は、あえての演出。機長と副機長の「オトナな対応」をより強調するためのやや誇張した描き方にしてある。

めんどくさい委員会の口撃も、キレることなく、さらりといなす。それは弁が立つ、とかではなく、「自分の行ったことに対して、自信があるかどうか」である。

だがそんな機長もやはり揺れる。

そんな、仕事にプロフェッショナルで、家族も大事にする、そんな強い男が揺れる。

それがあの、9.11の悲劇がもたらしたものなのである。

イーストウッドは、それでも、いや、だからこそ、オトナに描く。

普通の日本人の、ボンクラなオレはやはり、そこまでの彼らの心情はリアルに実感できない。

だが、イーストウッドの、オトナな視点のおかげで、これは、「アメリカのヒーロー」の映画だが、と同時に「オレたち」の映画でもあるのだな、と思った。

その理由は、そんな機長と副機長の委員会に対する「オトナな対応」がかっこよかった他ならない。

事故発生時に、パニックにならず、冷静に考える。副機長は「ルールとしてやるべきこととして」マニュアルを広げる。

そもそもあの委員会のシミュレーション検証内容ははっきり言ってゆるゆるだし、かつ「悪意のある検証結果」である。

だが、機長、副機長が、「やることをやっていているからこそ」、機長の証言が生きてくるのである。

感動的な実話だし、映像も迫力ある。少し単純な「敵」としての委員会の描き方も意味がある。十分素晴らしい映画だ。

が、それよりも、サラリーマンのオレとしては、何と言ってもその「オトナ」な姿に感動した。

これこそ、今オトナとして学ぶべき映画。家族を思い、無事着地する、という「仕事」を全うし、155人全員無事に家に帰し、そして「9.11」後の社会を思う。

これこそ社会人として見習うべき姿だと思う。

追記

会社などで、ワントピックを話すような朝礼があるようなところだと、ぜひこの映画を話題にし、勧めるといい。

追記2

ラストの副機長の一言は、「155人全員無事だった」という結果によるものである。仕事をするうえで、こんなジョークを吐いてみたいと思いつつ、オレは日々頑張るのである。

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しんざん

4.0アウトサイダー的視点、ここでも健在

2016年10月31日
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鑑賞方法:映画館
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牛津厚信

3.5達人ならではの一筆書き

2016年10月9日
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鑑賞方法:試写会

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知的

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村山章

4.0そこにハドソン川があった・・・それが、もう一つの奇跡‼️

2025年1月22日
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鑑賞方法:DVD/BD、VOD

航空機は自動車よりずっと安全だと良く聞きますが、
航空機事故に遭遇して無事帰還できたら、
もう幸運以外の何物でもありませんね。
2016年。クリント・イーストウッド監督作品。
2009年に実際に起きた航空機事故の映画化です。
ドキュメンタリータッチの緊迫感溢れる映画でした。

乗員・乗客155人を乗せた航空機が突然コントロールを失う。
サレンバーガー機長の咄嗟の判断は、ハドソン川に着水することでした。
この判断が正しかったか?否?
公聴会で責められるのですが、機長と管制官との会話の録音テープから、
機長の咄嗟の判断は正しかったと証明されます。
それにしても155人もの人命を預かる仕事の重責が滲んでいました。

ラストの実際のニュース映像を見ると、沿岸警備隊も、近くにいて
救助に駆けつけた船も、何から何までまるっきりそっくりでした。

サレンバーガー機長と奥様も絵に描いたように美しくて、
機長の白髪はトム・ハンクスと同じ(・・・似せたのですね)

副操縦士のアーロン・エッカートの、
「次の機会があるならば、7月に‼️」
155人全員無事だったからこそ言えるジョークですね。
(体感温度ははマイナスという寒さのハドソン川。1月15日でした)

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琥珀糖

4.0副操縦士もええ奴

2025年1月14日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

機長と副機長の強い信頼感を感じられた。
副機長は控えめでしかし感情的にならず淡々と受け答えする姿勢はある意味、機長以上に頼もしく見えた。
もちろん機長はトム・ハンクスが演じており演技力から来る説得感は完璧で事故調査委員会は、「こりゃまた一本取られた」である。
機長たちをまるで悪人のように扱う小憎たらしい事故調査委員会のメンバーだったが
 最後に副機長が「スカイルズ副操縦士、何か加えることはありますか。何か…違う方法でやりますか…もしおなじことが起きたら。」と聞かれて「やるなら7月に」と答えるシーンは最高ににスカッとした。
エンドロールの時に本物の機長や多分乗客たちと思うが出てくるがあれは事故当日に撮ったのだろうか?
ハドソン川に着陸し、水面に羽をを広げ浮かんでいる飛行機を見てなぜかモスラを思い出した。
高所恐怖症で飛行機が苦手な私は飛行機墜落の映画は本来、見たらあかん映画かも知れないがレビューの高評価とトム・ハンクス主演ということで思わず見てしまった。でも、見て良かったと思わせる映画でした。

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♪エルトン シン

4.0心に響く映画

2025年1月1日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

泣ける

興奮

飛行機がハドソン川に不時着する実話をもとにした映画で、トム・ハンクス演じるサレンバーガー機長の冷静な判断が光る作品です。事故の瞬間だけじゃなく、その後の調査や機長の葛藤までしっかり描かれていて、「英雄」と呼ばれた人のリアルな姿が見えてきます。

飛行機のエンジン停止からの一連のシーンは息をのむ緊迫感!何度見ても手に汗握ります。それでいてトム・ハンクスの落ち着いた演技が見事で、最後には「やっぱりプロってすごいな」と感じました。ド派手なアクションはないけど、人間ドラマとしてめちゃくちゃ見応えがあります。じっくり心に響く映画が観たい人におすすめです!

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イウギ_李佑記

4.0腹立つ

2024年11月25日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

怖い

マスコミ腹立つわ

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symi

4.0イケオジアーロン・エッカートさん

2024年11月18日
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鑑賞方法:VOD

興奮

知的

ザ.コアのアーロン・エッカートさんが良かったので、こちらを鑑賞。
ザ.コアの時は35才
ハドソンの時は13年後の48才
良い感じでイケオジになっています

トム・ハンクスさんが出演している作品は
ハズレがないです(全部観てはいないけど)

飛行機のシーンはドキドキハラハラしてしまいました

観ている途中、史実が気になり
ネットで調べちゃいました

尺も丁度良かったです
それにしても、アメリカは川も大きい!

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seiyo

4.0実話に基づく、緊張と感動のストーリー!

2024年10月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

幾度となく描かれる緊張感のある場面は、実話に基づいている為、鮮明に描かれていた。
実際にその場にいるような錯覚をして、固唾を飲むとはこのこと。

ドキュメンタリーとして、映画としても素晴らしい作品。

そして、トムハンクスの演技は最高!!

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keiichi

5.0ありえないほど正確な判断で着水を成功させた機長と、それをサポートし...

2024年8月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ありえないほど正確な判断で着水を成功させた機長と、それをサポートしたニューヨーク市民(海上警備隊など)の行動力が素晴らしかった。

類稀なる、まさに奇跡と呼ぶべき瞬間を追体験できる貴重な映画。

操縦室の警笛音から始まりあっという間の90分だった。

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zoumyao

4.0面白いんですが一般市民の機長に対する対応に疑問

2024年6月9日
PCから投稿

やたらと一般市民が機長に親しく接してきてるんですが意味が分からない。バーに行ったら、「機長のためにカクテルを作った」と言ってる人もいるし、「ホテルまるごと機長にさしあげたい」とか言ってる女もいるし、わけがわからない。

クリント・イーストウッドの作品は少女などから憧れられる主人公が多いんですが似たようなものを感じる。

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関学にチー牛はおらんのんじゃ

4.5あらためてプロ意識を教えてくれる作品

2024年5月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

個人的にはクリント・イーストウッド監督作品はあまり積極的には観ていないので、本作もずいぶん遅れて鑑賞。
観終えて正直な感想、サリー機長のプロ意識の高さに心が揺さぶられ熱く泣けた。本作は全てのビジネスマンへプロとしての心意気までも教えてくれているように思う。まさに社会人向け自己啓発映画ともいえるだろう。
ラストシーンでの、「あなたを計算式から外したら成立しない」からの「全員が力を尽くし~」の回答もプロ中のプロならではでとても感動的だし、「やるなら7月に」のナイスジョークなコメントもサクッと決まり、爽やかな後味を残してくれた。
本作は、私がイメージしているクリント・イーストウッド監督風がほとんど感じられず、個人的にはとても良い意味で新たな一面を観れた気がした。

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いけい

4.0機長の凄み

2024年5月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

飛行機のトラブルに際して機転を利かせて不時着し、乗客を守ってハッピーエンドという単純な話なのかと思っていた。しかしどちらかと言うと、調査会社に事故時の対応について問責される機長の苦悩に重点を置いて描かれている。最善を尽くしたのにもかかわらず、問責される彼の心情は察するに余りある。大衆には英雄扱いされるが当人は裏で苦悩するというテーマは、『父親たちの星条旗』のイーストウッド監督らしい。

飛行機のトラブルから脱出までの描写も迫力がある。短い時間でどのように対処するか決断を下さねばならない。また、ハドソン川に着水後も、機内への浸水により溺死する恐怖があって油断できない。そのようなトラブル時など普通は頭が真っ白になるはずだが、状況を冷静に認識して的確な判断を下す機長の凄みが伝わってくる。

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根岸 圭一

3.5助かって良かった

2024年3月27日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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りか

3.0トム・ハンクスの熱演が凄い!

2024年3月27日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

興奮

BSで録画視聴。
実際にあった出来事だったが、リアル感
満載だった。
国家運輸安全委員会の聴取シーンの緊迫感は
凄かった。
トム・ハンクスの熱演だけが目立った作品。

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ナベウーロンティー

5.0イーストウッドの偉業

2024年3月7日
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全てが完璧な映画。監督、俳優人とも緊迫感あり。
イーストうの作品でも群を抜いている。トムハンクス、アーロンエッカートの息のあったコンビは心地よい。

史実を映画にする難しさも超えてこの映画は完璧。

映画館で見たけど、実際に墜落するとこはIMAX効果もあり、まるで飛行機に乗ってる様な臨場感になり、それは凄まじく、圧倒された。映像が実にリアルで映画って最高。

ラストに感動が待ってる。

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ken

4.5職人気質の機長の真実

2024年1月28日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

怖い

知的

今回も史実に基づき映像化したクリント・イーストウッド作は生死が直結する飛行機事故を題材にして終始緊張感漂う演出はとにかく癖になり定期的に配信でも視聴するほど。
155人の命を預かるとはどれほどの覚悟がいるものなのか、職人としての技術に唸ります。

時系列は特に問題なく前後しても違和感ないものだった。トム・ハンクスの演技はやはり好きだ。

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月子

3.5プロの仕事にただただ頭が下がる。

2024年1月26日
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泣ける

先日の海保機衝突事故の映像でも、日航機の機長は最後の最後に脱出していた。
自分なら我先に逃げ出してしまうかも。

トム・ハンクスが若い頃の映画しか観ていなかったので、まさかこんなに年をとっているとは思わず。
あれ、これトム・ハンクス?いや違うかな?やっぱりトム・ハンクス??と思いながら観ていたらやっぱりトム・ハンクスだった。

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はりぷ

4.0事後話は知らなかった

2024年1月1日
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プライア