歌声にのった少年

劇場公開日:

歌声にのった少年

解説

「パラダイス・ナウ」「オマールの壁」でアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたハニ・アブ・アサド監督が、パレスチナ・ガザ地区出身の歌手、ムハンマド・アッサーフの半生を映画化。紛争の絶えないガザ地区に暮らし、「スター歌手になって世界を変える」ことを夢見るムハンマド少年は、姉ヌールと2人の友達とバンドを組み、ガザの町で歌っていた。弟の声が「最高」だと信じる姉のヌールが立てた「カイロのオペラハウスに出る」というとてつもない目標を目指し、ムハンマドたちは資金集めと練習を兼ねて結婚パーティなどのステージで演奏を披露。ムハンマドの美声は聞く者たちを魅了したが、姉の立てた目標は達成することなく、思わぬ形で終わりを迎えてしまう。

2015年製作/98分/G/パレスチナ
原題または英題:Ya Tayr El Tayer
配給:アルバトロス・フィルム
劇場公開日:2016年9月24日

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(C)2015 Idol Film Production Ltd/MBC FZ LLC /KeyFilm/September Film

映画レビュー

4.0【”スターになって、この悲惨な世界を変える!”パレスチナ・ガザ地区で育ったムハンマド少年が亡き姉との約束を遂げポップスターになる過程を描く。今作に出演している方々の現況下での無事を祈りたくなる作品。】

2024年10月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

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NOBU

4.5海と空と風と歌声と子供の笑顔、ガザで撮影した映画だったとは。

2023年12月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

前半、子供の笑顔と楽器を探したり、みんなで演奏する姿が実に可愛らしい映画。
子供の生き生きとした眼差しが忘れられない。

海がキラキラして風や光をリアルに感じました、とてもきれいなところだな~と。

歌はね、文化の違いでね、日本の民謡みたいな曲だな~とか思ってしまいました。声の出し方とか伸ばしかたがね。声はきれいでよく伸びる声でした。

子供~大人になる成長物語でもあり、景色もキレイで幸せな気持ちなる映画です。
映画全体がキラキラしています。
笑ってしまうような箇所もあり、暗い雰囲気は全くありません。

ガザの実話だと知っていて見に行ったのですが撮影もガザでしていたとは思いませんでした。その後、このような大きな悲劇に見舞われるとは想像もしませんでした。

中東はいつも揉めているよね、程度にしか当時は考えていなかったんですよね。

もう何年も前に映画館で旦那と見ました、ガザで撮影していたんですね。
とてもキレイな風景が忘れられません。

タイトルがとても可愛かったので見に行くことになりました。
奇跡や偶然が重なり夢は叶います。
安心して見れるサクセスストーリです。

日本はイスラエルとパレスチナとそれぞれでの独立を支持しているけど、欧州が絡むと難しいのでしょうね。

今回の件にだけスポットをあてるとハマスが先にしたことになりますが、報道されない部分も多くあるので何とも難しいです。

ハマスの前政権はイスラエルを国として承認していましたが、ハマス政府は否認したことから、欧米諸国はハマス政府をテロリストとしました。イスラエルは2006年ハマス政府の議員と閣僚の30名超を拘束します、その後、2006年ハマスはイスラエル兵 1 名を拘束しました。

イスラエルって、北方領土と同じですよね。
暴力的に乗り込んでいき住み続けることで国として承認されてしまう。
国として世界が認めること自体が問題なんだろうな。
日本のお隣の国はロシアだから決して他人事でもないんだよ、北海道に来たら怖い。

映画はね、とても素晴らしい映画でした。
キラキラした生命力を感じる映画だっただけに、現状がとてもつらいです。
テンポ良く進むので飽きません。
カメラも私としては良かったです(カメラワーク苦手な映画もあるので)。
内容良い映画なのでおすすめです。

映画の中の美しい景色が垣間見れるガザ地区に、早くもどりますように。
冬休みに子供と見るかな、dvdでてるかな。

追記:イギリスbbcでは、ハマスをテロ組織とは言わないそうで、事実だけを伝えているそうです。イスラエルの前身は◯◯派だという説もありますが報道規制がある日本で真実を探すことは難しそう

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ころん

3.5パレスチナ・ガザ地区で撮影されたこと自体に驚き

2021年5月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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M.Joe

4.0ガザのアイドル

2020年2月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

アラブアイドル(Arab Idol)で優勝したムハンマド・アッサーフMohammed Assaf。ガザの難民キャンプ出身のパレスチナ人で、子供の時(2005年)から優勝するまでの話。
彼は声の伸びがよく、歌の上手さは良くわかるが、歌詞がなく意味がわからない私にとって、コーランを唱えて歌にして、それにダンスの音楽を加えたようで、まったく馴染みのないトーンだ。インドのダンスをするような音楽にも似ている。彼はラマッラーRamallahというウエストバンクにあるパレスチナの町ののど自慢大会(歌の競争)に出たいが、ガザのパレスチナ人はそこに行けず、スカイプで歌を歌うことになる。どころが停電になってしまったうえに、電気を起こす発動機すらも煙を吐く始末。コンサート会場では、これをイスラエルの攻撃と解釈して放送したのが愉快。結局、この歌合戦は失敗に終わってしまう。

この映画で監督の配慮に敬服。我々はガザは知っているかもしれないが、エジプト(Al Arish)とガザストリップが繋がっているトンネルなどしらないし、Ramallahというウエストバンクにある街も『テレアビブ オン ファイアー』で撮影所があるパレスチナの町だと知っていたからわかった。、私にとってあまり著名な土地がないから、土地勘みたいのものがない。彼が、ベイルートで決勝を迎える時もベイルートとの表示がでていなければ、ベイルート行きの飛行機に乗ったと言ってもとっさにわかりにくい。観衆に土地勘を与える意味でも大変いいと思う。それに、監督はアラビア語と英語でスクリーンに表示してくれているので、ムハンマド・アッサーフMohammad Assafの動きがよくわかる。パレススチなの映画を広めることにより、人々に意識してもらえるので、イスラエルイスラエルという国々からも、もっと注目される良い方法だ。個人的な話だが、イスラエルの国旗はサッと描けるが、パレスチナ国(?)自治区(?)の旗はすぐ描けなかった。

感激したところはビザなしでガザからシナイ半島(エジプト)を抜けて『アラブアイドル』が行われるエジプト、カイロには入れないが(Rafah の検問所ーで働いている小さい頃の友達がエジプトに行かせてくれる)、ああだこうだあったが、彼はみんなのサポートを得て、カイロに会場までたどり着く(2012年)。カイロでのパーフォーマンスの喝采ぶりはパレスチナのいい意味でのナショナリズムがここに出ている。そして、これは虐げられて、動きがとれずガザ(撮影もガザではできなかったらしいし、イスラエル軍の目が光っていたところもある)という監獄の中にいるような人たちに、特に若人に『望み』を与えた。この重い期待にムハンマド・アッサーフMohammad Assafはパニック症候群を起こしてしまう。“We’ll be big and we’ll change the world!” と姉のノア(Nour)言葉は現実になったと思う。少年(若人)よ大志を抱け!

Mohammed Assaf 役だが、本人が演じればよかったと思うが、多分、費用や彼のスケージュールなどが合わなかったんだと思う?かれは、外交のパスポートで海外コンサート(慰問活動?)を行なっているらしい。
Arab Idol - الأداء - محمد عساف - على الكوفية で検索して聞いてください。
Mohammed Assaf - Aarhus, Denmarkで検索するとかれのデンマークでのコンサートの模様がわかる。
ハマダッタ(Mohammad Assaf)はアラブのバンドと(Awtar Band - Maestro: Jacob Atrash )(一緒にも歌っている。このトーンが好きになったら 私もアラブ音楽通になれるかな。アラブって言っても広いからね?

Arab Idol - الأداء - محمد عساف - على الكوفية で検索して聞いてください。
Mohammed Assaf - Aarhus, Denmarkで検索するとかれのデンマークでのコンサートの模様がわかる。

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