「狭義の神様が広義の神様になる話」孤独のススメ なまこさんの映画レビュー(感想・評価)
狭義の神様が広義の神様になる話
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教会の教えが価値観のすべてだった主人公が、謎の男と出会うことでそれまで「悪」とみなしていた存在をほんのり認められるようになる話。
話は淡々と進むも、コミカルな雰囲気なので終始飽きなかった。
クッキーをサクサクサクサク食べる謎の男が妙に可愛い。
日曜日、皆が教会に向かう中、謎の男と共に別な場所に向かう主人公の姿が印象的だった。
あれが、主人公の中に決定的な変化ぎ訪れた瞬間なのかな、と。
これが私の人生だ、と、まっすぐ主人公を見つめながら歌う彼の血縁者の目が胸に染みる。
それまで、信じる者しか認めなかった教えの中の神様が、主人公の中ではあらゆるものを赦し認める本当の神様になったような印象を受けた。
鑑賞後優しい気持ちになれる作品。
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