あなたの旅立ち、綴ります 劇場公開日 2018年2月24日
解説 大女優シャーリー・マクレーンと若手実力派のアマンダ・セイフライドが共演し、人生の終わりを見据えた嫌われ者の老婦人と、始まったばかりのキャリアに悩む若い女性記者が、世代を超えて育む友情を描いたハートフルストーリー。マクレーンとセイフライドはともに製作総指揮も務めた。ビジネスで成功し、何不自由ない生活を送ってきた老婦人ハリエット・ローラーは、80代になって孤独と死への不安を抱くようになり、自身の訃報記事を生前に用意しておこうと考える。地元の若い新聞記者アン・シャーマンに記事執筆を依頼したハリエットだったが、わがままで自己中心的なハリエットを良く言う人は誰もおらず、出来上がった記事は理想とはほど遠い内容だった。そこでハリエットは「最高の訃報記事」ができるように自分を変えることを決意。愛され、尊敬される人物になるよう奮闘する。そんな何事にも強気なハリエットと正反対な性格のアンは、しばしば衝突するが……。
2016年製作/108分/G/アメリカ 原題:The Last Word 配給:ポニーキャニオン、STAR CHANNEL MOVIES
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2020年7月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ストーリーは、映画サイトの「あらすじ欄」に記されているとおりで、それ以上でもそれ以下でもありません。 女性が男性世界の中で飛び抜けた成功をおさめるために必要とされた、ある意味では歪みきった性格(キャラクター)もしくは人格障害を、81歳の老人が、どのように前向きに改善できるのか、という点がドラマです。 大金持ちであることがストーリーの大前提ですから、一般の人にはむづかしいこともいっぱいありますが、なにより「名言集」として優れていると思いました。 この言葉も、あの言葉も、使えそうだな。 残念ながら映画中にメモを取るわけにも行きませんので、名言が多過ぎて、すっかり忘れてしまいましたが、ま、そういう映画だということで、楽しんでみてはいかがでしょうか。
2020年6月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
自分の訃報記事(obituary)を用意しておこうと決意した、裕福だが孤独な老人ハリエット・ローラ。地元新聞社の訃報記事担当アン・シャーマンを見つけ、彼女に依頼するのだが、ハリエットのことを良く言う人はいなかった・・・ かなりユニークな設定。遺言だとか、葬儀を生前に企画したりする人はいるけど、訃報記事を準備する人はなかなかいない。老人のわがままに付き合わされた形となったアンだったが、とにかく家族に愛されていたこと、同僚に尊敬されていたこと、有色人種・障碍者の人生を変えるようなこと、4つ目にワイルド・カードという、項目を達成させることに努めることに。 このワイルド・カードというのがかなり肝となっていた。まさかかつての趣味であるロックを中心とした音楽をネタにDJを始めるなんて・・・驚き桃の木である。選曲については、ノリのいい爽やかなロックといった雰囲気なのだが、知らない曲ばかり!エンドクレジットで確認するも、知っていたバンドはキンクスのみ。これがDJとしての役目だったのだなぁ~ということと、良い一日じゃなく意味ある一日を過ごすことなど、人生経験が豊富なお言葉を拝聴いたしました。 施設にいた少女ブレンダも連れて、娘のもとへと旅する3人。この辺りからはアメリカ映画らしい展開でしたが、アンも色々と教わり、人生は始まったばかりという言葉に温かさを感じました。
2020年3月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
シャーリー・マクレーンのDJ姿と選曲が凄く良くて、それだけでも得した気分です。人は必ず死に肉体は無くなりますが、次世代に言葉を残せます。私が生きる希望を映画や文学、絵に見いだせるのは、過去に生きた数えきれない先人達の言葉や感情が伝わってくるから。ハリエットがアンやブレンダに遺したものと同じものを私も先人達から受け取っているのだと思うと、とても愛しい気持ちになりました。
2020年2月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
人生で「遅すぎることは何もない」ことを気づかされた珠玉のハートフルストーリー。やりたいことをやって生きてきて、最期もアンとブレンダという、娘と孫のような親友を得たハリエットは本当にハッピーな人生を生き抜いたと思う。さらにハリエットに感化されたアンとブレンダは、勇気と希望を持って、新たな一歩を踏み出す。シャーリー、アマンダ、アンジュエル、3人とも絶妙なキャスティング。惜しむらくは邦題、The Last Wordの方がずっと良いのでは。
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