雨の日は会えない、晴れた日は君を想うのレビュー・感想・評価
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MOTTAINAI
壊れた心を壊す物語。
点検し分解する事から、理解とはかけ離れた破壊に変換された為に、デイヴィスが得た爽快感を感じる事が出来なかった。
またカレンの家庭問題に関しての結論が投げやりに思えた。
しかし邦題に関連するサンバイザーの件と、破壊する事で得た妻に対する愛の返答として、メリーゴーランドを再構築するシーンは素晴らしい。
しかし現実的に物を破壊する事や、家庭や仕事を無責任に放り出す事が出来ない我々からは遠く離れた物語に映った。
言葉にできない心の旅
妻を失ったが悲しみを感じられない。何故なのか?自分は果たして妻を愛していたのか。妻は自分を愛していたのか。
魂を失った男の心を雄弁にではなく淡々と紡いでゆく様がリアルに迫ってくる。観賞後、しばらくたってからジワジワと胸に染みてくる映画。
喪失を超える!!
いい映画!
過去の記憶を無軌道に辿る心の旅、
まるでロードムービーのよう
デイヴィスはPTSDなのかな?と想像した
その治癒の過程で、
いわゆる「退行」することでバランスしようと苦闘しているようで
痛々しい様だけど
きっと克服〜幸せがラストに用意されていはず!と祈りながらスクリーンを刮目した
大団円で 、期待通りの多幸感に満たせれて良かった
破壊なくして・・
まずジェイク・ギレンホールの素晴らしさ。これは誰も批判出来ないのではないだろうか、少なくとも複雑な心情の持ち主を演じさせたら世界トップクラスなのは間違い無いだろう。
簡単には言い表すには容易でない映画だが、決して敷居の高い映画では無い。むしろ話としてはシンプルである。
破壊なくして創造なし。
明日を生きる人達は心の再生を繰り返しているのだ。
レビュー
モノにも愛情を注げる妻を亡くし、ある親子に出会い、何かが変わる主人公。
かなりぶっきらぼうに説明を省かれているため、人により感想は大きく変わると思う🦊💦
心がモノに近かった主人公が、妻を亡くし、素直に生きようとする親子に出会い、自分の気持ちに従うことで、亡き妻の愛情に気付く過程が、説明なく描かれています。
個人的にとても深く刺さりました👍👍👍
邦題が違うよね〜
他の方が書いているように邦題が違う。
突然亡くなった妻を思い出して悲嘆にくれる話では無い。
数字ばかりを追い過ぎて妻の死を目の当たりにしても
何も感じなくなった男の少々手荒な再生の話。
先日観た「素晴らしきかな、人生」の対極のような話だな〜と思った。
あちらは愛娘の死に囚われ過ぎて、周囲を困惑させてしまう話。
こちらは妻の死にさえ反応できなくて周囲を困惑させてしまう話。
彼が破壊したものは、現代的で機械的なものが多くて
レトロなものはほとんどない。
そこはちょっとした文明批判にも見えたりする。
とにかく、ここまで無感動になった事がそもそも無いので
ちょっと私には分かり難かったです。
そりゃそうだよね、感動や共感や喜びを感じたくて
映画を観てる私にとって、何も感じ無い男の話には
共感できないわねえ〜(苦笑)
に、しても心の蓋が空いてない人が今、世の中に多いのかな〜
これまたジェイク・ギレンホークが好演
原題は「Demolition」解体。邦題は劇中に出てくるワードをそのまま引用したもので、すべて見終えてから振り返るとジワジワくる。
奥さんが亡くなって虚無感に苛まれている主人公がどのように再生していくかを描いている作品で、物理的な破壊をメタファーとして表現していて途中までは観ている側のメンタルも壊れてきてしまうような描写が多いのだが、終盤は伏線なども回収しつつ失って気づかされるものを印象的に描いていて心に残る一本だったと思う。
技術的に“フラッシュバック”のシーンなどの演出は素晴らしかったが、メリーゴーランドの件は観ているときにはピンと来なくてファンタジックに感じた。(あとで調べたら腑に落ちたのだが、説明も当然ないので読み取るのは容易ではないかも)
この作品はFワードがキーとして度々出てくるが、ラストシーンですべてを昇華させている点は秀逸で、モヤモヤしたものを一掃させてくれる気持ちの良い作品だった。
「静かなる狂気」を演じさせたら右に出る者はいないんじゃないかと思わせるジェイク・ギレンホールは、映画に出ればハズレのない役者のひとりで本作も圧巻のひとこと。
心を取り戻していく過程
悲しいことが起きたにもかかわらず、心の底から悲しめていない、もしくは他人事の様に客観的に周囲や悲しみを装う自分を分析しているもう一人の自分を感じる事がきっと誰にでも有るかと思う。
主人公はその感覚に分解して組み立てなおすという唯一つの方法で、本当の気持ちを取り戻していく。その過程をギレンホールの演技と言葉、そして彼の心象を象徴する映像で表現されている。本当にギレンホールの演技は印象的。
考えてみれば、妻を亡くした後に自動販売機の動作不良に対するクレームの手紙を出し続ける時点で、客観的にみて彼の心は相当な悲しみを負っている。だが数字を追うだけの仕事の中で麻痺している彼の心は自動販売機の様に動作不良中。身の回りの物を分解し破壊する度に少しずつ蘇る妻との記憶を追いながら、自分の心を修理していく。そしてある少年との交流が、酵素反応の様にその過程を加速させていく。主人公が様々なことを受け入れ、前に向かって走り出していくラストはとても心地よい。
この作品は2回観ました。1回目では、ギレンホールの演技がとても印象に残りましたが、ストーリー的にはおいて行かれた気がしていました。ただ、とても気になる作品だったので再度見に行き、漸く腑に落ちました。
愛の再確認
主人公はお金も綺麗な妻も持った成功者。そんな彼に突然の不幸が起こるところから物語は始まる。
前半は妻を失って明らかに情緒不安定になっているとはいえ、「妻を愛していなかった」、「死んでも何も感じない」といったセリフが多々ある。こういう部分で主人公に共感できない人は少なからずいるはずだ。
だが義父の言葉や、新たに出会った家族の存在が主人公自身も気付いていない、心の奥底にあるものを引き出してくる。その過程での家を破壊したりするシーンは主人公の感情が強く込められていた。
最後に車の中で見つけた妻の残したメモを見て、愛を再確認できたシーンはとても感動した。
「雨の日は会えない」→困難がたくさんあり、お互いが本当に愛し合っているのかさえも分からなくなってしまう。
「晴れた日は君を想う」→そんな困難がなくなり、離れ離れになった時に、困難がありながらも愛し合っていたと気付く。
ジェイク・ギレンホールの演じる情緒不安定っぷりには驚いたw
ナオミ・ワッツのワイルドの演じる母もキャラがしっかりたっていて良かった。
儚くも美しいギレンホールの演技
妻を失ったのに悲しむことのできない主人公デイヴィスをジェイク・ギレンホールが好演。
少しずつ心が壊れていき、修復していく様を儚くも美しく表現していました。
中でも、妻の亡霊により彼女が常に自分の近くにいたこと、彼女に対して無関心であったことを痛感し苦悶する姿は表現力の高さを感じさせます。
自分の心を破壊・修復する過程でデイヴィスの見せる自分に正直な生き方は、ギレンホールの弾けっぷりもあってか痛々しくありながら羨ましさを感じてしまう魅力がありました。
本来なら星3つの内容だったのですが、ギレンホールが持ち前の演技力を発揮していたため星3.5にしました。
いろんなもの壊したくなる
いろいろ考えちゃうけど、
欲望のままに
壊したり、分解したり、
やってみるのもいいのかも。
その先に何があるのかは
分からないけど、
ときに自分に正直にならないと
自分が壊れちゃう。
ジェイクかっこいい、
街中で踊り狂ってみたくなった!
この邦題は?
原題と邦題との差はなに?
これでは作者の意図が伝わらないだろうと・・・・
なかなか興味深い映画だったのだろうが、環境が悪かった!!
普通、指定席で席名が記してある肘掛はその席の人のものだろう!!
その肘掛にペットボトルを置き、10分後とに臭いのあるジュースを飲む太った隣のおじさんが気持ち悪く不快で、不快で、腹が立ち・・・
もったいない時間を過ごしました。
ちゃんと笑ってちゃんと泣こう
表面的にはごまかせるもんだから、割りとみんな上辺だけで生きている
着飾ったものをぶっ壊してぶっ壊して中身が見えてきたら、それがたとえ共感を得にくかったりマイノリティなものであっても満足
気持ちに正直に生きるのは怖くもあるけど、悲しみも喜びも、もっと受け入れやすいものになるのかも
素直な自分、心からの笑顔を忘れずに生きていこうと思う
破壊&再生
内容は非常にいい映画なんですが、一つ言わせてもらうと。。
題名はその映画の名刺みたいなもの。観る前にまず確認するのは題名なので、この題名は重要だと思う。そして見終わった時、余韻に浸るよりも先に思ったことが
「あ、邦題つけたやつ映画ちゃんと観てないな(もしくは理解してない)」
原題のDemolitionは、取り壊しや破壊、打破といった意味だ。
そして映画の中身は、恋愛映画ではない。
上記の「恋愛映画ではない」とは、私の映画を観た解釈によるものです。
観た後に一通りレビューを読んだのですが、やはり感じ方が人それぞれのようただ、やはり邦題はなーんにもわかっちゃいないことだけは言わせて欲しい。
愛の反対は無関心
心が無いのは害虫に心臓を食べられたせい?
あの場面には笑った。
よく生きてるもんだ(笑)
が、ジェイク・ギレンホールはこんな役がハマってるね。
ナオミ・ワッツもいい味出してたし、子役も良い。
今までの自分の人生を何もかも破壊して新たな道を進み始めた彼の表情がとても良かった。
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