雨の日は会えない、晴れた日は君を想うのレビュー・感想・評価
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ディストラクション ギレンホール
ジェイク・ギレンホール主演って事とタイトルのみの知識で鑑賞。恋愛映画かと思ったらそうではなかった。
うーん、正直何を描きたいのかよくわからなかったな・・・。失ってからその大切さを発見する話?それとも観客に問いかけて答えはそちらで見つけて、みたいな?
喪失感とも違う説明できない感情や破壊衝動は何となくリアルに描かれているなと思ったが、やはりテーマがよくわからない。ジェイク・ギレンホールが良い、という評は沢山みたけども。
短いショットを繋ぐやや実験的とも言えるシーンや独特の音楽の使い方。映像的な完成度は高かった。でも好みの映画ではなかったです。
rebuild
予想に反して良い映画
この映画のことは何も知らず、番組表の短いあらすじだけで何気なく観た映画だったけど、とても良い映画だった。
原題は「破壊」。奥さんが交通事故で亡くなっても泣くことができない。奥さんに修理を頼まれていた冷蔵庫を直していた時に逆に壊してしまう。それをキッカケに思い出のあるものを次から次に壊していく。何日かして偶然奥さんのちょっとしたイタズラのメモを見つけて(それが日本語タイトルの言葉)
初めて号泣する。
日本語のタイトルの決め方、すごく良いと思う。
終盤に出てくるほんの数分なのに、そのメモによって主人公の心がす〜と解けていくとても大事な言葉。そして立ち直っていく。
確かに破壊するシーンがたくさんあるけど、この映画はそれが重要ではないと思う。
最後に前向きに生きて行こうとする主人公の明るい表情もなんか良かった〜。
久しぶりに良い映画を観た👍
男やもめに蛆がわく
男に再生なし。
いろいろ別れはあるけれど、時を経て振り返ってみるうちに寂しさ、恋しさ、愛情、感謝・・を思い起こして美しき思い出にグッとくる
・・ってのは男の典型的なセンチメンタリズム。
「男やもめに蛆がわく」とは洋の東西を問わず真実なのだろう。
「破壊と再生」と好評するレビューが多いけれど、僕は正反対の感想を持ちました、即ち男とは徹頭徹尾再生能力なき存在。過去を引きずる生物、
だということ。
エンディングでさめざめと泣く男と義父の姿。あのあと再生とかあり?
監督は「壊せば壊すほど実は何も壊せていないデイビス」を嘲いながら哀れみを込めて男という性を描いたのではないかなー?
例えば離婚した女性がこの映画を観たら反吐を吐きこそすれ感動はしないでしょうね。
生身の妻はほとんど登場せず、男の独り言のみだし(笑)
そして、
原題は「破壊」ですが、あの破壊行為は、半分は亡き妻への思い出を高揚させる“自己憐憫”の形。そしてあと半分は愛情の冷めた妻に対してと、終わっていた結婚生活そのものへの苛立ちの鉄槌。
あんまり正直に言ってしまうと取り返しがつかなくなるけれど男ってこの半分半分、あるはずですよ。
そこをはっきりとあの破壊行為で暴露してくれたことが、ちょっと痛くてみっともなくて 凄く面白い映画でした。
つまり男どもの破壊は再生ではなくマスターベーション(自慰行為)ってことで。
だんだんまともになっていくデイビスよりも妻の死の前後のアスペルガーなデイビスのほうが魅力的。
そのとき必要なことはそれぞれにある
親しい人を亡くして悲しいときは泣く、皆が皆そうじゃない。感じた気持ちは同じでも。また立ち直るために必要なこともそれぞれ違うのだ。
主人公デイヴィスが何かする度言う度に、この人は妻ジュリアとどんな風に暮らしてたんだろうどんな夫だったんだろうと、どのシーンでも頭の隅で考えてた。
後半までの主人公の常軌を逸した行動に正直共感することはない。再生にはあの破壊が必要だった?でも共感できなくても心が動く、観てよかったと思える、好きになることもあるんだな、と気付かされ不思議な気分になる映画でした。
カレンとの出会い方も変わった形だったけどロマンチック過ぎないのがいい。カレンとデイヴィスの恋愛物語でないところがよかったんだと思う。居座ったことに驚くけどこの親子と一緒にいることも必要なことだった。
息子は雰囲気のある子で印象的だった。
ポストイットに亡き妻の愛をみて泣ける。
子供はデイヴィスの子だったと思う。
あんまりないことだけど、邦題がいい。
1回観ただけでは到底理解できない
自分の在り処は何処に
悲しいのかよくわからない
ナルシスオーラと小物臭が滲み出る!!
ジェイクのファンですが、投資会社の男性が終始自分語りをして、自分に酔っている感じがキモく、正直どうでも良い映画でした。競争相手をヤるとかはなく、底辺労働者や他人の物に絡みに行くのも不快な感じです。「ダラス・バイヤーズクラブ」の監督ですが、今回はこれ以上失うものは何も無いし、とても狭い世界を描き、何も得るものが無い映画です。これで殺人犯なら動機にはなると思いますが、物に八つ当たりするだけです。お金に対する呪縛を解く為に、壱万円札を破ってみようというものがありますが、他人の物に当たり散らして損壊するのはあまりにも小物過ぎてショボいので、投資会社の人という設定ならジョーカーのように札束の山に火を点けて欲しかったです。多くの人を散々不幸にして儲けた反動というものがストーリー的に、因果応報としてはあまりにも足りません。
本当の気持ちに気づく
邦題勝ち
妻を急に亡くした主人公デイヴィスに、義父(妻の父)フィルがかけた言葉。
「心の修理は車の修理と同じ。分解して組み立てていけばいい」。
妻が亡くなる直前に「冷蔵庫の水漏れを治してほしい。父から2年前に工具を王れ然とされたでしょ」と言っていたからか。
冷蔵庫、職場のパソコン等次々分解し。エスカレートしてしまいには、ピカピカの自宅まで破壊するって、どうよ?!。
一軒平凡なのにこんなクレイジーな役。ジェイクにぴったり!「ナイトクローラー」を思い出しました。
「妻が死んだのに悲しくない」と言いつつも、過去の回想シーンで度々妻が出てくるところでは、「美しい思い出」からの悲しさの表情が出ていたような。
現在と過去の往復の内容の中で、デイヴィスがくらげのように漂い、自分の居場所を探している。ただその探し方が「物を破壊する」という刺激的な行動なだけで。
自販機の苦情受付係、カレンとその息子との交流が、荒っぽいけどデイヴィスがちょっと前を向いた感じかな。ひとりぼっちだったらどうなっていたことか。
壊しまくっていたデイヴィスが、壊さなかったもの。この終わり方が明るい締まり方でした。よかったね。
邦題の意味が、wowowのW座での解説でわかりました。妻のメモから来てるのね。なるほど、わかりにくい!
これわかる?わからんよ
感情がぶっとんで破壊衝動にかられる主人公、それがショックによるものなのか、もともとそういう人間なのか、わからないまま話は進んでいく。苦情が発端で知り合う子持ち女と親しくなるが、その恋愛を描くわけでもない。問題ありの息子と共鳴し、破壊行為をいっしょに行なう。亡き妻のおやじとは険悪な仲となる。
喪失感をはじめて感じたのは、亡き妻が残したメモ「雨の日は~」を見て。想い出の浜辺にメリーゴーランド設置。男の子からビル爆破のプレゼント。
と以上のような流れかとは思うが、これわかる?わからんよ。
ただわからないからつまらないのではない。いろんなものが詰め込まれてこっちが整理できないだけ。整理できないこともある。
期せずして伴侶を失った時にみる映画
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