ブルゴーニュで会いましょう

劇場公開日:

ブルゴーニュで会いましょう

解説

フランス・ブルゴーニュ地方を舞台に、老舗ワイナリーを営む家族の再生を描いたヒューマンドラマ。20歳でブルゴーニュを離れたシャルリは、パリで著名なワイン評論家として活躍していた。そんな彼のもとに実家のワイナリーが倒産の危機の報せが入り、シャルリは実家へと戻る。久しぶりに父親との再会を果たすシャルリだったが、父はワイナリーを捨てて出ていった息子を許すことができなかった。ワイナリー再建を決意し、新しい技法を取り入れるシャルリと、そのやり方を受け入れられない父。ぶつかりあう2人だったが、最高のワインを作り、ワイナリーを再建させるため、いつしか手を取り合うようになる。主人公のシャルリ役を「イヴ・サンローラン」で監督・脚本を務めたジャリル・レスペール。頑固な父親役に「そして友よ、静かに死ね」などで知られるフランスの名優ジェラール・ランバン。

2015年製作/97分/G/フランス
原題または英題:Premiers crus
配給:クロックワークス
劇場公開日:2016年11月19日

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映画レビュー

3.5筋書きはベタだが得るものはもっと大きい。

2016年12月7日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

幸せ

実家のワイナリーを飛び出してワイン評論家として成功した主人公が、倒産の危機に瀕したワイナリーを救おうとワイン造りに挑戦する。田舎で自分を見つめ直し、反りの合わなかった頑固な父親との距離を縮めていく展開は、おそらく誰もが予想するし、あっけないほど定石通りに進んでいく。 この語り口を、安心して観られると取るか物足りないと取るかは観る人によって違うだろう。演出も90年代のハリウッド映画を想起するようなベタなものだが、不思議なほど嫌な感じを受けなかったのは、ラクに観られるからというより、筋書きは潔くシンプルにして、ワインを生み出す土壌そのものに親しみ、畏敬し、愛でることが意図なのだと思えたから。 お話しを盛り上げるためにわざわざ凸凹と起伏を作ることはない。人間が右往左往するよりも大地は大きい存在である、と、そんな感覚を味わえてなんとはなしにいい気分になった。

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村山章

2.5とても良いお話だし映像もとても澄んでいて良いのだが…

2024年5月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ワイン作りを通して様々な「愛」を描いているとても良いお話。映像的にも全体的に澄み通っていて、特に風景描写は観とれるほど美しい。 でも、細部を掘り下げるとどうだろうか。先記の通り当然良いお話だとは思うのだが、ストーリーがありきたりというか、少々出来過ぎで鼻につくというか…個人的には感動の押し売りって感じがしてしまい、あまり素直に受け入れられなかった。 そして、父親の「俺の畑は絶対に手放さない」からの舌の根も乾かぬうちの「畑への興味が失せた」はあまりにもあべこべだし、息子の無意味なほどの手の早さや、再建をかけた必死のワイン作りの最中に不貞!?な恋愛を無理やり入れ込んでくるあたりは不謹慎にすら感じてしまう。「リコリスを感じたら」って…どのくらいの秘技かは知らないが、とても大切であろう収穫の時期も今まではアバウトだったの!? この流れではガンジーのありがたいお言葉も上滑りしてしまうでしょ。 良いお話なのに疑問を呈している自分に嫌悪感を覚えつつも、やはり素直に感動できなかったのが正直なところかな。

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いけい

3.0愛だな

2023年1月1日
Androidアプリから投稿

主人公の手法はともかく、脈々とワインの作りてが葡萄に愛を注ぎ込んで作り上げられたということは伝わってきた。 一年で勝負しなければならないシチュエーションだったのが残念。もう少し長いスパンで挑戦し、追い込まれていって起死回生ってぐらいにしないと、モノづくりはこんな簡単ではないとしらけちゃう。娯楽映画として楽しかったです。

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Yoichiro

4.0ワインが飲みたくなる映画

2022年6月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

幸せ

ストーリーはベタで予想を裏切る展開はありませんが、それがなんか心地好い。 美しいブドウ畑の映像も相まって、温かい気持ちになれる家族の再生の物語です。

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光陽