「生命というテーマ、子どもに伝わるかな?」仮面ライダー1号 サトッシーさんの映画レビュー(感想・評価)
生命というテーマ、子どもに伝わるかな?
クリックして本文を読む
ライダー映画の中で、評判の悪い春の映画見てきました。加点法だと☆4つ、減点法だと☆0かなという感想です。
よかった点は、デザインを含めた藤岡さんの1号、それからクリードの時のスタローン並みにヒーローの老いの姿を描いたこと、ノバショッカーの長澤奈央さんのアクション、藤岡さんからゴーストチームへ英雄の魂が受け継がれるメタ構造。
残念な点は、生命という大事なテーマを掲げて、藤岡さんにも語ってもらったのに、この描写(戦いながらアフレコの台詞)で子どもに伝わるのかなと思ったこと。子ども向け映画としてならゴーストチームの活躍が少ない。ゴーストチームは、英雄の眼魂を殆んど使わない。突然出てくるレジェンドライダー眼魂。地獄大使に眼魂を託す謎の眼魔の謎が謎のままで、恐らくTV本編でこの謎を回収しないだろうと思われること。本郷猛がノーヘルでサイクロンに乗るところ。
生命というテーマをじっくりと扱うならfirst の路線を継承し、興行面を考えない、テーマを受け止められるある程度の年齢層をターゲットにした方がいいかと思いました。
子どもに生命を伝えるなら、はっきりと答えを提示して説明するくらいわかり易い描写があってもいいと思います。戦いながら台詞で言うのではなく、素面のタケル君に言ってもらいたいです。
結びに、この映画を見る大きなお友達は、子どもの頃、毎週ライダーから大事なメッセージを受け取っていました。今の小さいお友達は、どうなんでしょうか?なんてことを考えてみました。
駄文を長々と書いてすいません。お付き合いしていただき、ありがとうございました。
コメントする