「オチャラケだけど、必死です!」シャザム! ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
オチャラケだけど、必死です!
ダークなイメージが強かったDC作品群のなかでの一風変わった作品です。コミカルな面を全面に出したコメディ色満載の楽しい一本でした。
ちょっとダークっぽい始まりで、結構真面目にヒーロー映画しているかと思いましたが、最初だけですね。
特に、能力を手に入れてからは、『身体は大人、頭脳は子供』のふざけた雰囲気満載の心底、楽しめる勧善懲悪の作品でした。
【ネタバレ】
大いなる力を手にいれた少年が、大いに悩みながらピンチを乗り越え、真のヒーローになっていく紹介編って感じ(王道のヒーローもの)です。
ただ、魔術の戦いのわりには、スケールが小さいかな。
大いなる力と世界を崩壊する力のぶつかり合いのはずなのに、デパートみたいなところでこじんまり戦ったり、仮設遊園地で総力戦?になったり。 スーバーマン並みの大破壊になってもいいはずだけど、子供のヒーローだからかな。
死者が出たのは、悪者の身内の会社だけですよね。
ご都合主義の極みと思えるクライマックス!人質が味方になっちゃうんだから、こんな便利な展開はない。
そこも好きなんですが、とにかく楽しませてもらった一本です。
今回、改めて見直して感じたのは、最後のランチシーン最高でした。思わずウルウルしちゃいました。
ところでエンドロール後のオマケ映像でスーパーマンらしき人が出てきたり、エンドロールのアニメでDCのヒーロー勢揃いしてたみたいですが、どうなのかな?
「ジャスティス・リーグ2」自体が怪しいですよね。個々のヒーロー物がヒットしちゃってるから、ゲスト程度の出演のみで全員集合は必要ないかな?