帰ってきたヒトラーのレビュー・感想・評価
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萌え映画
映画見に行って、BDも買って再生するの面倒だからアマゾンビデオでも買ったやつ。
ヒトラー萌え映画だった!
萌えました!!!思想のヤバさもネットでこんなんいっぱいおるやん^^ってなるから確かにスルーされるわな。
ちょいちょいドイツの風刺挟んでくる。よくわからんけど
えーかわいくない??ブレなくて格好いいし記者と二人で旅してんのとかめちゃくちゃ可愛い
パロとかめっちゃ笑った。
ラストは怖い感じにしてある。歌と合ってる〜
原作だと特に記者が気が狂ったり不幸な目に合うことなく皆でがんばるぞいな感じなんで映画のほうがどんどんヤバイ方に行ってるのが分かりやすい気がする
でも萌えるよー役者さん格好いいし
ドイツだし遠いし恐怖より萌えが勝る
同人誌欲しいですね。かわいい
ほんとかわいい
攻めてた
コメディかと思ってたら、
社会風刺の効いたドキュメンタリー要素が強かった。
町の人へのインタビューはほぼドキュメンタリーのような気がするけど、その撮り方が面白かった。
笑えるところもあるのだけど、ドイツの今にかなり切り込んだ殺気だった雰囲気に笑えるけど背中に汗かくみたいなギリギリのラインにドギマギした。
移民を受け入れる政策は国民に支持されてるのかと思ってたら案外受け入れられてない事に驚いた。
観てると日本人って教育はしっかりしてるし国民性も穏やかだけど政治に無関心なんだなと思った。
ドイツ人は結構ヤバい人もいて、偏ってはいるけど政治に対して意見を持ってる事も驚きだった。
コメディ映画だが
いつの時代も、マスコミに持ち上げられた寵児が、大衆を先導する。
「大衆が私を選んだのだ」「選挙を否定するのか?」等、そら恐ろしい発言を連呼するヒトラーなのに、もしかしたら何か世の中に風穴を開けてくれると期待してしまう。
実在の政党の党首の悪口をぶっ込んだり、中々勇気あるコメディ映画である。
得意の演説を芸風として受け入れられている体で、時の人になるヒトラー。
しかし、PV撮影旅行中に犬を殺した事で人気に翳りが出るが、国内に内包された独裁政治への奇妙な期待感が再びヒットラーをスターに持ち上げるのだが、最初にヒトラーを持ち上げた男は、ヒトラーの正体に気付く。
本物であると。
時すでに遅いが当然のラストが展開する。
これは映画であるが、独裁者はいつ、何処にでもいると言うアンチテーゼだろうか?
ブラックユーモア溢れる映画ではあるが現代に必要な内容と思う。
話を聞いてもらわなきゃ人の心をつかめない
映画「帰ってきたヒトラー」(デビッド・ベンド監督)から。
ナチスドイツ時代からタイムスリップした、ヒトラー本人が、
現代の社会でも、若者を始め、多くの国民に受け入れられ、
皆がその魅力に惹かれていく様子が、妙に理解できた。
その基本は、より多くの国民の声に耳を傾けるヒトラーであり、
それを情報として、課題を見つけ、分析し、解決策を指示する。
そこには、ヒトラーのイメージに付きもののカリスマ性はない。
どんな人にでも丁寧に傾聴するリーダーの姿がそこにあった。
そして、自分の主張をどう聴いてもらえるか、に知恵を絞った。
人の心を掴むためには、立派な意見が必要ではなく、
聴いてもらえるかどうか、が大切だと言いたげだった。
「(道化)役に満足で?」と問いにも
「何の役でもいい。話を聞いてもらわなきゃ人の心をつかめない。
道化役も喜んでやる」と言い切るシーンが心に残る。
さらに「1933年の当時、大衆が(私に)扇動されたわけではない。
彼らは計画を明示した者を指導者に選んだ。私を選んだのだ」とも。
今のリーダーに足りないのは、
「確固たる世界観で、常に正しい結論が出せる」能力なのだろう。
なぜ、ドイツ国民が当時、ヒトラーを選んだのか、
ちょっぴりだけど、わかる気がしてきた。(汗)
笑えるけど、笑いごとじゃない。
劇中で出てくるお婆さんの台詞「あの時と同じだ!最初はみんな面白がってたんだ!」に笑いながら観ていた観客の背筋が凍ります。
ヒトラーを演じたオリバー・マスッチさんの説得力とチャームのある演技は本当に凄いと思いました。
イギリスのEU離脱が選挙で決まり、トランプが大統領候補として勝ち続けている今現在、深く考えさせられる映画です。
サウルの息子も合わせて観るのがお勧めです。
意欲作
ドキュメンタリータッチにインタビューを繋げていく展開は非常に興味深かった。ヒトラー的な存在を求める心は民衆にあるのという注意喚起は穏当な結論なのかな。1930年代と現代は相違点も多い訳で、現在の排外的言動や右傾化を当時と重ねて論じるのは、少し論法が雑にも思えたし、ヒトラー自身がここで描かれているようなアイコニックな存在かは疑問もあって、腑に落ちないところもあったのだが。ただ、それでもヒトラーの出現を描こうとしている点は意欲的であると思う。過去の映画におけるヒトラーやナチスの描き方はある意味、忌まわしき者として形式化されている訳で、その為、出現の真相が不明瞭にされてきたきらいがあるように思う。本当に民衆が生み出したのか?かつての既得権者はどのように政権を明け渡すことになったのか?今後、語られる機会も増えるかもしれない。
難民問題、移民問題をモチーフにしたコメディ
総統閣下シリーズMAD的な描写もあったり、
全編に渡って笑える良質なコメディ
移民難民問題に直面していない日本人と
ホロコーストのトラウマをずっと抱えつつ、
メルケル政策のためにガチ直面している
ドイツ人では捉え方に 差分がありそう
どうあるべき、とか 何が正しい、は
本作では語っておらず、
風刺を通じて、感情論ではなく
事実ベースで現状理解した上での課題解決を喚起するような作品だった
国家の成れと感性
先ず始めに、これ程のタブーを切った映画はなかったように感じる。
何故、この作品を世に放ったのか。
それは間違いなく、今のこの情勢が、この国家間が、この当たり障りない感じが、生み出したのではないだろうか。
ナショナリズムは加速し、一昔前、大東亜という体を掲げたこととは奇しくも逆行している。
ただ、ナショナリズムの先には、また同じ反発を繰り返すだけだ。
答えは、誰にもわからない。
確かなことは、作中にも出てきた、国民がいて、それを弾き、国を成す、ということだ。
混沌の今、意外にも真っ直ぐの心は、大衆に涙させ、そして、狂気をも生み出す。
なんとなく空恐ろしい
文庫本のあらすじ書きを見て興味を持ちました。内容は期待通りで、面白かったです。タイムスリップしてきたヒトラーが、ドイツ国内を回り民衆の意見「今、何に困っているか」「この国の将来をどうしたいか」を聞いていくシーンがあるのですが、政治の基本はこれやねって思わせてくれるものでした。と同時に、現代にヒトラーがいたら、世の中を煽動してやばい状況を簡単に作れそうとも思わせて、このことが空恐ろしいなと思った点です。認知症のユダヤ人のおばあちゃんのセリフは、とても象徴的だと思います。最初は笑っているが、最後はぞっとするものを脳裏に残す。そんな映画です。ちなみに隣で見ていた妻は途中から寝ていました。
最後は全てがひっくり返りヒトラーが人気で好意的に人々に受け入れられ...
最後は全てがひっくり返りヒトラーが人気で好意的に人々に受け入れられ、ヒトラーを否定した主人公?相棒が最終的に精神病院に入れられて終わるお話し。
つまり過去の出来事を忘れるとまた誤ちを繰り返すという警告をした作品でした。
ホームムービーのよう
話の設定は面白いが、撮り方などがホームビデオというか、ドキュメンタリーのようだった。
ヒトラー系の映画にある重厚感などは皆無。
ただ、この役者のテレビ局での演説シーンは鳥肌。
惹きつけられる、危うさ!
ドキュメンタリーとフィクションが混在する編成なのですが、それが最初わからなくて、ドキュメンタリーチックに撮影しているのだと思って見てました。途中から、あれ違うと、融合した世界にひきこまれて、ヒトラーに正当性を見出してしまいそうな怪しい感覚に。
フィクション部分があえてステレオタイプに描かれているのは、これにリアリティを持たせることがマジで映画としてヤバくなっちゃうから、バランスをとったのかなーと想像。
後半になるにつれて本当に笑えなくなる。むしろドキドキしてきました。現代の、我が身の問題として、民主主義の脆弱性を突きつけられるような思いに至り、ちょっとナーバスになりましたとさ。
ヒトラーの生みの親?
風刺の効いたコメディ映画と軽い気持ちで見に行くのは少し危険。ドイツの歴史や文化、政治を知らないと分からない部分も多いものの、物語の根底には現代社会に通じるものが確かに描かれている。
TV、ネット、SNS、動画サイト、何がブレイクのきっかけになるか分からない今の世に甦ったヒトラーが何をするのか?どのようにカリスマ性を獲得していくのか?物語はユーモアと皮肉をタップリ詰めて観客に提供する。この大胆な物語に最初は笑って見ていたが、それらが徐々に笑えなくなってくるのがこの作品の怖いところ。
おどおどとした態度で正論を言う者よりも、堂々とした態度で過激な発言をする者の方が大衆の心をつかんでいくという、ヒトラーの姿は某大国のトップに立とうとする不動産王や憲法を容易く変えようとするどこぞの政治家と何ら変わらないではないか!
歴史的な悪者として描かれることの多いヒトラーであるが、彼を国のトップに立たせたのは民衆であるという事実(あのおばあちゃんの演技は鬼気迫るものがあった!)、そして、いつ、現代の大衆が、世論が、メディアが第2のヒトラーを生み出すかも分からないという事実をこの作品はサラリと観客に示すのである。
選挙に行こうと呼びかけるのも良いが、なぜ選挙に行かねばならないのかが分からなければ意味がない。ヒトラーが民衆と会話する中で一人の男性が「過ちを繰り返さないために、歴史を学ぶのさ」と言ったセリフが印象的であった。
社会的問題作
コメディなのに笑えない。
現代の社会問題について、本当に考えさせられる映画だった。
そして演説の上手さに圧倒された。
ただ自分の思う、ヒトラーの人物像と比べ違和感があった。
ヒトラーは、子供や女性に対しては、優しく紳士的な一面もあったらしいが・・・
もう少し自我が強く、激しいイメージでした。
余談だが、ヒトラーは自決後、地下壕の外で遺体にガソリンをかけ燃やした・・・
となってるが、遺体は発見されてない。
おそらく、作中の設定では・・・燃やした直後に、タイムスリップしたのだろう。
好機到来!現代に甦ったヒトラーを描いたリアル系ホラー
もし現代にアドルフ・ヒトラーがいたら、そりゃインターネットやテレビを活用するでしょう。あれだけ演説だけで人を魅了してきた頭のいい人ですもん。そして難民問題に始まり、貧困、失業、高齢社会と鬱々とした今の世の中で、もし本当にヒトラーのように声高にナショナリズムを叫ぶ人間が現れたら・・・また選挙で選ばれてもおかしくないような気がします。そういった意味でこの作品は紛れもなくホラーでした。
戦後70年以上がたち、もはや当時を生きていた人間も減ったせいか近年アドルフ・ヒトラーが見直されています。そのカリスマ性といい、演説の上手さといい、特異な才能を持った人物であった事は確かでしょう。
それにしてもドイツであれだけ受け入れられる存在にまでなっていたのは驚きです。途中のセミドキュメンタリー的シーンで嫌悪を表すより好意的な人がなんと多い事か!もはやタブーではなくなっているんですね。そんなドイツの現状を捕らえている作品も希有ではないでしょうか?
自分の国が素晴らしいっと思うことは大事な事です。特に1度海外に出ると日本の素晴らしさをより強く感じます。しかしながら過ぎたナショナリズムは危険性もはらんでいます。
ドイツのメルケル首相が移民を受け入れているのは第3者から見れば素晴らしいと思います。でも、もし自分の隣人が外国人だらけだったらと考えるとちょっと嫌かなと本音の部分では思います。
そういった危うい感情にヒトラーはグイグイ踏み込んでいってカリスマ性を発揮し人々を魅了します。もし今の不満がある現状を変えてくれる人がいたら・・・信じてみたくなるのも無理はないですよね?
実際第一次世界大戦後の鬱々としたドイツで人民の支持を集めて選挙で選ばれたのがヒトラーです。現代人が当時の人より鬱々していないと誰が言えるでしょう?
色々考えれば考えるほど、この作品でのヒトラーがリアルになりそうで怖くなります。そんな意味でも現代社会に警笛を鳴らす超問題作でした。
全281件中、121~140件目を表示