劇場公開日 2016年6月17日

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帰ってきたヒトラーのレビュー・感想・評価

全210件中、1~20件目を表示

3.5これぞヒトラーの恐怖だ!

2023年12月24日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

怖い

知的

オリバー・マスッチというドイツ人俳優が、ヒトラーを演じる。
単に「ヒトラーに似ている」俳優ならたくさんいた。
私が見た中では、『ヒトラー 最期の12日間』でヒトラーを演じたブルーノ・ガンツは、憑依的怪演だった。

本作のヒトラーは、ホンモノ感はない。
だからこそ、説得力がある。

つまり、ヒトラーが転生するまでもなく、ヒトラーに類する主張をおこなえば一定の国民が、再び催眠にかかったように支持してしまうのではないか?

そんな恐怖がユーモアたっぷりに描かれている。
やはり、アドルフ・ヒトラーは死んでもなお、人々を警戒させる、そんな怪物であることに間違いないのだ。

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Haihai

3.0おもしろくはあったけど、

2023年8月5日
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鑑賞方法:TV地上波

コメディなのか、風刺?なのか、ま、コメディではあろうけど、「普通ない視点」からの映画で、おもしろいというよりは興味深く見てた。

よくわかんない終わり方でもあったけど、作品自体の評価とかより、「まあ、こういう映画もあるんだな」と。

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けい

4.0社会派コメディ

2023年2月21日
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鑑賞方法:VOD

笑える

怖い

興奮

こんな世の中じゃまたヒトラーが現れるぞ。という警鐘を鳴らす映画。
中盤、今のドイツの政治家に対してひどい暴言がw
全体的にコメディ感あるが、終盤ちょくちょく緊張感が。
コメディと思わせてだいぶ社会派な映画。
ザヴァスキちょっと可哀想。
やっぱ演説力って大事。
ヒトラーはファシストで極右。

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ゆい

2.5シュールな作品。

2022年10月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ヒトラーが現代にタイムスリップしたら、という作品。

彼の言動は一見すると怖いと思うが、だんだん引き込まれていき、ヒーローになってしまうことを秘めている。ドキュメンタリー的に市民にインタビューしたシーンも含まれ、市民の思いがストレートに表現されている。あれほどのことをした人物がまたヒーローになろうとしている。

それをシュールな笑いをともに風刺画として受け止めた。

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キッスィ

1.5真面目なコメディーなのか?!

2022年9月2日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

歴史をある程度知っている人間からすると、コメディタッチはせいぜいチャップリン程度で十分かと思い、現実のドイツ国内を回ってひけらかす意味はよく分からなかったものです。

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赤羽のプリンスおやじ(1960年生まれ)

5.0「今年一番の面白さ」

2022年8月10日
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鑑賞方法:映画館

ドイツでヒトラーをコメディタッチで描くとは、ビックリ。
ポーランドはどうした?
こんなセリフが次から次へと出てきて、ハラハラするが多くの人がヒトラーに注目していく。当時ヒトラーは選挙で選ればれたのだ。
現代の世界情勢の行く末を案じるに、この映画はとてつもなく風刺が効いて面白かった。

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M.Joe

3.0民主とはなんなのか

2022年6月19日
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どんどんウェルカムになっていく人間たちの
怖いこと怖いこと

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JYARI

4.0民主主義を大事にしろと

2022年2月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

レンタル
コメディのコーナーで見つけてジャケ借りは
少し前に観たテルアビブと同様
4回に分けて鑑賞

パッケージから軽いコメディを予想していて
そういう扱いでドイツで上映できるのか…と
出だしは過去から来た偉人あるあるで笑える
途中からまるでトーンが変わる
いやいや思ったよりハードな内容だった

右翼政党の代表を一喝する場面に溜飲が下がる
緑の党とは理念が近いとかニヤリ
高杉晋作がタイムスリップしてきて
橋下徹とか安倍晋三を一刀両断する姿を想像

ヒトラーを演じた役者はオラと同い年
日本国民へのメッセージとして民主主義を大事にしろと
単純だが深い
掘り出しものだった

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北枕寝二

4.0リアリティラインの有無🙌

2022年1月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

楽しい

怖い

ヒトラーは生きていた!
彼がどこからどうやって来たかはわからない。
しかし、現代でもヒトラーは確実にヒトラーだった❗️
劇中、街中でヒトラーと市民とのやりとりが何回かクローズアップされるが、もしヒトラーが現世に蘇ったら反応はこうなる!という現代的な解釈であり、リアリティラインでもある。
これを映画というフィクションに組み込むことで、より市民のドキュメンタリー的反応がノンフィクションとして浮かび上がっているように思える。
原作は同名の小説だが、これを映像化するという勇気も凄い。
少なくとも日本では実現不可能だと思う。

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ヒックス伍長

5.0生き方を考えさせられる名作

2021年12月28日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

現代の欧州で問題になっている移民の排斥とか、そのあたりと80年前のWW2当時をリンクさせていた。

見ていて、ココでこう立ち回るの!?とか、エンディングの終わり方とか、騙された人も多かったのではないかと思う。
それこそが、ヒトラーの当時の魅力とか、なぜ人気になれたのか、現代で再現している、或いは同じようにして我々にある意味の恐ろしさを伝えているのかなぁと思う。

現代に来ても、問題事を度々起こしてはいたものの、結局受け入れられてしまう。

自分のことは自分で、できないからこそ強い言葉に頼りたくなる。
蔓延する過激思想への警鐘という点でも、とても意味のある映画だと思った次第だ。

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ウエさん, a.k.a. Western Pusherman

5.0彼に気を許してはいけない

2021年11月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

かなりの社会派だった。
まさかこうも巧妙に仕掛けて来るとは思わず、
果たしてどういう気持ちで観ればいいのか。
むしろ気のゆるみを引締めなおす契機に。

登場するヒトラーのカリスマ性がすごい。
そしてまさか現代にいるわけないなら、半笑で対応しているうちに
そのカリスマにノックアウトされて行く人々。
いやこれこそ第二次世界大戦当時、ナチスが台頭したあの頃の再現ではなかろうか。
思わずにはおれず、
だからこそ鑑賞するうちに笑ったり、聞き入ったりして
知らず知らずのうちに感化されている自身にも、ちょっと恐怖を覚えた。
(そう、これがどういう気持ちで観ればいいのか、の原因である)
国民の反応もドキュメンタリー風に挟まれ、
これがツクリバナシなのかリアルなのか翻弄しているようで、
ヒトラーに対して自身の態度を問われている気分になりヒリヒリした。
そしてなによりドイツ本国がこの作品を撮っている、という自己批判精神たるや。
笑いとセットであればあるほど、鋭い知性を感じて止まない。

ロシアとヨーロッパが移民でもめている、とニュースが流れる昨今、
その至る所にあのヒトラーの影は潜むと、人々の心を盗む時をうかがっている。
力むことなく柔らかに啓蒙する傑作だった。

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N.river

5.0次にヒトラーになってしまうのは、あなたかもしれません....

2021年1月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

怖い

単純

いやー大好き!この映画。ナチスの映画って本当好きなんですよ。
多分ヒトラーは生まれてくる時代を間違えたのではないでしょうか。今義務教育を受けていれば言いたいことをはっきり言えて強い芯を持っている最高の政治家になっていたと思います。正直本作のヒトラーの考え方には賛成できることも多いです。それが非常に怖い。フィクションだろうと「僕はヒトラーと同じ考えをしてしまってるんだ」って。それがずっと続く映画です。でも戦争って恐ろしいなと考えさせられるから良い映画なのです。
ラストのセリフは本当に印象的でしたね。
悲しいことに私は面白い映画については多く語れません。すごくいい映画です。是非ご覧ください。

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赤だるま

4.0恐ろしい

2020年10月4日
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鑑賞方法:VOD

見始めは不愉快でしかなかった。ヒトラーをコメディにする? 彼の残虐な部分を隠し、アイコンとしてコメディにする? ドイツでは未だに当然ながらセンシティブな話題であり、よくこれが制作できたなと驚いた。

だが中盤から後半にかけて、物語は微妙に色合いが変わってくる。EUにあってメルケル政権下のドイツは積極的に難民を受け入れている国である。増え続ける難民、移民にドイツ国民の不満が高まっている。ヒトラーがドイツ各地を回り、国民の不満を聞いていくドキュメンタリー調の映像は、実は真実を捉えているのである。ヒトラーはその不満を巧みに突く。そして、TVを通じ、民衆の支持を得ていく。因みに、現ドイツの移民政策は、ナチス時代の反省のもとに採られている。

おそらく、この映像を観たドイツ国民は、ヒトラーが焚き付けるアジテーションにどこか説得力を感じ、空寒さを覚えただろう。1933年当時もそうだったのである。ヒトラーは民衆の支持を受け、かなり裏工作をしたものの、選挙を経て政権に就いた。
この映画はただのコメディではない。毒気を含んだ強烈な風刺映画である。

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みんも

4.52013年に原作を読んだか?2016年に本作を見たか?2020年に〜

2020年8月14日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

怖い

知的

いつ?本作に触れたか?でレビューは大きく変わると思う。
2013年、アラブの春を始め、世界は民族自決の多様性に向かっていた、確かに向かっていた。
2016年、何かおかしいのでは無いか?と早い方々が気付き始め?その年の冬、トランプ大統領が生まれた。
2020年、世界は良く無い方向に向かっている。

勘違いした移民難民、居丈高な少数派や社会的弱者。
優しいのと甘やかすのは似てるようで違う。
世界は、努力しない/向上心無き者らを甘やかしてしまったのだ。

戦後75年。
いわゆる、戦争を知っている世代は居なくなった。
それが良い事か悪い事かは分からない。
けど?
欧州の難民問題/支那の肥大化/朝鮮半島の不安定さ
イスラエルやパレスチナ/ウクライナのクリミアetc

御破算で願いましては!!!
小さな腫瘍なら漢方なり薬です散らせよう。
だけど?
ある程度の大きさの腫瘍は、開腹手術が必要だ!

今の世界には強烈なリーダーシップが必要だ!!!

移民排斥/民族主義/信賞必罰/新自由主義
ヒトラーの政治は、現代にこそ必要なのかも知れない(アメリカにも日本にもEUにも!)。

本作を?コメディと取るか?ホラーと取るか?

納税者/有権者がウマシカになれば、政治も朽ち堕ちる。
ヨブトリユニヒトを選んだ国民の自己責任。

ヒトラーに心寄せる度】☆⑤
不当な移民は排斥すべき度】☆⑤
(*帰化するなら認める度】☆②)
民族衛生/優生学を支持する度】☆⑤

考えよう!脳味噌にシワを刻もう!

誤ちを犯さない為に!!!

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えびかに伯爵

4.0風刺作品

2020年7月26日
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ドイツ市民へのインタビューシーンはゲリラ撮影だそうで、したがって用意された役者ではなく市民の本音が伺えます。ラストも原作とは違っているが皮肉が聞いていて好きだ。ドイツの現代社会を風刺した社会派映画だが、一般大衆に儲けるように面白く作られているので必見だ。

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Yurika

4.0ブラック過ぎるコメディ

2020年7月11日
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一見コメディ調のタイトルとジャケットなので、蘇ったヒトラーが現代を見て慌てふためきの、どんちゃん騒ぎ映画かな?と思って観たらとんでもない社会派映画だった。

確かにコメディ調ではあるが、そのネタはなかなか攻め込んでおり、よく製作の許可が下りたなと感じた。

我々日本人からすれば、ヒトラーという人間を説明される時『独裁者』『ナチス』『ユダヤ人』『ホロコースト』など、ネガティブな印象かつ恐怖の象徴の様に伝えられます。

逆にヒトラーがドイツにもたらした功績ももちろんたくさんあるだろう。
ただ日本人にはなかなか伝わり難い。
歴史に詳しい人を省けば大半の日本人がそうかも知れません。

そのヒトラーが現代に蘇ったら?
と、また面白いこと考えるななんて思うが、この作品の本質はもっと深いところにあると気付かされました。

ラストのヒトラーのセリフ『誰もが心の中で私に共感してる』『私を消すことは出来ない。皆の心に居る』

ガツンときました。
これが言いたいのか、、、

ドイツには問題が山積みで、その中でも移民問題は深刻でしょう。
その国民たちの反発感や憤りをヒトラーという人物を現代に置くことで伝えている。

この作品が全てではないがドイツ人の本質的な物をすこし垣間見ることが出来た気がする。

それを含めよく製作許可が下りたなと思った。

全体的に面白おかしく時には深い闇を描きつつ、映画としてのエンターテインメント性もあり面白かったのだが、ラストだけモヤモヤします。

上にも書きましたが『私を消すことは出来ない』のセリフ。
これはヒトラーが自分が何故現代に蘇ったか知っていないと辻褄が合わないセリフ。

制作側はこの台詞を伝えたかったのだろうが、それにより少し都合がいい脚本になってしまった。

だとすれば中盤あたりに蘇った経緯をヒトラー自身が知る場面が必要だった気がします。

エンドロール手前ドイツ市民のヒトラーを見て喜んだり、嫌悪感を出したり。いいカットだった。

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Flagman

5.0娯楽として戒めとして

2020年6月26日
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ヒトラーを演じる俳優さんの見た目と芝居は自分が知る中で最高峰
現代にヒトラーがいたらどうなるかをユーモアセンス抜群のコメディとして再現し終始退屈させない
そしてこの映画を楽しんでる中できっとその危険性に気が付くはず...
SNS等が発展して様々な著名人や情報に触れる事が出来るようになった現代人へ娯楽として戒めとして観るべき映画だと思います

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ナーナシ

4.5いいね!光源氏君の設定のヤバいバージョンみたいな映画。大衆操作みた...

2020年6月23日
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いいね!光源氏君の設定のヤバいバージョンみたいな映画。大衆操作みたいなことする奴いたら身元調べられたりするんじゃないのだろうか。生放送の番組なら出演前にいろいろ調べるだろうに。
あと、よく途中で人を殺さなかったなとか思った。道中、敵意を剥き出しにしてくるオッサンいたのにスルーしていたのが何で?と思った。
コメディだけど笑いよりも、感心してしまいそうになるような内容。

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collectible

3.0よくもこんなに。

2020年3月22日
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鑑賞方法:映画館

よくもこんなにヒトラーに似た人がいたもんだと思う。娯楽映画だが色々考えさせられることも多い。

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Yohi

3.5風刺的ドキュメンタリー風作品

2020年3月4日
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ずっと見たかった映画。
現代にタイムスリップしてきたヒトラーがコメディとしてドイツ国民の心を魅了してゆく。
最初こそ、ヒトラーっぽさや国民の政治への意見を聞きコメディ要素が強いが、後半になるにつれ、映画に深い影を落とし始めるブラックコメディ。

歴史は繰り返される。
この映画を見ていて、そんな言葉が頭をよぎった。ヒトラーが生きていた時代も現代も両方とも風刺したような作品だった。
どう足掻いても、絶望的な状況ってあるんだと感じさせられてしまう映画だった。

私は、最後まで頭が混乱させられるぐらい脳を掻き乱される映画が好きだ。
だから、この映画も好き。

脚色されたメディア、情勢、それらに対して意図や本質を見抜く事を意識しなければいけないなと思った。
たとえそれが、叶わない抵抗だったとしても…。

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みやび