「アニメにコミックに。」真田十勇士 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
アニメにコミックに。
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2014年の舞台劇の映画化。舞台を見ていないのでなんとも
いえないが、明らかに遊んでいる雰囲気がもう堤ワールド。
冒頭10分にも亘るアニメ描写の数分が過ぎたところで注釈
が入るなど存分に遊び幕っていて、もっとキャラクターに
心血注いだらどうなんだ?と思わなくもないが、彼らしい
演出という意味では斬新なんだろうと思いながら観ていた。
中村勘九郎の演技は舞台そのもので観ていて楽しく、脇を
彩る個性派達の役回りも楽しい。松坂桃李はカッコイイし、
根津甚八とは名前だけで懐かしい。そんな色彩がいかにも
舞台チックで映画らしさが炸裂するのは大坂冬の陣夏の陣
くらいなのだが、舞台のファンなら存分に楽しめたんじゃ
ないかと思う。クライマックスの筋書きもお~そうきたか
という斬新さでどこをとっても堤ファンタジーワールド♪
ただどこにも重みを感じられないので好き好きは分かれる。
(エンドクレジットを読む暇がないほどコミックが流れます)
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