ルームのレビュー・感想・評価
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解決出来ない問題が山積み
後半、幼子の成長に希望を覚えるような作品かとも思えるが、その前には...
住めば都
世界は自分の中に存在する
子供はスポンジみたいに全てを吸収するんだなぁと。
知らないことも幸せだけど選択できることが自分の人生を生きることであることを知ってほしい。
ママも子供のままママになってしまい、母親にはなれても、大人?になれてなかったのが辛い気がした。
人は一人では生きられない。世界は自分の中にあっても、世間とは人と繋がらないと生きていけない。
そんな感じをうけた。
●終わりが始まり。
実話だったらよかった
前半「部屋」から抜け出すまでヒヤヒヤした。あの狭い部屋で生き方を模索し、7年間生き抜いた彼女は只者ではない。
脱出後彼女の友達は「普通」に人生を過ごしていたのだろう。彼女はそれに負い目を感じて病んでしまったのかもしれない。
しかし7年間の差などあっという間に縮まる。部屋から出てこの世界の素晴らしさに気が付いた彼女は今後いろいろなことを経験し7年間のハンデを埋めようと頑張るだろう。
これだけ世界は広いのに休日にボォと何もしない人は本当に何なんだろうか。学校へ行っているのに勉強しない人は何なんだろうか。人生何もしなくていいのか。
演出は僕好みだし(「ものすごくうるさくて、ありえないほどちかい」っぽい)、演技に迫力があった。ただ結局フィクションであるというところで大幅に説得力を落としている。そこが非常に残念。
後半、物足りなかった。
子どもが外の世界に出てからの部分が一番興味あったので、案外あっさりしていて残念、ってドキュメンタリーじゃないから仕方ないんだけれども。
後半、時間に追われた感があった。前半が長かったからかなぁ。
物足りなく思えた。
世界とは一体…
生きているその環境が人生になる
完全なる飼育かとおもったのだが
世界
少年にとって“部屋”こそが世界の全てであり、本物の“世界”に飛び出した後も母親とずっと一緒に過ごした場所として心にこびりついていて、それが周囲の人の苛立ちに繋がる様は本当に心苦しくなった。
でも、子どもの考えはプラスチックの様に柔軟で、彼自信の大きな成長によって“世界”の住人になった様に涙がこぼれた。
髪の毛との決別、そして“部屋”との別れの挨拶、特に唯一外の世界を覗けていた天窓への別れという一種の儀式は行われたが、部屋を狭く感じていた彼の心は既に次の世界へと踏み出していた。
この題材を重すぎず軽すぎず、事件に焦点を当てすぎず、良い塩梅でまとめた良作。
ショートタームの時も思ったけど、ブリー・ラーソンの病んだ女子の演技は上手すぎる。
本当に病んでるんじゃないのか。
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