ルームのレビュー・感想・評価
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解決出来ない問題が山積み
あの狭い部屋から解放された後の物語として興味深く鑑賞出来て事件が一件落着でも被害者にソノ家族にとってはこれからが大変で解決出来ない問題の方が多くてハッピーエンドとは言い難い。 そりゃあ残された家族が必ずしも夫婦のままとは限らないし主人公の子供が犯人との!?現実に受け入れられない残酷な状況は否めない。 鑑賞前のネタバレ的な予告や解説のお陰で思ったよりもショッキングな場面に冷静な自分だったのが非常に残念でした。
後半、幼子の成長に希望を覚えるような作品かとも思えるが、その前には...
後半、幼子の成長に希望を覚えるような作品かとも思えるが、その前には演出上、恰も普通に感じてしまうような異常な環境があるわけで。 私的には"誰も知らない"や"Juno"の様に「演者が違っていたならばひたすら悲惨な物語だっかも」作品に数えられる、脚本とキャストが激マッチした作品。
住めば都
母親にとっては忌々しいばかりの「部屋」に帰りたいという子供の姿が印象的だった。 両手放しの大団円ではないけれど、これから少しずつ外に慣れ、幸せになって欲しいなと思える、あったかい気分で観終えることのできる映画だった。
世界は自分の中に存在する
子供はスポンジみたいに全てを吸収するんだなぁと。 知らないことも幸せだけど選択できることが自分の人生を生きることであることを知ってほしい。 ママも子供のままママになってしまい、母親にはなれても、大人?になれてなかったのが辛い気がした。 人は一人では生きられない。世界は自分の中にあっても、世間とは人と繋がらないと生きていけない。 そんな感じをうけた。
●終わりが始まり。
物語はそこで終わりじゃないんだよね。実際には。なかなか考えさせられる。 すこし気になったのは、大事な子供を危険な目に合わせるかなとか、男もなぜ自宅に埋めんのかとか。 しかし、特異な環境に生きてきた子供の視点が素晴らしい。見るモノ、すべて生まれて初めて。脱出劇はホントによくやった。でかした!と褒めてあげたくなる。 母親を取り巻く環境もリアルだ。残酷なまでに時間が経っている。だが彼女の時間は止まったまま。仕事とはいえ、マスコミの質問がエグい。壊れても仕方ない。 脱出劇がメインと思いきや、そこは通過点。心の傷の深さよ。
実話だったらよかった
前半「部屋」から抜け出すまでヒヤヒヤした。あの狭い部屋で生き方を模索し、7年間生き抜いた彼女は只者ではない。 脱出後彼女の友達は「普通」に人生を過ごしていたのだろう。彼女はそれに負い目を感じて病んでしまったのかもしれない。 しかし7年間の差などあっという間に縮まる。部屋から出てこの世界の素晴らしさに気が付いた彼女は今後いろいろなことを経験し7年間のハンデを埋めようと頑張るだろう。 これだけ世界は広いのに休日にボォと何もしない人は本当に何なんだろうか。学校へ行っているのに勉強しない人は何なんだろうか。人生何もしなくていいのか。 演出は僕好みだし(「ものすごくうるさくて、ありえないほどちかい」っぽい)、演技に迫力があった。ただ結局フィクションであるというところで大幅に説得力を落としている。そこが非常に残念。
後半、物足りなかった。
子どもが外の世界に出てからの部分が一番興味あったので、案外あっさりしていて残念、ってドキュメンタリーじゃないから仕方ないんだけれども。 後半、時間に追われた感があった。前半が長かったからかなぁ。 物足りなく思えた。
世界とは一体…
監禁されている少年にとって、世界とは「部屋」の中だけであった 。しかし5歳になったある日、少年は本当の外の世界を知ることになる。 彼の勇気と母の想いが「部屋」からの脱出を実現させる。彼らが負った傷は果たして癒えることのできるものなのだろうか。まさに涙なしには観ることの出来ない物語であり、また、今の自分の幸福さ、生きることの素晴らしさを教えてくれる作品である。
期待以上でした。
予告では脱出した後がわからなかったけど、そっちの方がウェイト大きいかも。部屋の中でも規則正しい生活や教育を心がけてたママ、素晴らしい。脱出したって、そりゃあ、かんたんにはいかないよね。
生きているその環境が人生になる
客観的に見て異常な環境であっても、その環境に身を置く当事者、ましてやその環境しか知らないということであれば、それが全てでありそれが人生そのものになる。 選択肢があるということの幸せ、世界の広さを感じることのできる幸せを感じました。
完全なる飼育かとおもったのだが
そっち方面期待やパニックルームのようなサスペンスだと思ったら その後を描いたドラマがメインのお話だったのですね! しかし犯人逮捕の瞬間や何を供述してるのか一体7年間に何があったのかその辺もワンカット入れて欲しかったが!
世界
少年にとって“部屋”こそが世界の全てであり、本物の“世界”に飛び出した後も母親とずっと一緒に過ごした場所として心にこびりついていて、それが周囲の人の苛立ちに繋がる様は本当に心苦しくなった。 でも、子どもの考えはプラスチックの様に柔軟で、彼自信の大きな成長によって“世界”の住人になった様に涙がこぼれた。 髪の毛との決別、そして“部屋”との別れの挨拶、特に唯一外の世界を覗けていた天窓への別れという一種の儀式は行われたが、部屋を狭く感じていた彼の心は既に次の世界へと踏み出していた。 この題材を重すぎず軽すぎず、事件に焦点を当てすぎず、良い塩梅でまとめた良作。 ショートタームの時も思ったけど、ブリー・ラーソンの病んだ女子の演技は上手すぎる。 本当に病んでるんじゃないのか。 53
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