何者のレビュー・感想・評価
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現代のホラー映画
恐ろしい怪物が出てくるわけではなく、誰かが殺されるわけでもないのにとんでもなく怖い。
それは、登場人物を通して自分の人間性を突きつけられているから。
主要な登場人物、それぞれが違う価値観を持っている。
会社に従属する者とそうでない者、望んで道を選択する者とやむを得ずその道に入る者。鑑賞者はそのどれかに感情移入し、登場人物の行動を通してステレオタイプ化された「型」に当てはめられる。
私自身、主人公に感情移入し、リスクを恐れず行動できる人間に嫉妬する心を浮き彫りにされた気分になった。
それぞれの「型」は、映画中で否定も肯定もされていない。どんなタイプの人間もいるし、それは否定されるものではない。大事なのは自分が「何者」か知ることだ、というのがこの映画が持つメッセージなのではないかと感じた。
痛いほど気持ちがわかる
豪華俳優陣出演の何者
期待してみに行きましたが、結論からいうとすごくよかった!
友人の内定を本当な素直に喜べない
友人のことを本当は見下してみている
自分を肯定しないと生きていけない
その気持ちわかるなあと思いました
ツイッターにそれをつらつらと書きなぐり、一時的に気持ちを解放させることは現代社会ならではじゃないでしょうか
主人公が演劇をしていたということや、演劇への未練、演劇クリエイターの友人への嫉妬など
うまく織り交ぜて後半は演劇調にもっていったなと思いました
最後のシーン、タクトが自己PRを一分間で行うシーンです
このシーンがすごくよかったです
結局この後どうなるの?もやもやして終わったという意見も分かりますが、
自分の弱い部分、ダサい部分、嫌な部分を見られたくない人にまで見られていたことを知り、だからこそ吹っ切れたような、前向きになれたような、最後企業の扉を開けて外へ凛として出て行く姿にそんなことを感じました
この終わり方で最高だったと思います
それなりに
小説は面白かったし、俳優も素晴らしいから楽しめるとは思っていた。そしてそれなりに─。
原作は、個人的に筋とか設定とか隠されていることとか、そういった重要要素よりも、細かで繊細微妙な表現が最も好むところだったので、そこら辺の映像表現がどうなるのか楽しみにしていたけど、それらは全部省略されていた印象。
それに代わって、演劇を本編に大きく絡ませたり、ドキュメンタリー風の面接や語りなどが組み合わせたりして、工夫が見られたけれど、統一感に欠けるような印象で、思いつきだけを詰め込んだ印象がした。
原作に則った作品だったけれど、映像にしてしまうと、意外と退屈なところが目についた。もとがそうなのか、映画がそうなのか、それとも映像化が難しいのか…。
就職活動って怖い
自分はまだ就職活動をしたことがないけれど、数年後同じようなことをやるのだと思うと怖く感じた。
また、今をトキメク若手俳優の競演や主題歌が素晴らしかった。
映画本編の構成も良かったと思います!
すごかった
後半のどんでん返しはまるでホラー映画。
でも主人公とよく似たような気持ちになったことがあったので刺さりました。口に出すか出さないかの違いですよね。
ラストの前へ進んでいく姿は泣けました。
鳥肌立ちっぱなしになりました。
自己肯定
みんなが仲間で横一線だったのに、その序列がつきはじめた感情を就活で表現した作品。
自分に自信がないが故に自己肯定する有様はほんとに共感できました。笑
多分素直に生きていく大切さが大事なのかなーって思いました。
うーん
自分自身、就活をケータイ使ってしてない世代だし
sns利用も(やってても)消極的だし。
個人的にはなかなかピンとこなくて
現実味ない(・・;)
なんか...ネット社会って大変なんだね...。
若い子とか、めっちゃネット駆使してる人とかは痛感するんだろなぁ...
これは
期待外れ。
豪華俳優を使っても良い映画は生まれない、良い例になった。
原作未読ではあるが、あまり展開のない物語に、最終的にtwitter怖いなみたいな気持ちが残る。
伝えたかったとこそこ!?笑もっと伝えるべき所があったのに伝わらない。演出に一貫性がない。変に対立ばかりを煽って協調性がない映画だった。
就活に対してそれぞれのモチベーションがあるのだと思った。佐藤健の行...
就活に対してそれぞれのモチベーションがあるのだと思った。佐藤健の行動もすごくわかる。早く決まった友達がブラック企業じゃないかとか。検索とかはしないけど。笑
自分が頑張ってるのになかなか決まらないストレスからその行動にでるのかな。
就活後にみてよかった。前だったらやりたくないと思った映画。
のめり込む分最後が惜しい
豪華なキャストや演出によって、就活事情や心の葛藤がリアルに描いている。ましてや自分はこれから就活に挑むので感情移入もしやすく映画にのめり込んでしまった。
その分、ラストの1分PRのシーンでは、しっくりくるようなPRが欲しかった。原作通りにすればよかったのに…
おサイフケータイで生活が変わった後の心構え
真面目な大学生が結構やっているケータイ活用法が映像化されて、歴史に刻まれた感じがする。
感情の葛藤は、ケータイない場合どうするだろうと置き換えて考えると、本質に辿り着きやすい。
”SNS”とかネット関連用語は、高齢化社会やダイバーシティの時代で配慮しとくのが円満の秘訣かと思う。
以上。
何者にもなれない
本作は必死に何者かになろうとする周りの人物と、結局何者にもなれない主人公の対比を見せていると思った
意識高い夫婦の言動にムカつきながら見ていたが、主人公はそれ以上ムカついているような
物事を広い視野から俯瞰して、回りを見下げていた
そんな「高いところにいる自分」が崩壊していく
このときの演出は見事だなと思った
映画を観ていてドキドキしてきた
20代で就活経験者は楽しめると思います。
就活を、2.3年前に経験していたので、就活のことを懐かしみながら見ました。
友達の就職先を気にする自分がいたり、人との繋がりをアピールする意識高い系の人がいたり、就活こんな感じだったな〜て思いながら見ました。
後半の就職浪人していることが判明するシーンが一番印象に残ってます。就職浪人してたんかい!てツッコミを入れたくなりました笑
俳優さんも皆演技が上手く、佐藤健の何とも言えない表情なんかは流石だなと思いますね。それと、山田孝之の出番は少ないですが、やっぱり安定感のある演技でよかったです。笑
snsや就活を経験してない人だと分かりにくいかもしれません。就活経験した人なら面白いと感じれると思います。
ネット社会の就活
就活を控え、漠然とした不安を抱えている時に、何か参考になるものがあるかと思って見に行きました。でも就活後に見たほうが、もっと共感できる部分があって映画自体楽しめると思います。
◎現実離れしたSNSの世界
就活というテーマの裏に、現在の若者とSNSの問題が示唆されていました。SNSの世界にのめり込み、ネットの世界が本当の自分の世界になってしまう。この時代、当てはまる人は少なくないはず。
拓人が演劇部であったことと絡めて、後半の舞台仕立ての演出がおもしろかったです。舞台とはいわば「虚構」の世界。
拓人が就活2年目であったこと、他人を嘲笑しながらTwitterの裏アカウントでつぶやいていたこと、後半でその事実が明かされてから、今まで起こっていたことが舞台仕立てに描かれました。拓人にとっては自分のTwitterが「現実」、現実が「虚構」の世界になっていたのかもしれません。
自分が「何者」なのか、わからなくなる。
◎検索履歴は人の心を読むツール
家庭に問題を抱えて、条件付きでしか道を選ぶことができない瑞月。就活格差のようなもの。上辺では瑞月の内定を喜ぶが、プライドが高い優等生の里香はネットで瑞月の内定先の不評を検索していました。拓人は同様に光太郎の内定先の不評を探ります。現実にこのようなことをやっている人が見ると、ドキッとする場面でした。
(そしてお互いがそれを知ると同時に、里香が拓人のTwitterのことを明かします。検索の世界でも2人は出くわしてしまっていたのですね。)
まさに時代を反映した作品。
就活に対する不安は何も取り除けませんでしたが、(←特に期待してませんでしたが、)来年の就活後にまた見たいと思います。
やめてくれ〜笑
自称、感度が高く(人の心の内が読める方だと思っており)、冷静で他者を分析する(のが好きな)人が観たら、、、心がぶっ刺される思いがする映画。
僕も恥ずかしながら、ぶっ刺されました。
でもそれだけに、良い映画だと思います。
初対面でよくやる心の内での探り合い、勝った負けた、、、やってしまうよね(ーー;)
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