君の名は。のレビュー・感想・評価
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総評論家時代のヒット作
今更ながら、この映画を観ました。
映画を観ると感想を語りたくなりますよね。
自分の様な素人でも、こういう場所でレビュー書ける時代になりました。うれしいですね。
個人的な印象ですが、シン・ゴジラやこの映画のように賛否両論な方がクチコミが広がり易い気がします。語り合いたくなるんじゃないかと。
今の時代のヒット作は、こうして生れるのかも。
もっとも、ヒットしたから色んな感想が出るとも言えますが。
さて、この映画の感想です。
まず、避難作戦をよく考えたなと。まさか、勅使川原くんの発破の勉強が伏線になっているとは、思いませんでした。
新海監督、建築に詳しいのかもしれませんね。
そういえば、建築物が丁寧に描かれている気がします。
それと、山手線と総武線の並走区間を使った再会シーンいいですね。
日常の物を使っているのにロマンチックだと思います。
あそこから最後までの流れ、とても素敵だと思いました。
肩もみ下手くそなヤツみたいな映画
「ボーイミーツガール」モノとして見て観ると、正直微妙です。
この映画は、とりあえず多用されるモノローグと主題歌でイロイロと誤魔化されていて(それが演出と言われれば仕様がないですが・・・。)
肝心の「2人の恋の物語」として、とてもファジーです。
たしかに「気になるあの子」は出てくるんだけれど、思春期の「恋愛って何なんだ」とか「これが恋なのか」みたいな恋のリビドーが感じられなかった。
劇中の彼等は相思相愛なのかも知れないけれど、第三者である見ている側の私にはよく分からない。
「好きになるのに理由はいらない」と言うのは現実世界だけであって、お話の中では絶対に必要だと思います。
それとSF描写なのですが、「入れ替わって」、「タイムリープして」、「隕石が落ちて」、「時間操作して」って忙しいです。
散々言われ続けている事ですが、電話番号交換してるなら時間のズレに気がついてくれよ!頼むよ!
しかもアレだけ大きな災害があった事も忘れてるって普通に生きてて有り得ないでしょ?
私が幼少時代に起こった大震災だって覚えてますよ?あんたは中学生だったんだから高校入試の面接の為にニュースとか見たりするでしょう?
こう言う核心部分がユルユルで全く乗れませんでした。
求め過ぎですが、「記憶を無くす」って言うのは、本来の歴史との分岐によって生じるモノだとは思います。
でもタイミングが良すぎる。
そもそも死ぬ前の時間軸に行ってる次点で分岐しているのだからもっと早く障害が出るべき。
恋愛面、SF面でも肩透かしを食らっている状態です。
最近の風潮なのか知りませんが、「泣ける」ってそんなに偉いんでしょうか?
まあ、この作品は「泣ける」っていうか向こう側から「君が泣くまで殴るのをやめない!」って、ぶん殴られている様なモノです。
私はDIOではありません。ジョナサンには何の蟠りもありません。
自分は何ならエリナです。嘘です。
最後に新海さんは悪くないです。
でも興行収入はよくてもジブリ全作品の足元にも及びませんよ?プロデューサーさん。
追悼の儀式としての「君の名は。」
東日本大震災の後、しばらくの間、日本人の多くが、自分と全く関わりのない亘理(わたり)だの田老、山田、大槌といった見知らぬ土地の天候に一喜一憂して、雨が降れば「被災者が寒かろう」と心を痛めたものだった。
・・・そんな想いを、この映画がよみがえらせてくれた。
もしも「あの」災害が起こらなかったら「あの土地」の誰かが自分の妻だったかもしれない、同僚だったかもしれない、そんなことを思い出す。
映画の後半で、モズの声が響く空の下に瓦礫の山が映し出され、折れ曲がった列車や建物の残骸が見えた時に、映画の冒頭の「目が覚めるとなぜか泣いている」という台詞が心によみがえる。
そして、単なる高校生のラブコメディーかと思われたこの映画の正体を知った人は、この映画を、もう一度最初から見たくなる。
・・・映画館で「君の名は。」の観客をよく観察すると、「大ヒット」の理由が、リピーターの異常な多さであることがわかる。上映開始直前にスーッと入ってきて静かに座り、終わると下を向いて静かに出て行く独りきりの中年男性や若い学生。
東京も岐阜の山々も、この世はこんなにも美しかったのに、気づかずに私たちは何となく生きている。そして「ある日」突然、全てが失われてしまう。・・・この映画は、それを思い出させる。
現実の世界では、歩道橋の上で三葉への電話が「二度と再び」繋がらなくなった時、三葉の存在は既に「終わって」いる。「次に会った時に伝えればいい」と思っていたのに、瀧君に「次」は無い。現実の瀧君は、永久に「片割れ」を失ったままの影のような人生を歩むしかない。
しかし、映画は続く。映画の瀧君には「次」がある。つまり、映画の後半は、実は日本人が見たかった「夢」であり、映画館は、実は追悼の場であり、この映画を何度も何度も見ることで多くの日本人は、死者を想うことで死者を生かそうとする儀式に参加しているのかもしれない。
・・・再び3月11日が訪れる。互いに名も知らぬままに別れた「誰か」を想って、ぜひ多くの人にこの映画を見てほしい。この映画が好きな人はもちろん、つまらないと思った人にも、ぜひもう一度、会うこともかなわずに別れた「誰か」を探し、その名を問いながら、この映画を見直してほしいと思う。
男22歳と女25歳で再会 〇〇と〇〇でいられたのか?
普通に面白かった。
しかしいつくか惜しいと思うことが。
町長のお父さんが翻意した理由がイマイチわからない。お母さんの霊出させるとかもうちょっと説得力欲しかった。それと隕石落ちるという大事件なのに現場に行くまで気がつかないわけないだろ?もしかしたら、、と絶望的な感じで向かった方が良かったのではないか?
音楽は「大失敗」だね。時折いいBGMもあるがなんなのあの歌?イライラした。
それと二人には清いまま結ばれて欲しいが、、、。
2つぐらいの年の差で大学で再会するとかの方が良かったのでは?
私がこの感動を忘れたくないように、瀧と三葉も、“君の名”を忘れたくなかったのかな。
観終わった後に、自分の心が主人公と同化したような感覚になる。そんな映画が、私は好きだ。
自分だけが別の世界にいるのかも。
未来の誰かから見られているのかも。
運命の人と今日すれ違うかも。
エンドロール直後にそんな余韻を感じたことで、この作品が自分の胸に響いたことを実感した。黄昏時に淡く美しい夢を見た。まさにそんな感覚。
男と女。都会と田舎。過去と未来。
冒頭から謎が散りばめられたストーリーの中で、あらゆる境界線を超えて出会う瀧と三葉。それこそ、時間をかけて結われた組糸を解いていくように、運命の謎は少しずつ明らかになる。
お互いの存在に気付いた時の爽快感。
突然会えなくなった時の絶望感。
美しく落下する彗星に隠された恐怖感。
探していた人に出会えた時の幸福感。
たくさんの感情に翻弄される二人を見つめながら、鳥肌が立っていたことも、涙が目に溢れていたことも、私は気付かなかった。
アニメーションで描かれたファンタジーが、ここまで自然に自分の中に入り込んできたのかと、今になって少し驚いている。
今私は、映画を見た直後に書きなぐったメモと、BGMで流しているRADWIMPSの音楽を頼りに、この感想文を書いている。それは、淡い記憶にしがみつくようにお互いの名前を手に書いた瀧と三葉と似ているなと思った。
私がこの感動を忘れたくないように、瀧と三葉も、“君の名”を忘れたくなかったのかな。
この感想の最初に、自分の心が主人公と同化したような感覚が感覚が好きと書いた。それは、作品の中に心を置いてきたしまったような感覚、そんな風にも言い換えられるんだなと、今は感じている。
つまり、何度でも見たい素晴らしい作品だった。
みふゆ
説明くさい
せっかくアニメ映画にしてるのに、情景ではなく、登場人物に話させて説明させているのがあり得ない。手法としてかなり性急で稚拙。主人公たちが、始まりざまに話しすぎ。
この監督の映画は、とにかく言葉で説明しすぎ。
しかし、音楽や映像は良かった。疾走感が気持ちいい。
ストーリー設定も良い。良質なSF。
なので、もったいない。
恋愛映画としては、大変幼稚。しかし、この映画はもともとオタクのための映画だから、わざわざそういうものを観に行った私が悪い。
最後に。オタクが作ったからしょうがないけど、ヘアリボンの結び方とか刺繍とかのダサさに衝撃を受けて、ストーリーに感情移入しずらかった。
映像は抜群に良かった!ですが…
ずばり、昔でいう「時をかける少女」を彷彿とさせるストーリー。あの、いつかどこかで、また会える人…的な感じ。随分歳を重ねた私は、10代の時の切ない恋心を思い出したかなwwただ、時空を超えた恋愛モノはハッピーエンドで終わらない方が心に残ったかも…
ストーリーは残念でしたが、映像の素晴らしさを観る価値はありますね。
もう一度見たい、君の名は。
君の名は。のIMAXを女子友と見てきました!(IMAXは2回目、全体の合計5回)5回中5回泣きました!かたわれ時のシーンでおおなき。そのあとのスパークル(movie ver.)はヤバイですね。ほんとに、あそこのシーンは泣きすぎて頭いたくなりました。あと、消えた糸守町もヤバイですね。なので、もう一回いって来ます!
恋に憧れてる年齢向け 内容は出会い系
評判が異常に高く、見たという友人に感想を聞いたが煮え切らない答えだったので、もう自分で見るか、と。
この映画はなかなかキツかったです。
もはや有名アイドル歌手を天才だと感じる人と、最低な歌手と感じる人とで意見が別れるのと同じレベルだろうなと思います。
恐いのはこの映画が大したものでは無いと言ってはいけない風潮が恐いですね(笑)
ただ、つまらないというのではマズイので、何がつまらなかったかといえば
大きな理由は2つ
①【ファンタジー感が現実感と水と油】
②【二人が恋に落ちる理由が無い】
1つめは
時を越える・人格が入れ代わる、これは完全なファンタジーです。が、物語は普通の現実的な世界が背景となっており、ビジュアルは写真的なリアリティを押し出しています。
そしてキャラクターだけはアニメ的なビジュアルです。つまり現実感とファンタジー感がまるで馴染んでいません。
ファンタジー感を物語に馴染ませるため「古の儀式」みたいな物がサラっと入ってきますが、「儀式の理由は分かりません」というセリフに苦笑。
お話の最後の方で「この時の為にあの儀式はあったんだ」とサラっと触れてますが(まあそうだろうね。)というくらい序盤から察しが付く程度のギミックです。
ファンタジーの鉄則(架空の物ほど納得の出来る説明や設定を表現する)を投げ出してまで入れるべき仕掛けだったとは思えません。
2つ目は
確かに体が入れ替わって生活感を共有すれば親近感が湧くのは分かりますし、会ってみたいという気持ちが芽生えるのもなんとなく分かります。
が、それは出会い系サイトと同じじゃないかと(笑)
もし女の子が入れ替わったのが主人公の男の子ではなく別の男の子であってもお話が成立してしまうんです。
せめて入れ替わった男の子に対しての恋心が芽生える決定的なキッカケや理由が必要でしょう。
監督は『単純なボーイミーツガールを描きたかった』と答えてましたが、であればもっと出来たでしょって感じます。
もう蛇足 ですが
◆バイトの先輩女性が、中身が女の時の主人公に惚れるが男の時の主人公に幻滅するくだりは物語において無意味。
◆全友人が無条件で無尽蔵に協力してくれるのも謎。
そのせいで全脇役が同じキャラクター化しているため、まるで個性がなく視界に入ってこない。
◆ヒロインの事を忘れてしまうのは良いとして、あれだけの自然災害が起きた場所を誰も知らないという、、
他にも諸々ありますが・・
映画好き、アニメ好きだと自負する方は見なくて正解。
エンドロールにて
膨大な数のスポンサー企業名が画面ビッシリと流れていく様は圧巻。一番の見所です。
スッゲー矛盾だらけなのに面白かった(笑)
評判だったので、「ホントにそんなに面白いのか?」と勘ぐりつつ劇場へ行きました。
~で、結局、友人にも勧めて計8回観る始末(笑)。
本当に、細かい矛盾や不可解な点を指摘し出したらキリが無いんです、この映画。
入れ替わる仕組みもタイミングも、記憶や記録が消えていく理屈も、3年間の時間のずれに全く気がつかない2人のことも、夕方から短時間で山の登り下りを女の子が走ってできてしまうことも、監督に「どうなっているんですか?」と問い詰めたい部分はかなりあります。
でも、残念ながら「面白かった」のは事実です(笑)。
これは、新海監督が、徹底して「観客が楽しめる映画にすること」に注力した結果だと思います。
飽きずに最後まで楽しめるよう、かなり緻密に作品を仕上げたことを、後から知り納得しました。
何度でも聴けるポップミュージックのような
何度でも乗りたくなる絶叫アトラクションのような
そんな「クセになる何か」が、この作品にはたくさん詰まっているのでしょう。
唯一、欲を言えば、隕石落下後から二人が出会うまでのシーンが長く、それまでのテンションがクールダウンしてしまうこと。
2度のニアミスで三葉が生きていることも分かるので、電車越しに二人の目が合う瞬間は、個人的にはそこまで盛り上がりませんでした。
(エンディング曲もちょっとおとなしかったかなぁ)
色々書きましたが、本作で久々に劇場での作品鑑賞を満喫できたことを嬉しく思っております。
歴代史上最高 日本最高の名作
何の予備知識も無く妻の勧めで観ました。始めは男女の入れ替わりを楽しく観ていたり、巫女さんの舞や映像が綺麗だなーと思っていたのですが、中盤に衝撃が有り、まさか彗星の破片の隕石が落ちてくるとは…。
その後の三葉ちゃんを救うべく瀧君の頑張りに感動しました。音楽もとても映画に合っていて、最後のグッドエンドも良かったです。
おそらく、今まで観た中で人生最高の映画だと思います。この映画を名作と言わずして名作とは一体何なのかという事になる!
完膚なきまでのハッピーエンド
互いの時間軸の違う話というのは、とにかくその変えられた未来がどこに行ったのかが気になって仕方がなくなってしまう質なので……疑問は多々残ったものの、なんともにも考えずに鑑賞すれば幸せな気持ちになれる映画だった。
運命の赤い糸を「結び」と言い表すロマンチックさ、夜空を彩る彗星の美しさ、飽きることなく最後まで観ていられる。
せっかくの物語なのだからハッピーエンドがいいという人にはとても合うと思うし、私としてもすごく良かった。
けどやっぱ、元々の未来はどこへ行ってしまったのかなあ……と繰り返し思ってしまう。
美しく、幸せで、ときめきながらも難しい映画。
ラストが残念!
恋する気持ちの原点をみるような素敵なストーリーだったのに、ラストが説明過多な感じで残念でした。雨の中、すれ違いのままで終わってほしかったなあ。
観る人の心に余韻を残してほしかった。
途中下車して、再会ってありがちな結末でがっかりです。
それにしても、この映画がこんなにヒットするのが不思議です。
感じたままに言うと
この映画に人が集まる理由を私なりに考えてみた。この映画の何が人をそんなに惹き寄せるのか。それは私に次のように映る。
つまり、人と人との出会いに偶然はないということ。運命の糸は恣意的に複雑に絡まっているように見えるが、織りなすカタチはひとつの作品のように美しい軌跡を描くはずだ。まるであの組み紐のように。
好意的にとらえてだが、この映画の作り手には、物語としてのさまざまな破綻を犠牲にしても言いたいこと(結論)があったはずだ。さまざまなもっともらしい挿話も美しい背景も音楽さえも、その結論のための手段にすぎない。そして観る側に残されているのは、それを肯定するのか否定するのかという単純な問いだけだ。私は肯定する側だ。これは映画そのものの評価とは別かもしれないが、しかし私は(私たちは)こういう物語に弱いのだ。映画にはこうあらねばならないという制約などなにもないはずだ。いくら破綻を言い当てても詮無いことである。
年齢の高い人のなかにはこの映画を「転校生」や「時をかける少女」の大林宣彦作品へのオマージュと見るひとは少なからずいるだろう。大林作品にもまた人格の入れ替わりや、時間軸の相互乗り入れが取り扱われているが、作品の主眼は言うまでもなくそんなパラレルな存在の在り様ではなく、人と人は運命に導かれて必然のように出逢うのであり、 偶然出逢うのではないというすこぶるロマンチックな、宿命論的な思想である。
誰しもデジャヴなどの経験でいまある現実といまはない過去や未来がどこかで反響しあっているのではと感じているのではないか。かわたれ時にかたわれであるふたりは一瞬の邂逅を果たす。過去はアダムとイブまで遡るかもしれない。組み紐はDNAの二重ラセンの暗喩のように三葉の髪と瀧の腕を飾り、ふたりの運命をひとつの結末へと押し流す。ふたりのDNAにどんな情報が書き込まれているか誰が知ろう。
クライマックス、瀧と三葉は街なかですれ違いお互いを数秒の差を置いて振り返る。これで終われば大林版「時をかける少女」と同じだが、最後実際に出逢ってしまうところにかえってこの監督の大林作品へのリスペクトを感じる。そこに好感を持った。
扱うテーマが重かった…
流行に遅れて先日観てきました。
新海さんの作品の美しさは以前から知っていたので、
その世界感、二人の主人公の物語を単純に味わえて、大満足でした!
ただ、自分が観終わったときに頭から離れなかったのは、
避難を呼びかけるが動かない町民に
勅使河原くんが言う「みんな何で逃げないんだよ…」と言うシーン。
(台詞は正確じゃないかもしれません)
正直、伏線として流れている物語が重すぎて、
いわゆる楽しい気持ちで観れないくれいでした。
取り戻しのきかない、恐ろしい未来がすぐ近くに来ているかもしれない。
でも、それを忘れる人間の怖さが、新海監督のこの作品で、
このタイミングで描かれていることに感動しました。
ただ反面、「君の名は。」のように救われることのなかった
たくさんの命が、この物語を観た満足感で消化されないでほしいなあという
危機感も感じました。
映画の内容と関係ない感想になってしまいました…。
ほかの方のコメントにもありましたが、
上映時間以上に長く充実した作品に感じられました!
(IMAXで観るの、オススメですよ!)
素晴らしい。ただ、ただ素晴らしい
自分は感想とか、余り書かないほうだが、5回目でIMAX版を見て
遂に書くに至りました。
映像、音楽、ストーリー、キャラ、全ての要素がちょっとでもずれたらここまでヒットしなかったと思います。
誰かのため、自分自身のため、彗星落下という災害からみんなを守る為に必死に動く、瀧と三葉。現実では、確かにこんな奇跡はない
でも、本当に大切なのは、諦めず、行動すればまだ自分達の見えない未来は変えられる可能性があるのだと思いました
この映像を見れて本当によかった。素晴らしい作品でした
最後にIMAX版凄すぎです。細かい音や音楽、彗星落下の瞬間が迫力すら感じました。
これってあれだよね…
著名人や私の周辺でも賛否両論分かれていたので、一度みたくて見に行った作品。
見始めてすぐに流れるオープニング映像に目が点になってしまいましたf(^^;
これって劇場作品であって、テレビアニメじゃないよねと…。
話が進むにつれて、何となく懐かしい感じが思い出されて、「あ、この感じラーゼフォン!」
『君の名は』を簡潔に言えば、一組の男女が出会ってお互いに惹かれ合うけど、お互いの時間軸がずれて離ればなれになるが、現代で再会する話。
ラーゼフォン見た人ならわかるけど、テーマは全くラーゼフォンな訳である。
某漫画家なんかは今まで作られてきた映像作品の寄せ集めと言っていたけど、確かにそれは否めない。
ただ、寄せ集めだとしても新海監督のなかで、伝えたかったメッセージが伝わってきたらもっと自分の中でもっとこの映画を受け入れられただろうけど、それができず消化不良になってしまった。
体が入れ替わっただけで惹かれあうというのもちょっと弱く感じたし、先輩と瀧との関係もどこまで瀧が思いを寄せていたのか、よく分からないところだ。
三葉にしても父親との確執や神社との関わりがどのように変化していったのかも見えてこなかった。
要は物語としての二人の問題が見えてこなかったり、その問題が見えても対峙できていないのだ。
ただ、『星を追う子ども』でも描かれていた黄泉の世界と現世との関係をもっと掘り下げて、ちゃんとした物語を構築したよりよい作品を次回に期待したい。
青春の残像(既視感)
公開直後に観た際には、今一つ乗れなかった作品です。その後、社会現象となり、現在もロングランには驚きです。関係の方々おめでとうございます!
その秘密を知りたくて再度鑑賞しましたが、やはり新しい驚きを感じる映画ではありませんでした(スミマセン)。私の様な世代には、どうしても大林宣彦監督の名作「転校生」「時をかける少女」と重なってしまい、既視感を払拭出来ません。しかし、描画は日本人好みの線画に緻密な背景が美しく、新しい世代の青春の残像としてのこるアニメ作品だと思います。
ちなみに、ラストは「天国から来たチャンピオン」か?って思っちゃいました。
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