君の名は。のレビュー・感想・評価
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アニメだけど
アニメだけど、とっても面白かった!
最初は入れ替わりで起こるコメディ要素からふと始まるlove展開と実は時間が違うことに気づいた二人の必然的なすれ違い、そして彗星を巡るタイムリミットを巡るサスペンス要素もありとても見応えがあるステキな映画だと思う。
東京の町中の景色も田舎の景色もとてもキレイに描かれており気持ちがいい。突飛な設定にもかかわらず青春や恋のみずみずしさも伝わり、頬をニヤケさせる。前半のコメディ要素もどこかほんわかとさせて安心して観ていられる。俳優陣も声に違和感はなく、物語に集中出来るし音楽も良いと思った。「男女の入れ替わり」というよくある設定も使い古された感じもなく成立していたと思う。
入れ替わっているのに連絡取らない(取れない)のに理由はちゃんとあるのだろうとは予想していたとは微妙に時間がずれているとは思わず…。そこからお互いがお互いを求める姿は見守りたくなり、会ってからの2人にニヤニヤ。記憶が無くなることによる切なさはいいスパイスとなり感動を呼ぶ(泣かなかったけど)
個人的にはアニメとしては大傑作。
古い部分もあるし、新しい部分もある。大人も見られそうなアニメ映画。
まず『君の名は』という題名が昔の名作にひっかけていて惹かれる。
絵がすごくきれいで背景がリアル。
東京の生活や田舎の生活を細部までしっかり書き込んでいる。
音楽もすごくよくてREDWIMPSのMVみたいなところもある。
ストーリーも最初のところは名作映画『転校生』みたいでよかった。
個人的にも『転校生』は大好きで、蓮佛美沙子さん版も劇場で見た。(ほとんど観客いなかったけど・・・)
なんとなくこういうのは『セーラー服と機関銃』→『時をかける少女』→『転校生』の80年代シリーズで回しているような気がする。
もちろんリメイクではないし、そのままやるわけないから、どうするんだろう?というところに興味があった。
山々に囲まれた田舎町に住む女子高生の三葉は、町長である父の選挙運動や、家系の神社の風習などに鬱屈(うっくつ)していた。それゆえに都会への憧れを強く持っていたが、ある日彼女は自分が都会に暮らしている少年になった夢を見る。夢では東京での生活を楽しみながらも、その不思議な感覚に困惑する三葉。一方、東京在住の男子高校生・瀧も自分が田舎町に生活する少女になった夢を見る。やがて二人はそれが夢ではなく、実際に入れ替わっていることに気づき始める。携帯にその日の出来事や注意事項を書き残したりして連絡はとれるが、直接電話やメールはできない。そのうち入れ替わることがなくなってしまった。不審に思った瀧は、僅かな情報をたよりに直接会いに行くことを決意するが・・・。
粗筋書いたけど、ここまではそこそこまともで、このままの感じで最後までいくのか?と思っていた。
しかし、ここからが怒涛の展開で、ウソだろ?そんなのアリ?みたいな感じになった。
ネタばれしちゃうけど、『転校生』の”入れ替わり”に、『僕だけがいない街』の”リバイバル”(いつかはわからないけど昔の自分に戻て過去を変える能力)を足して大掛かりにしたようなストーリーになった。
ここが意見の分かれるところかもしれない。
①なんだかわかんないけどスゲーと思う人
②予定調和を崩していて面白いと思う人
③なんとかついていってそれなりに面白かったけど、どうなの?と思う人
④なんだこれ?メチャクチャじゃないか、こんなのダメと思う人。
普段あまり映画見ない人はたぶん①で、普通の映画ファンは③か
④、変わってる映画ファンは②だと思う。
でも最初の導入部分がうまいし、後半も野球に例えるなら、バットの芯には当たっていないけど、フルスイングで振り切っているので、なんとかぎりぎり風の影響もあってスタンドに入り、ホームランになったという感じだった。
個人的にはなんとなく納得いかない部分もあったけど全体的には面白かった。
其処此処に設定のズレと浅さがある
うん。観客動員数の割に評価が低い人も多いので、警戒して観ていたが、概ね面白かった。
特に全編に流れる瑞々しさは清々しい。
登場人物ではウブで生真面目な三葉より、妹の四葉の生意気さ加減が好ましい。お婆ちゃんはちょっと説教臭いかな…。
突っ込ませてもらうと、高校生の台詞としてちょっとどうかと思うところが。
・「酒税法違反」←高校生が知っててもおかしくないけど唐突。
・「生まれ変わったらイケメンの男の子にしてください」←普通だったら、都会のかわいい女の子にしてくださいというところを、何故イケメンの男の子? これは、何故入れ替わる相手が瀧くんなのかと突っ込まれることへの予防線がありありとしてて、興醒め。
・髪の毛切って「失恋?」←(三葉が巫女だから長い髪に思い入れがあったとしても)いつの時代?
・「嫁入り前のむすめ」←いつの時代?
これらは普通の高校生を描こうとしているからこそ、余計目立つなぁと思いました。また、散々言われていたようにおっさん目線がそこかしこに。ぎりぎり見えない乳首とかね。
色んな人物が頬を赤らめることが多くて、それがなんか漫画のステレオタイプというか、オタクっぽい描写というか…。
あとラスト。忙しい時間にわざわざ途中下車して階段まで行ったのにすれ違うなよ!
どうせ巡り会うのはわかってるんだから、見つめあったならさっさと話しかけてしまえ!
気をもたせるどころか、まどろっこしくて多少イライラした。
あと、三葉と瀧くんが山頂で出会うところで、記憶の消滅が加速したので驚いた。
入れ替わりが終わって暫く経過しても瀧くんの記憶は無くならなかったのに、三葉の死を意識してから急加速。
口噛み酒も飲んで再び入れ替わったのに、なぜ?
三年前と現在が違う時間軸で同時進行しているのなら、本来なら、三葉が死んで入れ替わりが無くなった時点で記憶が消えていくのが、この世界上のルールなのではないだろうか・・・?
どうしても展開を崩したくないのなら、冒頭で「どうしても思い出せないことがある…」というような、瀧くんのモノローグなどがあれば、違和感が減らせたかもしれない。
あと、三葉が彗星が落ちて死ぬことがわかっていたことや、同級生と変電所を爆発させたことは、彼女の中でどう記憶されているのかな。
ま、そこはいいとして、ラストのご都合主義も手抜き。
共通設定がないと、二人が偶然出会うことに無理がある。瀧くんが糸森のスケッチと共に三葉の顔も描いていて、そのスケッチを大事に持っているとか、そういうアイテムがあれば説得力もあったかもしれないのに。
これだけ騒がれたけど、瑞々しいだけではキャラクターの浅さを看過できない年齢の私にとって、この映画は「そこそこ楽しめたが大した傑作ではない」という評価に落ち着いた。
余談ですが、ほとんどの人は興味ないだろうが、巫女の舞の戯作と振り付けが歌舞伎役者の中村壱太郎だった!
あそこの動きはよく描けているなと感心していたけれど、適当に拾ってきた動画から作画したわけじゃなかったんですね。
歌舞伎ファンとしては嬉しい発見でした。
生理的に好きじゃない
背景はとても綺麗だった。
彗星で町民が消えるのを防ぐために、時間を超えて2人が入れ替わっていたんだという大まかなあらすじも、まぁ普通の入れ替わりものにとどまらないよう考えられてるなとは思った。
けど、時系列が分かりにくくて混乱した。(未だによく分からないので後でまとめサイトを探すつもり)
数回入れ替わった中で何で2人がお互いを好きになったのかよく分からず、所々で涙を流しているが全く感情移入できなかった。
置いてきぼり感に笑いさえ込み上げて来た。
なんか絵柄が好きじゃなかった、女子っぽい動きが強調されすぎで気持ち悪かった。
台詞ではない声(「ハッ…」「えっ…」など)多すぎて気になった。
何となく生理的に好きになれなかった。
物足りない理由を考えてみた
絵が綺麗であり、作中で画のタッチや時間の推移速度が次々と変わるため生き生きとしたアニメーションにふさわしい映画だった。瀧と三葉の掛け合いに笑わされることもありポップに見ることが出来る良い映画だったが、鑑賞後にこの映画を通して作者は何を伝えたかったのかを振り返っても何も鑑賞前後で得られたものがないと感じた映画だった。
気軽に見れて面白い作品だったのに何故得るものがない映画と感じてしまったのか。その理由を鑑賞後に再考した結果、①メッセージがなかったこと、②新鮮さを感じなかったことの二点が理由だったと感ぜられた。
①メッセージがなかった
この映画は瀧と三葉の恋愛映画であるが、先輩に恋する過程は描かれていても作中に瀧ー三葉感の恋愛の駆け引きや悩みは描かれていない。また、三葉の親子間の軋轢も解消されていないし、唯一メッセージらしく感じられる「結び」に関しても映画を見る限りではメッセージを掴み取ることが出来なかった。
②新鮮さを感じなかった
メッセージがない作品でも良い作品は多く存在する。ホラー作品はメッセージがなくとも気味の悪い感覚を味わえれば良作であるし、英雄譚は主人公が成長する過程やその未知の世界観に心躍れば良い作品といえるだろう。しかし、「君の名は。」は同じメッセージが無い作品でも新鮮さを感じられなかったため、良い作品と感じることが出来なかった。
「君の名は。」は未曾有の彗星落下と時を超えた精神置換を描いたSF作品だが、基本的には二人の高校生の日常を描いた作品である。そこで描かれている日常は今生活している現代であり、特別な異世界感や未来感を感じることは出来ない。また、タイムリープや精神置換も稀な設定でないため新鮮さを感じることが出来なかった。
以上の二点が気軽に楽しく見られたのに得られたものがなく物足りないと感じた理由だろう。日常を描くことで違和感無く観客を引き込めたが、日常すぎたために特別なものを描くことが出来なかった作品だと感じた。しかし、描かれているのがリアルな日常であるが故に、数十年後に見直したら「iphoneなんて固体端末を使っていたな」や「人が自動車を運転してる時代もあったのか」と時代を経て「現代の日常」が新鮮さを持てば化けるアニメ作品であり、将来見返すのが楽しみな作品でもある。
終わりよければなぁ
エンディングまではものすごくモヤモヤと戻りたくても戻れないあの頃に戻りたいな的な気持ちでいっぱいになりまして、青春映画としてとても良い作品だなと拝見しておりました。
しかしながら、終わってみたら悪い意味で全くモヤモヤ感がなくなってしまっていて、余韻がないというか、何も残らないというか。台無しだぜというか。
そこが残念だったのですが、ここまでの興行収入を得られたのはこのエンディングだからこそだとも思うので、難しいなぁ。
懐かしいような思い出せないような人が
2018年の年が明けたばかりだが、この映画の上映が2016年というのが間がなんだかあいた気もする。日テレのテレビ初放送を録画にて。『アナと雪の女王』もたしかCSでだったが、映画館や関係者には申し訳ないが、テレビ放映まで待っていた。というか、番組表で知ったので、来たかと思った。現在の日本人の感性がわかる大ヒット映画である。一体何がそうさせたのか吟味したいと思った。新海誠監督の映画は、これまでにdTVなどで『言の葉の庭』、『雲のむこう、約束の場所』、『秒速5センチメートル』は垣間見た。垣間見たというのは早くも詳細は忘れているからである。ただそれらの作品と似通ったモチーフが入っている気がする出だしである。今回失敗したのは、DVDに録画してからの視聴なので画質が落ちたところではある。ただ私はそれには音もそうだが無頓着なほうで内容が同じならいいかと思うほうである。その良し悪しはわからん。それでも『言の葉の庭』を観たときは衝撃だった。細かい、繊細な描写。私がアニメをそんなに観てこなかったからなのかどうか、雨とか電車とか、精緻というのか。だが哀しいことにだんだん慣れてしまう。口噛酒とか言うのが出てきたが、『はじめ人間ギャートルズ』でやっていたのかと思って調べたら、それは猿が噛んで作った酒で、映画のように巫女が噛むのではなかった。さて、どこかで映画では『転校生』とか、『時をかける少女』とかの要素も入っているようなことを観たような気がするが、そんな風でもありそう。
現実に他人と身体が入れ替わったら、この映画よりももっと不都合が生じたとは思うが。おばあさんの「結び」の話。神のような不思議と人間、人間と人間の邂逅の教え。複雑にニヒリズムや乱交が
加わっている現代に、この「こころ」の描写と音楽は潤いと穏やかさをもたらす。芸術はモラルを交えていなければならない。この難しい契約よりも早熟が先に来る時代の中で、この映画に関してはどうそれは作られるのだろうか。ただ良い人生に巡り合うためには、脇役として出てくる、例えばバイトの女性の先輩なども良い人だったから、良い人生を続けられるのかも知れない。至るところに見える淡い三角関係以前の脇役が出てきて、その片思いに対して別の思ってくれる人がいるというのもあった。カズオイシグロは一つもまだ読んでいないが、SFの入る考えさせる手法があるらしいが、『雲のむこう、約束の場所』も薄っすらそうだったと思うが、この映画もSFである。身体の入れ替わりからして既にそうだが、流れ星のようなところから発している。そして、入れ替わりをしなくなってからになる。ふと私の思考過程に於いて大事だが、ある時期からモラルを逸脱することをエロスにする経緯が長引いたが、いつの間にか逸脱が主流になりエロスがわからなくなってしまったのだろうと思った。硬く真面目なところに少し揺らぎが起きてエロスが生じるが、エロスだらけの逸脱は麻痺となる。それが現代社会の経緯なのだろう。だとすればモラルを戻さなければエロスは取り戻せないのだ。◆そして用事があって外出し、再び途中から観る。◆幾つか観ただけだが、新海作品というのはこう転回することがあったかも知れないと思い出すような気がした。分析という言葉だと冷たい気もするが、記憶の良し悪し、または何度か繰り返して他の作品も観ていたなら、照合できたのだろう。法的に考えたら未成年飲酒シーンになる場合も、正月などにほんの少しおちょこから子供に与えられた祭事のお神酒みたいな意味と、そんな少し難しい考えるシーンもあった。だがそのお猪口一杯の酒は、男子を生と死の境に引き込む、命がけの酒だった。そんな意味も酒の貴重な時代にはあったのだろうか。しかし、タイムトラベルで事実を変えてしまって良いのかという話になってくるのか?私自身だけの事を言えば、もう20年くらい前なのか、3つ年上の女性と見合いさせてもらい、私のほうから断ったかも知れない事があったのだが。その頃、年下の相手のほうが良いとばかり思い、その考えが邪魔をした。そんなことを考えたら、映画がわからなくなる。しかし生死の境目のシリアスなドラマなのに、一瞬のタイミングにユーモアになっている。もう運命の男女でありお似合いなのに、それからどうなってしまうのだろうか。と思った途端に覚まされる。どうしてと
。確かにその時その時の判断からの行為の違いで将来は変わるわけだけど。見せたくないような欠点はないかも知れない。ただ、現実には街の雑踏の中でお互いを良いと思っても、男の声かけではストリートナンパのようになってしまう。この映画の出会いはそう観るのではなくて、職場でもお見合いでも誰かからの紹介でもふとしたきっかけから、ちょっと懐かしいなと思うような、そんな些細な思いからでも、惹かれあったら、それからそれが運命の相手だったんだという事になるというような、出会い方よりも、必死に探して見つけたいような相手との出会いは意外にちょっとしたところにあるみたいな、そこから過去に深い因縁があったような人だったと後で気が付くのかなと、少し懐かしさのような直観を開いて、ちょっとしたところから、運命の人だったとなるというような。そういう条件付きだが、結果、この映画は、過去の新海作品では批判的な場面もあったのだが、それさえ無かったような、最高の作品だったと思う。これは大ヒットするはずだと思った。
これはSFでは無く
ファンタジーなのだから、細かいことは気にせず楽しむ方が良いだろう。主役の二人にも感情移入できたし、曲の入れ方も今作は成功していると思う。ただこの監督の悪い癖で、話の順番を無駄に前後させてるので混乱した人も多い様子だ。特長である映像美へのこだわりが、少し控えめなのが残念である。賛否あるラストだが、あの結末だからこその大ヒットだと思うので、これはこれで良し。まさかのユキノ先生は熱くなった。
失礼を承知で…
正直おもしろくなかったです。。。
わたしはすぐに感情移入して
感動し泣いたりしてすごく単純なのですが
なぜかこんなにも心動かされなかった作品は
初めてで自分もびっくりするぐらいです。
ストーリーはもっともっと深くしていれば
いい作品だったであろうに残念です。
意味のあるひとつひとつのもののストーリーのつなげかたに無理矢理感がすごかったです。
一番残念なのが
瀧、三葉の人間性がみえずらいこと。
魅力がつたわりずらい。。。
手の平に好きだと書かれているのをみて
え?って思ってしまいました。
二人が惹かれ合う意図がわからなかったです。
なので感情移入できずに終わってしまったんだと
思います。
声優の神木隆之介くんのファンなだけに
とても残念でした。
この作品が好きな方はすみませんでした。
テレビで見た。
大変良かった。
今更ながら見れて良かった。
2人が入れ替わるだけの話と思いきや、入れ替わった片方はなにかを伝えるために入れ替わっていて、それは3年前で、それを伝えようと3年後の人間が四苦八苦して、3年前の状況を変えれて、その記憶は現代に途切れ途切れになってて、偶然再会して思い出す的な。
身勝手なハッピーエンド
非常に楽しく引き込まれる映画ですが、内容に問題点が沢山あります。なぜあの二人が入れ替わるワケが説明されてない。3年のズレ、さらになぜラストシーンが5年後なのか?
なによりラストシーンで、死んだはずの三葉と再会する。すでに死んだと受けとめていたのになぜ?山の上でお互い目に見えない再会が一番の盛り上がった時がラストシーンでよかったと思います。今回の過去を変えて三葉が生きかえらす設定でも最後は記憶から消えて、お互いが判らずすれ違うシーンの方がほうが感動したと思います。
そこまで悪くはないが、説明臭いのに浅い。
急に口噛み酒のシーンや胸を揉むシーン、組紐、油性マジックなどを画面一杯に映し何かをアピールなのか説明してくるが、特に其々が強い意味(組紐は少々意味はあると言えばあるが、さほど再会のキーになる訳でもなく、組紐自体の魅力をそう説明する訳でもなく…)を持たず、何故に今これ説明された?!と戸惑う。
そしてアップの口噛み酒・数度の胸揉み は、男性の視点であることが急に強くなり、この映画のニュアンスとはアンバランスである為に少々気持ち悪い。もっと神秘的なり、現実的な困惑を示すならもっと具体的にするなり、、
良い映画というのは、一度で十二分に満足できるもので、それを何度も味わいたくて鑑賞回数を増やすものだと個人的に思っている。
分からない部分を埋める為に何度も見るというのは、見手の読解力が足りないか、映画が結局作りが甘い故の謎になってしまっているか だろう。残念ながら、この作品は後者のパターン。
謎な雰囲気にして、何度か足を運ばせるという意図が見えるタイプにすると、せっかく素晴らしい所も全て含めて下品になり芸術ではなくなる。
それなのによく見るとクレーンが2人を表している、のような、本筋を深める訳でもないものを多く盛り込まれても、女性がネイルに拘るくらい、他からしてみたらどうでもいい。
その余力があるなら、本筋をしっかりさせてもらいたくて逆に腹が立つ。
ということで個人的に好きではない。
だが、映像は確かに美しい。組紐組紐のアピールにより組紐は売れただろうし、神社・夏祭り・飛騨は人出が増えただろうし、スマホがいざという時に全く役立たないかもよ?という問いかけ に関しては良いと思う。
SNS映え という言葉がドブの蚊のように飛び回る時代にはこのように高く評価されるのだろうが、そういう意味では賢いのだろう。
これで満足できるのはそれはそれで良いが、この感じが「最高」と評価する人が本当にこれだけ多いのなら、この国は今後大丈夫か?と、少々不安。
凡作でした
凡作でした。 こんな凡作が興行収入 355億円と言うのは信じられません。
恋愛映画かと思いきや、 実際には別のストーリーが有り、 そちらが重視された こうせいでした。 ただし、 その重要なストーリーの解決策が意味不明でした。 [どうやって町の住民を救うか] ということがストーリーの中心になっていくのですが、 肝心の解決策が [偶然に まちの避難訓練と重なったから] という意味不明のものでした。 主人公が父親を説得して避難訓練をしたことは推測できるのですが、 どうやって説得したのか、 という肝心の部分が一切説明されていませんでした。 そこが物語の最重要課題だったはずなのに。 丸でミステリー小説をよんで、 答が書かれていなかったかのような肩透かしを喰らいました。
ほかにも矛盾だらけでした。 時間軸のずれは、 テレビ、 ニュース、 カレンダー、 を見ていれば気づくはずです。 それに、 仮に自分が誰かと入れ替わったら、 相手の住所に手紙を書き、 氏名、 住所、 などの個人情報を確実に こうかんするはずです。 自分の個人情報すら知らなければ、 正常な日常生活が不可能なので。 と言うような細かいことにこだわらない女性専用の映画、 ということでしょう。
テンポは良かったですし、 映像は きれいで、 音楽も素晴らしかったです。 そのため及第点は出せますが、 それ以上の特別な作品では ありませんでした。
素直に面白かった
細かく美しい描写、思いもよらなかったストーリーの壮大なスケール感、
胸キュン度数も高く(笑)非常に楽しめました。
惜しいのは時間軸を弄ったことによる辻褄の合わなささが引っ掛かってしまい
腑に落ちない点もチラホラ。
この辺りはタイムリープモノの難しいところです。
ただそんなことよりも、
婆ちゃんが言っていた「結い」の話が核となっているので
全体的には非常に日本人らしい良い物語だと思います。
なにやらハリウッド実写リメイクなんて話があるみたいですが
この感覚的な物語をどういう風に変換するのか
観てみたい様な観たくない様な…
おぉ。
観終わって第一声は、よく出来てるなぁ。
物語はもちろん、映像も音楽もすごくよいし。
ただ、もう一回見たくなるほど感動したかと言われればそうでもないかと。
映画館で見たらもっと違ったのかなぁ。
国語の先生が言の葉の庭の先生でおぉってなった。
普通
過大評価を受けている作品という印象。
それなりにストーリーもいいものの細かな整合性に欠ける。特に、わからないのが、互いの名前を忘れないように互いの手のひらに名前を書くところそこで瀧が三葉の手のひらに好きだと書くところには思わず「はぁ?」となってしまった。(それは個人の価値観の違いだと思うし、僕はそんなロマンチストじゃないから全く共感できなかった。)
また、三葉と瀧が互いをなぜ好きになったのかというのも落ち着いて考えてみるとおかしな話である。我々観客はお互いの入れ替わり生活をアニメ特有の俯瞰視点で見てるから互いを好きになっても問題ないように感じるがどちらか一方の視点からみてみると、なぜ相手の事を好きになったのだろうと疑問に思う。
また、入れ替わり生活中に絶対に一回はカレンダーを見るだろう、ということはカレンダーにかいてある西暦から時間軸のずれによっぽどのアホでない限り気づくだろう(まぁそこで気づかないことで後で相手の手に自分の名前ではなく好きだという気持ちを書くアホさ加減を表現しているのだろうか)。
これらの点を改善したらもっと評価される作品になったのではないのだろうか。
声優は主役二人はよかった。個人的には三葉の声が可愛かった。長澤まさみは声優には向いてないんじゃないだろうか。というか、プロの声優さんを使った方がよかったという役がいくつかあった。
ちなみに、映画でわからない部分は小説を読めというのは映画オリジナル作品としてはどうだろうか?
映画本編ですべての伏線を回収し主物語を全部説明できる状態にした上で他のキャラたちのスピンオフ小説をというのはわかるのだが。
RADWIMPSの音楽はとてもよく音楽がかかるタイミングも物語を盛り上げるのに一役買っている。
余り深く考えて見ないことをおすすめします。
勢いだけで見たらいい映画。
美しき、問題作。
平成の怪物新海誠の意欲作。
彼から滲む衝撃的ビジョンが311のトラウマに苦しむ日本人の琴線に触れたのだろう。
メガヒットとなった。
日本経済に貢献したメガヒット成分を0.5評価に加え1.5とさせていただく。
若干設定の詰めが甘い。
だが、これは「マブラヴ」「まどマギ」「シュタゲ」と同じく魂の闘いの物語だ。
闘う者は好きだ。
何回も見てしまった。
映画館で3回。
家のDVDで1回。
計4回見てしまうほど大好きな映画です。
個人的に悪いところはないと思いました。
まずは声優さんに感動。神木隆之介君は本当に感情のこもった人の心に響かせる声だなと思いました。もう神木隆之介君の声が滝君に聞こえて仕方ないです笑
そして、この映画の主題歌RADWIMPSさん。
本当に一つ一つの曲に感動。
途中で入る曲などの映像の動き。本当にリズミカルで綺麗で合っていて鳥肌が立ちます。
最後の曲は声が響き渡って、少し切なげな感情があり涙目になりました。
本当に今時な高校生の物語だなと親近感がわく映画でした。
素晴らしかったです!!!
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