君の名は。のレビュー・感想・評価
全448件中、21~40件目を表示
人気のあるものには、ちゃんとした理由がある。
通しで見たのは2回目。劇場では初でIMAXです。
3年ギャップの入れ替わりで、SF要素があると知らなければ、間違いなく完全スルーしてました。いかに世間を騒がせている人気作であろうとも。当時は劇場で見損ね、少し時間差ありで機内鑑賞。で。なんで劇場に行かなかったのかと後悔。これからはアニメも見なきゃ!と価値観を変えることになった作品でした。
要するに。コレが無ければ、天気の子もポンポさんも、鬼滅も見てなかったろうとw
まぁ、入れ替わりパートの軽妙さ。朝のオッパイ&四葉のルーチン。楽しい。
3年のギャップが明らかになる食堂の場面の、静かにして深い衝撃。
もうあとは、2人が出逢うだけ!になってからのジリジリ。からの、最後のタイトル落ち!の沁み方。
いや、やっぱり、人気作には、そうなるだけの理由があるよ。って、今更だけど気付かせてくれます。
アニメーションの進化、この後、スゲーことになるんだね、ってのも思いましたし、製作が川村元気だったのを、今日知りましたw
良かった。
とっても。
過去への配慮
本作は、2011年に発生した東日本大震災の5年後、2016年に公開された。東日本大震災の甚大な被害を受けて、この震災を想起させるシーンがある作品は軒並み公開延期となった。本作は、東日本大震災を想起させるシーンのない作品だと思って公開時に鑑賞したのだが・・・。
本作の主人公は、都会に憧れる女子高生・三葉と、都会暮らしの男子高生・瀧。全く異なる生活環境で離れ離れに暮らす二人の心の入れ替わりを通した、典型的なラブストーリーだと思っていたら、後半からは大きく軌道修正し、時空を超えた壮大なラブストーリーとなっていく・・・。
美意識の高さを感じさせる洗練された繊細なアニメ映像に圧倒される。特に、冒頭の流れ星、三葉が暮らす田舎の森の木漏れ日、瀧が暮らす街の高層ビルに差し込む太陽光など、光と影の表現方法が素晴らしい。
恋愛ファンタジーとして観ればGood、音楽もGood、前述したようにアニメ映像もGoodなのだが、中盤の彗星の湖への落下シーンが全てを変えてしまった。彗星落下によって発生する高波。その高波に飲み込まれていく家々。これは・・・と絶句してしまった。東日本大震災の記憶が自分でも驚くほど強烈に蘇ってきた。東日本大震災という5年前の厳しい過去を忘れて、本作を恋愛ファンタジーとして楽しむことはできなくなった。
本作は、彗星の湖への落下による人的被害を愛の力で御破算にしてしまう。確かに本作は恋愛ファンタジーである。しかし、作品はフィクションであっても、作品を観る観客は厳しい現実の中で生きている。東日本大震災を経験し、甚大な被害を受けている。そういう過去を背負って懸命に生きている人達が観る作品だということを踏まえた、描写、設定にして欲しかった。
本作は、ハイレベルの恋愛ファンタジーである。作品としてみれば何の問題もない。しかし、公開時期が東日本大震災の5年後であることをしっかりと踏まえた配慮が欲しかった作品である。
どこかの宗教みたいな映画
とってもきれいな映像なのに、内容がどうしようもない映画でした。
ストーリーがよくある話なのはしかたないけど、主人公だけが生きてるような映画で、すっかりおいていかれた、というよりついていきたくない映画でした。
この監督の映画はどれもセリフをオウム返しのように繰り返すシーンがでてくるけど宗教みたいで気持ち悪いです。
脇役の人たちが生きてこないので映像と主人公だけの監督自己満足なご都合主義な映画だと思いました。
ここまでヒットしていなかったら星2つくらいだけど、ここまでヒットしたことでマイナスしました。
観終わった後まで楽しめるような、とにかく意図して作り込まれた凄い映画です。
とにかく、映画の構成にびっくりしました!
序盤は、ちょっとした出会い系のような男女(瀧&三葉)のドキドキ感や、痴話喧嘩のような雰囲気で、テンポの良い音楽と共に、観る人の心をどんどんワクワクさせていく感じになっています。
そして、「いよいよ、二人が出会うぞ!」という場面で、それまでに高めてきたワクワク感を、一気に地の底に落とすかのような構成です。
そこから、いろいろと謎を紐解きながら、ようやく途切れた糸を寄せ合わせるかのように辿り着いたかと思うと、またもや、時空の捻じれにより、すれ違う。
時空を飛び越えた「瀧」が、問題を解決し、無事に現代に戻ってきたけども、惜しいところで、また、「三葉」とすれ違う。
途中、「組紐」という伝統工芸品が登場します。
それは、細い糸を組み合わせて作られるもので、寄せて集めて、捻じれ、絡めて、形を成すものです。
「君の名は。」の時空を飛び越えて、いろいろすれ違いながら、絡め合いながら、形を成していく様は、この組紐にも象徴されているように思います。
そして、組紐のように、あらゆる記憶やピースを寄せ集め、電車で二人の時間のタイミングがばっちりあった瞬間に、ようやく、お互いのことを思い出します。
でも、すぐに、電車が離れていく。
正直、もどかしい気分になりますし、観る側としては、二人の幸せを応援したくなります。
ラストシーンでは、二人は、ようやく出会えますが、やっぱり、すれ違っちゃいます。
「え?なぜ?」と思った瞬間、お互いに、「君の名は?」と尋ね合い、時空を超えた出会いが完結します。
そして、ここで、映画が終わる!という構成が素晴らしいと思います。
「あれだけ、すれ違ったのだから、積もる話も、たくさんあるでしょ?」
「どんな話をしたのかな?」
「この後、二人は結ばれるのかな?」
etc.
映画を観終わった後に、友人たちの間で、想像力を働かせながら、それぞれがイメージする結末について、語り合うことになるのだろうなって思います。
観た後まで、楽しませてもらえる映画です。
期待しすぎた
映像は非常に綺麗。
RADWIMPSの曲もよく合っており、映像を引き立てている。
ただ、良くも悪くもRADWIMPSのアルバム販促アニメーションと感じた。
新海作品お馴染みの天体・宇宙・自然と恋愛。
入れ替わり要素はあるものの、やはり真新しさは感じられなかった。
なんなんこれ
いやいやいや評価高くてこれ?サクラちゃう?
口から米汁でるわ、手のひらに『好きだ』って笑笑。
汚ぇし胡散くせー、三葉騙されてるで絶対。
終わり方も違和感。
思い出キラキラ美化エンド、
かと思いきや、えー!出会うん?!?
ハッピーエンドまでの起承転結下手やなー!
ベタベタ青春物語すぎるて。
ラノベアニメと間違ってない?
総論:映像☆2
新海誠監督の最高到達点
映像と音楽のマッチングでは、世界を見わたしても並ぶ者なきセンスをもつ新海監督の、青春恋愛映画の傑作。
東京に住む瀧と、東京に憧れる三葉、二人はある時から、週に二、三日、朝から寝るまでランダムに意識と体が入れ替わってしまうようになる。
原因不明の状態に混乱する二人だが、互いの私生活をのぞきながら、プライベートと人間関係を守るため、情報交換しつつルールを作って入れ替わりの日々をやりすごす。
スマホやノート、スケッチブックといったアイテムを使ってやり取りする、今様な若い男女の描き方とその入れ替わりの設定が見事で、新海監督が得意とする思春期の恋愛描写をいっそう冴えたものにしています。
コメディシーンも楽しく、ストーリー構成も次々と新たな事実が発掘されて、こちらを飽きさせません。
果たして瀧と三葉は出会えるのか、そして彗星落下の危機に瀕した糸守町を救うことはできるのか。
最高の映像と音楽がつづる、現代最高の映像体験を、ひとつひとつじっくりと味わってほしい、そんな作品です。
鳥肌ものでした
生まれて初めて友達と180度感想が合わなかった映画でした笑
友達は感動したそうだけど、わたしにはキモすぎて話ほとんど覚えてないレベル笑
まずヒロインの髪型がキモい。
あんなリボンつけた髪型、どんなキモヲタの女でもしないが?
まだ大昔の漫画の謎のデカダサリボンの方が分かるわ…。ドラミちゃん的なね…
口噛み酒ってのがまた気持ち悪く、新海監督の癖を感じてウエッとなりました。
主人公の裁縫できる?器用設定、要るのか?
絵を描けるのと器用なのはまた微妙に違うと思うんだが…
観た当時は時間のズレに気付かないとかwと思ってましたが、まあアニメだし…とそこは今は気にならなくなりました。
もっともゾッとしたのは黄昏時に手に名前を書くといって男が「好きだ」と書いてたとわかったシーン。
ウッッッッッッッッッワ……寒………
これがロマンチックだとお思いですか?新海監督。
まあミツハはそれで嬉しかった?んだろうし、ここはわたしのような捻くれ女子以外は感動トキメキシーンなんだろうが、わたしにはガチ悪霊に出くわしたレベルのキモ鳥肌シーンでした。
すげえよ、新海監督。
わたしのキモポイント、がっつりついてくるんだもんな。
仕方ねえから☆1コプラスしといてやるぜ…
こんなにきれいなアニメ見たことない
普段はアニメを見るために劇場まで足を運ばないのですが、あまりにも流行っていたので観に行った次第です。
ストーリーがかなり複雑に入り組んでいて、私のようなおじさんにとってはついていくのが精一杯でした。
ただアニメの美しさには圧倒されました。テレビと違って、大スクリーンで観るアニメの迫力と美しさは素晴らしいの一言。
※関係ないけど、シルバー川柳に入選された川柳を引用しました。
「君の名は?」老人会でも流行語
😁😆😁😆
美しい絵
私の大好きな映画の一つ。何度観たか分からないくらい好きです。最初観た時に神木隆之介くんの演技の上手さに驚いたのを今でも忘れません。そして、周りを固める声優さんの良さに感激。勿論、お話も好きですが、美しい背景画で感動したのを覚えています。タイムスリップ系の話なので好きな人は分れるかもですが、私は観たほうがいいと思います。
最後に片割れ時の主役の二人が出会うシーンは何度観ても涙が出てしまいます。
見るところの違い
そもそも「セカイ系」の作品は脚本の出来を注視するようなものではないと僕は考えています。
なぜならセカイ系とは主人公の成長やそれに伴う葛藤と何かしらの道理(大抵は超自然的なもの)によって連動した世界を、「主人公の内心」誇張として見るものだと思うからです。
その点で見れば、この「君の名は。」はかなり優れたものと言ってもいいのでは無いのでしょうか。
最も特筆するべきはその演出力と、それによる比喩表現力です。
物語終盤、彗星の事件から時間が経ち東京で生活をする2人がすれ違う電車の中で目が合うシーン。これこそがこの物語を比喩的にかつドラマチックに表現していると思います。
決まった場所、決まった時刻でしか走れない電車という乗り物の中で、天文学的な確率で目があった相手に運命的なものを感じ、後先も考えず衝動的に追いかける。そしてそこからようやくあった2人が1度は通りすぎるけど、やっぱり振り返り相手の名前を尋ねる。「君の名は。」と。
映画の内容からすればとっても小さな奇跡です。
ですが要はこの映画はこのシーンの規模を大きくしたものなんです。
小さな規模の奇跡の比喩を大きな奇跡によって行う。
僕はこの考え方がとても好きです。
映像美
2回目の鑑賞。
若干、脚本が複雑でわかりにくい(そこがいいんだけど)ので今さらですが2回目を見て全部理解できた。
時代が入れ替わってるんですね笑
それにしても映像が美しすぎてめちゃくちゃ惹かれます。
新宿に住んでいた頃が懐かしい✨
やっと観ました!
新宿界隈を良く歩く人は馴染みのある光景が沢山見られて楽しいですね。最近大きな火球が関東に落ちて、この映画は隕石が落ちた話ですがちょっとゾッとしました。何の知識もなく観れたのが特に良かった。身体が入れ替わる物語は時々ありますが、隕石落下は初めてだな
流石に☆1ということはないが、大絶賛にはちと疑問。
所謂「話題になってたから一度は見とかなきゃ」みたいなミーハーな人達で成り立ってる興業かなと感じました。
ちなみに自分も、人からの強い勧めもあり、家族が話題の作品だから観たいと言うのでついでに観た次第。
面白かったかと言われると…人に勧めることはまずないです。見終わった直後は普通に良かったと思いましたが、正直、数時間後の今すでに内容がほぼ思い出せません。
序盤は少しジブリ的な雰囲気を感じましたが、後半はそうでもなく、というか割と中盤にはもうジブリ的雰囲気は絵面だけになってました。ちょっと下品なんだよな…
映画.comの解説によると、『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』等ジブリ作品にも数多く関わってきた作画監督がついているとか。だからかぁ…
先に言っておくけど、自分の中では今作のせいでジブリ(の絵面)にマイナス点入ったからな。
あらすじはもう、皆さん耳にタコができるほど聞いたかもしれませんので、今回はカットで。
[良いと感じた点]
●映像・色彩はとても綺麗で、音楽と映像・ストーリーは非常にマッチしていて、映画を盛り上げていました。特に流星のシーンは美しかった。アニメーションならではの煌めきです。実写のアメリカンCGのビカビカ系の輝きに慣れてる自分には新鮮でした。
●組紐や黄昏時など、身近なちょっとしたものがキーポイントになるよう、作品にうまく組み込まれており、ロマンチックな演出でした。身近な物が誰かと繋がっているという繊細な表現は良いですね。今時、「スマホで上辺だけ繋がってる」みたいなロマンの欠片もない話が多いので…小さな田舎町の神社の跡取り娘という古風な雰囲気を生かし、一昔前の「次はいつ会えるかわからない切なさ」や「いつでも気軽に連絡できるわけではない寂しさ」を現代人にもわかるよう無理なく取り込んだ設定が素晴らしかった。
●一見、成功した映画の主題歌だから売れたように思う人もいるかもしれませんが、個人的には今作のために書き下ろされたというだけあり、映画の雰囲気と非常に合っていて良かったです。自分はファンでも何でもありませんが、単体でも良い歌だと感じました。
ただ、詳しくは下に書きますが、ほぼ全てのこだわりが裏目に出ている感じも否めませんでした。
[気になった点]
●音楽自体はとても良かったが、台詞をかき消す勢いで大音量を出してくるので(しかも歌詞入り)、どうしても台詞・内容に集中できません。良い歌だけど、話に集中できないほどって推し過ぎでは。音量どうにかならんの?
●映像が綺麗と上に書きましたが、人によっては描き込み過ぎと感じると思います。大画面なら綺麗なのかもしれませんが、自分はTVだったため、少なくとも「ちょっとデカい」程度のTV画面では最初は「おぉ~!」と思うものの、30分もすると細か過ぎて目がチラチラしてきます。
美術系、特に油絵なんかに詳しい方は思い当たるかと思いますが、サイズの大きい絵画ほど「離れて見る」ことを目的としているため、近付いてみると実はめちゃくちゃ粗が目立ちます。よくこんなもんが綺麗な絵に見えるな、人間の脳ってテキトーなんだなと初めて見た時は衝撃ですが、実はこれを緻密に描き込むと逆に「ウザったい」感じになるそう。同じことが今作の画面上でも起きており、かなり遠くのビルの窓だの、細ーーい電線だの、いちいち全てを描き込み過ぎて、途中から非常に視界がウルサイと感じました。技術は素晴らしいが、結果話に集中できないのでは本末転倒です。ピクサー・アニメーション・スタジオでは必要以上に丁寧すぎる仕事を「完璧な陰影をつけた1セント硬貨」と呼ぶそうですが、まさにこれをやってしまった感じ。
●『秒速5センチメートル』の時も強く感じましたが、女の子に対する異常な理想?というか…ブラ紐や無意味なパンチラ、胸を揉む、内股走り、三葉が口から出したものを朧が飲む等々、変に性的なニュアンスを感じるシーンが多く、ゲンナリ。監督は特殊な性癖でもあんのか?女性は余計に「ただただ気持ち悪い」と感じる人多いのでは。自分は『秒速~』の時も似たような(そしてもっと強烈な)気持ち悪さを感じ、序盤でギブアップした経験があります。まさかと思い調べたら同じ監督でした。ウワァ無理。気にならない人は全く気にならないと思いますが、これで最初に感じたジブリ的雰囲気は吹き飛びました。
何というか…自分の理想で「女の子はこんな感じのはず!!」という偏見をリアルっぽくすることを追求しすぎたのか、これがリアルと本気で勘違いしているのかわかりませんが、「この子可愛いだろゲヘヘ俺の理想なんだウヘヘ」という製作者側の気持ちが透けて見えるというか(風評被害すげーぞ)。
三葉が自分の好みではないので尚更「ウワァ…」と思ってしまいました。少年時代、現実の女の子が周りにいなかったんですかね、この監督。
●伝えたいことがありすぎたのか、それとも伝えたいことは特にないけど監督の書きたい物語が沢山あって、それを1つの映画に集約してしまったせいなのかわかりませんが、全体的にのっぺりとした印象。
「彗星が落ちて町が消滅」「見知らぬ男女の身体と精神が入れ替わる」「神様の力を借りて3年の時を超えて繋がり合う」「子供たちだけで発電所を爆破・電波ジャックしてまで町を救う」…等々、起こっていることはそれぞれおおごとなのに、今一つ「大変なことが起きた!」という緊迫感が伝わってこない。
そもそも身体が入れ替わった意味は一体?結局、何度か入れ替わっただけで瀧がいつ三葉を好きになったのかもわからない。キッカケははっきりとは描かれておらず、最初は「あの女、余計なことを…!」と恨みがましく言っていたのに、憧れの先輩とのデート帰りに「他に好きな子いるでしょ」と言われるシーンで観客は突然、瀧が先輩から三葉に心変わりしたことを知らされます。ただ数回入れ替わって、名前くらいしか知らん女の子を助けようとわざわざ新聞さかのぼって事件を調べて、有り金叩いて遠くまで旅して、発電所を爆破?電波ジャック?え???何でそこまで思い入れてんの??いつの間にそこまで入れ込んでたの???そこら辺、全然描かれていないので、観客置いてけぼり。
「何か凄いこと起きて、主人公2人が運命の恋に落ちて、何か凄いことして、何か凄いこと起きて、2人は再会!!これぞ運命!!」という、何か凄いことするところを何か凄い感じに作ったら映画できました。という感じ。とりあえず何か凄そうに見える映画を撮りたかったのか?実際売れたし、製作者としてはそれで良いのかもしれませんが。
細かいことはどうでもいい!と思える人は良いですが、個人的には、ファンタジー要素の強い作品は人間性で現実味を出さないと、観客はキャラクターに共感できず、「他人の想像の産物でしかない、現実味のない世界に生きてる設定の興味も現実味もないキャラクターが何かワーキャーやってたなぁ」で終わってしまうと思うのです。
ストーリー自体は少しくらい「観客の想像にお任せします」という部分があっても、それが深みを増してくれるかもしれませんが、キャラクターの心情については「こういうことがあったから、今このキャラはこんな気持ちなんだよ」というのはザックリと、キャラの目線ひとつでも良いのでどこかに差し挟んでくれないと、どのキャラにも感情移入できません。感情移入できない映画は映画ではなく、動く絵画と音楽をボーッと楽しむしか方法がありません。低評価の人達は、ここが引っかかっている人も多いのでは。
(※後日追記)先日テレビで、「本作は監督が何度も試写を重ね、人々が感動するシーンを感動する順に並べた、皆が感動するように作られた作品なんだよ!」と紹介されていました。なるほど、だからのっぺりしてるのか…
話の展開に監督のこだわりが良くも悪くも感じられないというか、上にも書いた通り「何か凄いことが起きて、何か凄いことやって…」をただ纏めて整えただけという印象を受けた理由がやっとわかりました。
つまり、皆が平均的に感動すると思う綺麗なシーンを、皆が平均的に感動するように並べた作品ということですね。
長くなりましたが、総合的には暇な時にレンタルや地上波放送で1回観れば充分という感じです。ただ、映画館で観たらストーリーよりも映像美の力で感動させられたかもしれないので☆2。
やはり大スクリーンで
コロナ自粛解除映画館再開
とはいえ観るものがなと思っていたところに
これがやると知り是非大スクリーンでと鑑賞
シン・ゴジラ公開時の予告で初めて見たときは
これはヒットしそうだと思いましたが
それどころじゃなかったですね
剣や魔法のという画一的なファンタジーより
日常の風景にこそそれを見出す新海イズム
都会から見た田舎も
田舎から見た都会も十分幻想世界
それだけでなくストーリー構成も改めて観ると
よくできてます
誰もが考えたことがある
将来巡り会う人が今この世のどこかで生きてる事実
それがもしこの世で繋がっていなかったとしたら
そこを取り上げただけでもよく出来た作品だと思いました
また時間が経つと違った印象も得るでしょう
ストーリーの意外さ+リアルな街並みと夜空の描写+恋愛要素が少々
ただ男女の入れ替わるアニメとずっと思っていたが、衝撃的な出来事がわかってからの意外な展開に引き込まれまた。また新宿を中心に、四谷、代々木、信濃町、そして最後の須賀神社。風景を見ることも描写も実際の東京の街角風景がリアルに描いているところも楽しめた。総じて夜空がきれいだった。そして、恋愛要素もちちばめられているのもすごく良いと思った。
隕石。
時空の違うところで生きているふたり。三葉と瀧。体が入れ替わるという設定。男と女なのでお互いに不都合を感じながらもお互いの環境に慣れながら楽しんでいく。
はじめは何故入れ替わるのか分からなかった。ただ神木の声か上白石萌音の声でふたりが入れ替わっているのがわかった。
1000年1度に彗星がぶつかり隕石が1つの町をのみ込んで町が失くなってしまう。
とても映像が美しく東京の風景がとてもリアルである。
音楽にRADWIMPSが歌っているが映像に合っていた。映像と曲が相乗効果でより感動する。
最後のふたりが階段のすれ違うところで。
君の名は。というセリフのところで涙があふれる。3回観て同じところで自然に涙する。
全448件中、21~40件目を表示