君の名は。のレビュー・感想・評価
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絵きれい。音楽良い。だけじゃない
11月末という今更ながら観に行った感想です。
・紅葉と都会の雪景色がめちゃくちゃ綺麗でした。映画館というス
クリーンだからこその迫力
・糸が紡ぐ人とのつながりという祖母との会話が後半に効いてきた
ときは思わずうなりました。
・ドアの閉まる描写(ドアの側面からのアングル)がやけに多かっ
たけど何か暗喩があるのかなと思ってしまう。でも何なんだろ。
・川を隔てる彼岸と此岸の前半部での会話も後半でこう関わってく
るのかーと感心。ていうか脚本がいい。
・RADWIMPSが主題歌ってのは知ってたけど劇中歌も手がけてたんで
すね。始まってすぐRAD全開でRAD好きな方にはたまらないでしょ
うね。映画の世界観とピッタリです。
・後半、時代が転々としていて、若干集中しつつ頭を整理しながら
見ないといけないかも。
・ただの人格入れ替わりの話ではなく、タイムスリップの要素も含
まれている点は新しく感じました。
確かに映画館まで観に行く価値のある作品だと思います。
でも、住民たちがはっきりと避難したシーンってあったっけ。
予備知識ほぼなしで観ましたが、思ってた感じと違ってビックリしました...
予備知識ほぼなしで観ましたが、思ってた感じと違ってビックリしました。
周りの人からハッピーエンドとは聞いてたから、もっとホッコリしてる感じかと思ったら意外とそうでもないのね。(感じ方に個人差あると思います。)
泣けるシーンも多々あり…
公開から3ヶ月近く経っても満員に近くてそれもビックリ。終わって歩いてる人の感想盗み聞いたらはじめの人も結構いたみたい。(もっとリピーター多いのかとおもた。)
秒速でやられてる身としては、最後はまあ良かったなあって感じなんだけど、結局二人で話す時間短すぎて!!!二人のその後の言い合いとか観たかったよ!!!笑
ハッピーエンドなんだけど、わたしとしては切なさの方が優った印象です。
ただ、映像は美しいし、音楽も良いし、三葉は可愛いし、また観たいと思える作品でした。
それにしても、彗星の感じがどうにもハウルの動く城のと似てるなあ。
面白い映画だが、あえて。
いくつか辻褄が合わないというか、疑問が残る話だけど、ここが一番気になる。
時間が三年ずれていることに、当人2人はなぜ入れ替わった初日に気付かない?
話の途中まで、観ている側にここを隠す意図は分かるけど、さすがに主人公2人が、3日経っても4日経っても気付かないのは、無理があるのでは?
粗探しは野暮というものだが…。
普通によかったですが…
普通に良かったです。でも一般の評価ほどは・・・? 私の年齢のせいなのか? 中高生から20代はじめくらいだったら、また違った受け止め方だったかも?
映画とか本とかって出会いですから、そのときの自分の状況で印象が違うのでしょうね。
新海監督の作品は、前作「言の葉の庭」を見て雨や公園の緑の映像がすごくきれいだったので、今回劇場で見てみたいと思ったのでした。結論、やはり雨の映像がきれいだった。
あと余談ですが、みつはの学校の古文の先生、あれっ?と思ったのですが、あとで調べたらやはり「言の葉の庭」の先生。こういう発見はうれしい。
震災を経験したからか?理屈を超えて観れた
主人公2人の関係にキュンキュンするというよりは、震災の方に目がいった。
自分は昔3.11で多くの人が一気に亡くなったということに結構ショックを受けて、震災直後はそのショックを和らげるために何か過去に戻って多くの人を救えないかなあなんて妄想をよくしてた経験があり、
そんなことはてっきり忘れながら見ていたが、作中の隕石の件があってからは自分の中で完全に3.11と被った。だから震災直後に感じた自分の叶わない欲みたいなものをフィクションでどうにか満たしてくれたので映画の終盤はホッとした。
確かにこの映画は理屈が通ってるかと言われると微妙で、矛盾も見つかるかも。そこを優れた映像美や構成やらでなんとかカバーしているんだと思う。自分もロジックの矛盾があったり、極端に御都合主義の映画は冷めてしまうので、人が入れ替わるという設定すら受け入れられるか心配だったが、自分はあの大震災が防げたらなあなんていう数年前の気持ちが胸の奥にまだ残っていたせいか、この映画はあまりロジックの矛盾とかに目が行かず受け入れられました。震災関係はあのラストで本当に安心した。途中のまま終わるのかとドキドキしていた。
背景は言うまでのなくずば抜けたクオリティ。 だが説明口調だったり、...
背景は言うまでのなくずば抜けたクオリティ。
だが説明口調だったり、不自然ないいわまし、唐突な伏線と雑な回収、演出もいちいちやりたいことはわかるのに出来ていない焦ったさがある。
視点が入れ替わるというややこしい話の基盤の説明が雑だから疑問が次々重なって全然話が入ってこない。
さらに、細かい部分(新幹線の席順の違和感=初対面かと思ってたモブたちの間に仲介する主人公が入るべきでは?)とかそういう一々、作り手では把握しているんだろうけど観ててわからない点が一々引っかかる。
丁寧に描写するべき入れ替わり直後の生活や、終盤で再会した際の「土壇場で怖気付く心理描写」もあっさり飛ばして、ここが肝になる部分、というのも見事に外していってる感じ。序盤の入れ替わりまでの下りも長いし、ストーリー展開の為の伏線は露骨で不自然だし、1人で考えるシーンはモノローグでいいのに台詞に出す白けさがある。隕石対策に仲間と動き始め曲調もアップテンポになったのに、なかなか進まない。女の子と父親の確執やら盛り込みたい事はもっと削るかさらっと見せたらいい一方、肝心の隕石衝突は破壊のシーンが短くすごくあっさりしていて残念。
色々とフラストレーションの箇所あげたけど、結局2人はなんで恋に落ちたのか全く思い出せない時点で、いくらその後の再び結びつく描写に凝っても入って行けない。
完全に関係ないけど、クライマックスで隕石せまるなか、自分の膀胱も限界を迎え、(通常作品の進み方なら)耐え切れるだろうと見てたら延々と進まないため、尿意と忍耐の限界で初めて途中で抜け出した。
作画面、背景、女子の可愛さ、奉納舞踊などその他絵の面ではよかった。
何度見ても楽しい映画は、前提として、一度で楽しめる必要があると思う。その後、繰り返し見ると細かい点に気づく楽しみがあるものだが、この作品は、やりたいことがありすぎる割に編集が下手で、いわゆる理解の難しい作品と違い、分かりづらいのだけれど描こうとしているテーマの魅力に惹かれた人がリピートしていると思った。何度か見ないと理解できないのは、前述のように説明が曖昧で、主観がハッキリしてない部分があり混乱する為だと感じた(ミツハ視点の際に男の方のモノローグが入ったりややこしい!)。声優は問題なかった。
追記:鑑賞後のワナワナ感を酔った頭でいつのまにか書いてて、見苦しい上に意味不明の文章になってたので、自分への戒めとして残しつつ打ち間違いなど直した。
泣けます。
秒速と言の葉の庭を見返してから見に行きました。
やっぱり絵がきれいです。
RADWIMPSの音楽も良かったです。劇中でボーカルの入る音楽が多いので、映画が長いPVのようにも感じしたが、良かったです。
ストーリーも単純ですが、時間軸がずれているということを加えることでかなり面白く感じました。
最後の隣同士の電車で目が合い、お互いを探し合うシーン。秒速のようにバッドエンド(?)になるかハラハラしながら見てました笑
映像が綺麗で内容も曲もよかった
序盤は楽しい感じで後半は伏線回収を綺麗にしていたと思います。
RADの曲もよかったのですが、流石にぶっ込み過ぎだと思いました。2曲くらいでよかったと思います。(EDはすごく良かった)
最後に一個だけすごく細かいけど気になったのが、初めてたきくんと入れ替わったみつはがベッドから落ちた時に「いてっ」と言ったのが気になりました。
みつはなら「いたっ」って言いそうな気がしたので…
まぁあくまで自分の想像ですが(笑)
良くも悪くも、新海作品
やっとこさ映画館で鑑賞。
正直、前作「言の葉」のような、超書き込まれた背景のオンパレードだと、二時間は辛いと思っていましたが、いい意味で力が抜けていました。
というか、キャラ立ちがスゴい。
やっとキャラクターが魂を持てたという感じ。
背景は背景。でもキレイ。
前半の入れ替わり、中盤の謎解き、後半の感動から数年後、と起承転結が分かりやすく、よくまとまった見易い作品でした。
東京近郊にお住まいの方には、あるあるというか、あぁ~あの路線のあの瞬間だな!と分かる所もあるかと思います。
ラストのハッピーエンドが、売れる理由だな、と。あれが今まで通り、すれ違ったままだったら新海監督らしいけど、ここまで売れなかったでしょう。
二時間は長いけど、それを感じさせたのはOPがあったから。OPがいわゆる『いいとこの寄せ集め』だと分かってしまったら、あとはそこに向かっていることが分かり、一部ネタバレになってしまっていた。
せめてパステルシルエットとかで表現するとか、カット使い回すより、もっとネタバレ感は薄められたはず。
心地良い切なさと、新たな才能に触れられる良作。
新海作品の入り口として今後残るか、それとも最高傑作として残るかは次回作次第。
恐らくこの作品から新海作品に触れると、半数は言の葉に拒絶反応を出すのでは?(笑)
面白いが気になる点がいくつか。
話の展開はとても面白かったかと。
入れ替わるだけで終わってたらえ?って感じですが
三葉と瀧がいれかわるが…
おそらく感動シーンと思われる
瀧くんが三葉の手に「すきだ」と書いてあったシーン
いやぁ…
生活も環境も、そもそも人間自体が入れ替わり
気になり→恋する
ってちょっとおかしいと思ってしまったのは私だけでしょうか…
入れ替わりで好きになるという恋愛に展開を持っていくのはちょっと嫌だったなあ
あのシーンでは好きだ、ではなく、普通に名前でも良かったのでは…
ごめんなさいちゃんと感動できている人もいると思いますが。
そこに感動をもっていくのなら、
死んだはずの三葉が瀧の手に「すきだ」と書かせる方が良かった気もした…
…
知り合っていたはずの相手(三葉)が、実は死んでいて
3年前の三葉と今の瀧と入れ替わっていた、というところから三葉という存在がとても貴重で
不思議な感覚になった
その気持ちから、瀧くんの手に「すきだ」と書かせてあれば
既に電車で瀧を知っていた三葉の事もあり
感動できたかも、、、、?
そして瀧くんは三葉と会わない5年間なにがあったのか?
5年間誰かを探してたみたいな感じになっていたけれど
なぜ5年間も経たせる必要があったのか…
再会するには、成人して三葉を東京にこさせる必要があったからだとも思うが
駅で初めに三葉のような人を見かけてしまってから
その時点で三葉が生きている
というのが分かってしまい、再会にあまり感動ができなかった…(−_−;)
内容的にはとても面白かったと思います。
偉そうに言いましたが、面白かったです。
楽しめた。それだけ。
映像美しい、音楽良い、展開飽きない・・・楽しかった。
が、感動・感涙まったくせず。
感動・感涙=感情移入=「あるある」「わかるわかる」
これがまったく無い。
理由
①見ず知らずの男女が入れ替わり、まして生活環境も都会と地方、
ちょっと戸惑う程度で生活できるハズが無い。
1980年代の入れ替わり作「転校生」では幼なじみですら自殺さえ 考えるほど悩むがそれが当然心理(わかるわかる)
②なんでもアリのドンデン返し
なんだかんだで三葉探しの旅に出、3年前に彗星落下で町が全滅、
三葉家族も死亡者名簿に載っていた
・・・が5年後生存が判明!なんじゃコリャ!
神話か民話か知らぬがそんなウンチク小賢しい、106分が勝負。
③瀧よ、5年間何してた?
17才から22才頃といえば高校、大学、またバイトなどを通じて
様々な人間関係が生まれ恋の一つや二つ経験し人間としても
成長する年代だが5年間「血液凝固剤」でも飲まされて休眠
していたかのようなラスト。
最近TVであるタレントが「この映画を観た仲間はおもしろい派、
つまらない派に分かれるがおもしろい派の共通点は『若い頃恋愛
経験が無いこと』。だから現実離れしていてもこういう展開に
あこがれる」と話していたがなるほどと思った。
いい意味で裏切られた感じ
予備知識無しで見たので、CMで感じていたイメージと違ってていい意味で裏切られた。音楽も良かった。
ただし時代(年)がずれているのはもっと早く気がついたのでは?って思いそこだけが違和感を感じる。
またタイムスリップ
最近、タイムスリップする映画が多い気がする。
「またかぁ」、と言うほどタイムスリップ漬けになっているのは個人的な問題ではあるけど、そして、「記録的大ヒット」という先入観も邪魔して、「そんなに面白いかぁ?」という感想を持ってしまった。
彗星が落ちる直前に外輪山(?)で、顔を合わせるけど、最初は姿が見えなかったのに、結局見えて、手に落書きできた辺りとか、携帯の交信記録が消えて行く辺りは、苦しい気がする。
冷めたことを言うと3年経つと携帯の機種も変わってるから、違和感があるだろうし、まぁそもそも、学校に行ってたら、今日が何年の何月何日かを意識せずに生活できないはずだから、タイムスリップしている事に最初は気がつかなかったという設定も苦しい。
メッセージ性もないし。。。。
よく出来ている
まず最初の光景は、何?!って感じだった。
そして男女の日常へと移っていく。
この人の映画は新宿を書かせたら天才的な写実ぶり!
素晴らしい空と景色に何故か胸が苦しくなる。
普段二次元の映画を見ない私だけど言の葉の庭から新海さんのファンです。
言の葉の庭を見た時ほどの衝撃は無かったけれど、裏切られる感じではなくて、また別の人間の模様を描いていたと思う。
よく、君の名は。観たんだ!というと音楽良かったよねと言われるんですが、私は少し分からなかった…うん。
組紐や口噛み酒、自分のルーツの場所やバイト先などの伏線たーっぷりなので見ていて中だるみシーンが一つも無かった。
ジブリ以来の二次元です。
自然の素晴らしさアピールはジブリには勝てないけど新海作品には人の心の風穴を埋める共感できる何かがあると思います。
今後も勿論期待という意味で4!
うーん、学生時代に見たかった
周りの評判が良かったので観ましたが、正直そこまで絶賛するほどでもないな…という感想。
背景がとにかく綺麗で長澤まさみの吹き替えなどは素晴らしいと思いました。彗星が落ちたと発覚したあたりのシーンも緊迫感がありました。
ただ、いつ二人が恋に落ちたのかさっぱり分からない。歌を何度も流すくらいならそういった描写を丁寧に書いてほしかった。説明が足らなさすぎてツッコミどころが多くあまり感情移入が出来ませんでした。
どちらかというと面白いけど、過大評価感が否めない。雰囲気で持って行ってる感じがして、大絶賛には至りませんでした。
きっと学生時代ならもっと楽しめたと思います。
ただの恋物語じゃなかった
仕事終わりにレイトショーでみました。新海誠らしい恋愛ものなのかなと思っていたら、それだけじゃなかった。
突然お互いに入れ替わるようになった東京の高校生の滝。そして飛騨の田舎に住む高校生のみつは。この手の話にはつきものの定番を押さえつつ話しは進みます。そして判明する事実。
この映画のメインテーマは「ふるさとが失われること」「前を向いて生きる」なのかなと感じました。
個人的には東日本大震災を思い出しました。
映画の中では、みつは達は助かりますが、ふるさとがなくなってしまう点は変わらないんですよね。
それでも新しい場所で懸命に生きる事。
その大切さや失ってしまったものへの郷愁。孤独。被災者への応援なのかなとか想ったりしました。
絵は綺麗ですしテンポも良い。最後まで飽きずにみられます。音楽が合っていていい感じです。名作といって良いかと思います。
印象に残ったのは、滝がみつはに会いに行く下り。災害を避けようとする展開でしょうか。
印象に残ったキャラクターは、みつはのおばあちゃん。声の人が人だからか。流石の存在感です。みつはの妹。ヤヴァイw。みつはの友達の勅使河原君。立派なテロリストになれます。
なぜ?と感じたのは、災害を避けようとする際に、よく友達はあんな事を直ぐに了解したなという点。スムーズすぎるw。
悪くはなかったけど・・・
見終わった後の感覚からいうと「んー、悪くはなかったけども」。
テーマが劇中にも登場する組みひもの、一葉おばあちゃんの説明のように「時間とは、行って戻ってつながってはなれてまた流れる(ような説明だったと思う)」もので、比喩ではなくそれを体現するのが宮水一族なのかあ、というのは理解できた。そして、どういうわけだか一介のフツーの男子高校生と魂が入れ替わるというのも、もしかしたら遠い昔に宮水家と何らかの縁のあった人物だから?と思わせるような説明でもある気がする。
1000年以上の時の流れは、気の遠くなるほどの命の枝葉を増やしているだろうし、遠く岐阜と東京に魂どうし引き合う理由としてはこのあたりの説明が妥当ではないかと思う。
新海作品は全作品を通じて、時間と空間によるヒトどうしの時間共有のずれをテーマとしている。よく歩道橋(むろん下には人が運転する車が走る)、駅の俯瞰(いろんな方向から行き来する鉄道がいったん点として停まるところ)がその象徴としてよく描かれる。
ただ今回は、現実世界の時間・空間に並び、この世とあの世というオカルティックなテーマをも入れてしまったために、説得力のある説明が不足になってしまった感がある。逢魔が時(誰そ彼時:たそがれどき)の説明も不十分で、そのあとに待ち受ける場面の説明が「なんやようわからんな?なんでこうなる?」という、多少の置いて行かれた感が否めない。
かといって、この作品が駄作ということでは決してなく、圧倒的なビジュアルとカメラワークは私たちの心に住む記憶を呼び覚まし、匂いさえ感じさせる。
もしかしたら何度か反芻して観て、はじめて「そういうことか!!」と気づく作品なのかもしれない。ということで、DVDレンタルしたら借ります(笑)
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