君の名は。のレビュー・感想・評価
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森羅万象
「秒速5センチメートル」そして「言の葉の庭」
「君の名は。」はその延長線上にある作品で、繋がりを強く感じました。
新海誠監督は作品毎に進化を重ねている。
「言の葉の庭」のユキノは【奥寺ミキ=ユキノ先生にとても似ている。
主人公の瀧(たき)は「言の葉の庭」の秋月孝雄の進化系か分身。
主人公たちや周りの友人たち、おばあちゃん、大人たち、
特にユキノ先生はそのままユキちゃん先生として、三葉の住む糸守町の
三葉の通う高校の古典教師で、万葉集の授業をしている。
そんな過去作の尻尾を見つけるのも又、楽しい。
映画は東京に住む高校生の瀧と田舎町に住む少女・三葉が夢の中で
互いの身体が入れ替わる。
新海誠監督は小野小町の和歌
「思いつつ寝ればや人の見えつらむ
「夢と知りせば覚めざらましを」から思い付いたと言う。
「夢の中で入れ替わる」ことと、
「1000年ぶりに日本に訪れる彗星」や「組紐」を絡めて
出逢うべき2人が出逢う・・・・
私には「出逢うべき2人」とは「片割れの1人と1人が出逢う」
そんな運命を感じました。
そして新海誠監督の震災や災害への深い想い。
もし災害が起こらなければ、
もし災害を避けることが出来れば、
その祈りは「すずめの戸締まり」では更に進化して、
積極的に《災いの戸》を閉めに行くと言う行動に変わって行きます。
瀧が糸守町に住む「夢の中の少女」訪ねるアクションを起こした時、
未来は大きく変わるのです。
人は会いたい片割れに会える、ただ待つのではなく探す、
行動する・・・それによって運命も変わる。
前向きな物語はRADWINPSの唯一無二の世界観が加わり
より訴えるチカラを強くしたのです。
新海誠監督とRADWINPSの幸運な出会には運命的な力を感じます。
そしてより一層スケールの大きな「天気の子」「すずめの戸締まり」
へと進化していくのです。
世界の中でちっぽけな存在の人間。
自然現象に抗いつつも、より良く生きたい。
そんな願いが込められていると思います。
(ただし、三葉と瀧にはじめ有った3年間の時間差?
(それは、どう縮まったのか?
(不思議な疑問も残りました。
映像と音楽が美しいアニメーション映画の最高傑作
初めて見た新海誠監督の映画。
話題になっていて気にはなっていたものの、初めて見た時はやはり映像の美しさに一番惹かれた。
ストーリーはわかりやすく、でも描写が繊細で、見ている観客を取りこぼさない。
自分がまるで映画の世界に入り込んだかのように、次が気になって仕方がなくなる映画。
ジブリ一強だと思っていたところに新たな風穴を開けてくれたように感じる。
初めての思い出に残る映画でもあります。
リア友と3人で映画館で見てきましたが。
当時夏休みでもあり、夏休みの思い出を作るために
映画を見ようという提案から始まり
公開予定でした。君の名は。を選びました。
時間と日にちを決めて 当時わたくしが。実習をしていたのもあり、夜に集まり見た記憶があります。
初めて見て新海誠監督作品がこんなにも感動する話だと知った瞬間はとても印象に残るぐらいに素晴らしい監督だ!って思いました!
そっからテレビで2回見ましたが。やはり、2回見ても大好きな作品でもあり、感動する作品でもありました。
恋愛と入れ替わりと感動をテーマにした作品でもありますが。
主人公のたき と ヒロインのみつは の入れ替わりのシーンが非常に懐かしい記憶がありました。
主演は神木隆之介と上白石萌音ですが。その他のキャストに成田凌と長澤まさみとか。豪華俳優が集まっておりました。
谷花音に市原悦子とか声優の人も出てました。
役作りと声とかが凄く上手くて演技にも注目するぐらいに、アニメの収録というのがこんなにも凄いと感じたのが生まれて始めてでもありました。
音楽を担当したRADWIMPSの曲にも感動する歌詞と暖かい歌詞にほっこりするぐらい安心できる曲にもなっており。
一番大好きな曲がスパークルでもありました!
この映画を見て新海誠監督が大好きにも慣れたしこの作品に出会えたからこそ
アニメにはまったのもありました!
だから。こそ。見て欲しい作品でもあります!
彗星の描写が綺麗
私が見た新海誠監督作品で初めての映画です。中学生の時に親と見たのですが、時間軸がちょっとわからなくて、わかったあとに感動するような作りでした。アニメーションが美しく、この時代からアニメの演出が変わった気がします。「日常をより綺麗に描く」手法と私は思っています。新たなアニメーションの世界でしょうか。とても新鮮でした。テンポが良く、わかりやすくしてあるのが印象的でした。
ただ、2回、3回見ても、考察が深まるというよりも映像の綺麗さを再発見するという部分が多いように思いました。新海誠監督が、「秒速5センチメートル」のような本当に描きたい物語ではなく、多くの人に理解されるような「美」を追求した作品であると思いました。私的には「秒速5センチメートル」や「言の葉の庭」などの切ない描写が新海誠監督の凄みかなと思っており、「君の名は?」という問いの答えが出たというところに今までの作品との思い入れの違いが見えていると感じました。
しかし、この作品が私の高校生活を形作ってくれたことにとても感謝しています。この作品のお陰で、どんな出来事に対しても色々な視点から見られる高校生活を送れたのかなと、今となってはそんな気が致します。東京という都市の綺麗さは、新海誠監督にしか出せない色合いで圧倒されました。また映画館で見たいですね。私は新海誠監督のファンなので、新海誠監督の次回作、本当に期待しています!!!また新たな視点を持てるアニメーションを期待しています!!どんな作品かは存じませんが、私は監督の作品の考察をしていきたいです!!
時空を超えた青春ラブストーリー
絵がいい、歌がいい。
なによりも、歌がいい。ほんとにこの映画は歌で5割増いい作品になってる。正直この作品からRADWIMPSの歌をとったら私の評価は1落ちると思う。それくらい歌が全部良かったし彗星が落ちる時のスパークルなんて、最高すぎて何回みても胸が熱くなる。てか、BGMですら最高。そういう歌含めた演出のこだわりがこの映画の魅力。あとは絵が綺麗。ほんと細部まで拘られててアートとして感動する。話が仮につまらなくても見ていられると思う。あ、でも話はちゃんと面白かった。ちょっと難しいかもしれないけど理解できたらその深さに感動する。人気さはとてもとても納得。ただ、フルで何回も見返すには疲れる気もする。彗星が落ちるシーンだけ定期的に見たい作品。
個人的には好きな映画
ラブストーリーがメイン、名作
『すずめの戸締まり』に感銘を受け、遅れて新海ワールドに入った僕です。
有名な映画なので、もちろん知っていて、観てもない頃に、須賀神社へ行き、階段で写真を撮ってきました(笑)
話のネタに(笑)
『すずめ~』と比べて、ラブストーリーがメインで、とてもロマンチック(笑)
女性はコッチの方が好きでしょうね(笑)
僕は『すずめ~』の方が好きです(笑)
最初は、ラブストーリーが強すぎて、あまり…だったけど、
YouTubeで、この映画を観た人のリアクション動画を観て、
高確率で泣いているのを観て、名作バイアスかかったのか、
なんか良く思えてきた(笑)
でも、たしかに、いい話。
うん。
2は作らないでね(笑)
このまま、そっと、しときましょうよ(笑)
こうやって終わったから、いいんです。
ハリウッド・リメイクするそうだけど、悪い予感が…(笑)
ストーリーの引っかかりを無視すれば
見る回数を重ねるたびに良さが超えていく
先日の地上波で3回目の視聴でした。
最初映画で見た時は、正直微妙だと思っていました。
なんでこんなにいいと言われているか分からず。。
何度も見ていくと、『こういうことだったんだね!』と理解が深まりました。
2回目見た時も、良い映画だなぁと思いましたが、今回3回目の視聴を終えて、
この映画は記録に残るべく映画ということにとても納得しました。
この映画って、一見ファンタジーというか、そんな印象ですが、
なんとなく、現実にもあるような気もするんですよね。
私達も、夢ってすぐ忘れてしまうし、
幼い頃とかに何故か夢中になったものとか、
あの時の自分って何を考えていたんだろう?
とか。
誰しもあると思うんですよね。
もしかしたら、今自分の周りにいる人も、何かの結びがあって今があるのかなって。
そんな気持ちを持たせてくれる映画です。
そして、シーンに合った素晴らしい楽曲。
特にスパークルの流れるシーンには感動してしました。
あのシーンはスパークルの曲が無ければあそこまで際立たないと思います。
新海誠監督のこれからの作品も楽しみです。
満足感のある作品。ヒロインに恋をする。終盤ちょっぴり切ない。
その時は良くとも直ぐ忘れる
作家性と作品のクオリティのバランスが良い
新海誠らしい美しい映像、モノローグ、SFテイスト
そこに映画作品として成立するだけの展開、演出
冗長な部分がなく、良い構成
作品としてのクオリティが良好
『秒速5センチメートル』でも印象的だった挿入歌の使い方が本作でグレードアップしている。これがとても良かったRADWIMPS好きには刺さる。
入れ替わり、という特殊なシチュエーション下で
どんな恋愛展開をするのかという視点で視聴していたが
そこの掘り下げは浅めなので、残念だった
視聴後この恋愛描写不足について気になったのでネットでの意見を覗いてみると
同じような問題提起に「人を好きになるのに理由はない」という暴論をしばしば見かけた。
演出不足への言及にたいして、思考停止で受け入れろという発言は正直笑ってしまった。
『小説版 君の名は。』『君の名は。Another Side:Earth bound』では、
しっかりと瀧の三葉への興味、特別なムスビつき、関係性への愛着が記載されているので、そんな雑な話ではなく、演出の取捨選択の結果、描写が削られている。
完璧な作品だと思っている方には大変申し訳ないが、この点は失敗だろう。
日記のやり取り、それぞれの生活の問題解決などが作中描写されていて、
そもそも特殊なシチュエーションに置かれた男女、お互いが気になるのは当たり前・・・と、
もちろん映画単体でも想像の余地はあるが、小説を確認したあとでは
尚更、後半の盛り上がりに説得力を持たせるだけの描写が不足していると感じる。
小説ならたった数行の内容なので、モノローグを入れたり、入れ替わっているときの行動を聞いて反応するだけでも全く違ったのにもったいない。
映画本編に心を奪われたなら小説を読むことをオススメする。
新海誠作品は本作まで一通り視聴済み、しかし本作だけは公開から6年経ってようやく視聴
個人的にこの作品の前2作品『星を追う子ども』、『言の葉の庭』が琴線に触れるものがなく、
その上で「大ヒット」という触れ込みになった本作は、一般受け=妥協の産物になって作家性が感じられない作品になっているのではないか、と感じてしまい当時食指が動かなかった。
そして、そのままネタバレを受けて未視聴へ・・・という残念な経緯があったが、
ネタバレありでも楽しめたのと
思いの外、新海誠らしい作品で、クオリティも十分だったので
同じような理由で視聴していない方はもったいないので見たほうがいいと思う
自分を愛する
新海誠監督の最新作「すずめの戸締まり」が公開されるということで。こんなにも大ヒットした作品を、今更ながらに鑑賞です。ちょっと肩身が狭い、、、笑 流行るアニメ映画に良作無しという勝手な推測と、単純に絵がめちゃくちゃ苦手という理由からここまで鑑賞が遅くなったのですが、想像していたよりも面白い映画でした。
最初に「ん?」ってところを上げると、
・お互いが好きになった理由が描かれてない...?
・あまりにも忘れすぎ...?
・なぜそこで終わる?
・なして駅から出てしまう?
ファンタジーなストーリーだけど、東京の街並みとか世間の様子だとか、結構リアルで風刺的な感じだから、正直こういう所が気になっちゃう。粗探ししたい訳じゃないことだけは分かって欲しい。こう思っちゃう人もいるんです、、、。あと、個人的には前半の共感性羞恥がキツかった。
でも、流石新海誠監督!と思う場面はいくつも。
あまりにも美しい映像美、よく考えられたストーリー、何度観ても面白いと思えるであろう緻密な脚本、作品に思わず没頭してしまう世界観の構築などなど、この監督の作品が愛され、そして大ヒットを記録する理由がようやく分かりました。作画には圧巻。映画館で見れなかったことが悔やまれます。
ハマったかハマらなかったかで言えば微妙ですが、いい作品だとは思いました。後半の失速感とラストの呆気なさが払拭されていれば、もっといい映画になったかと。どうであれ、誰もが楽しめるエンターテインメント作品であることは間違いなく、今後も注目され続けるであろう監督だろうなと思いました。「天気の子」も見ないとな。
そういう話だったのか!!!
Amazon PrimeのPrime特典に含まれたので、公開以来6年の時を経てみて見ました。
そういう話だったのね。最初の内はラブコメ要素も含みつつも、途中から深刻な話になっての切ない物語。流行るよね(苦笑)
でもさ、ここからは少し辛口。新海誠作品ってさ、称賛されるけど、登場人物の動きの滑らかさで言うと、ジブリの方が上じゃね?新海誠作品の人の動きは、なんか、カクカクしている印象を持ってしまいましたよ。新海誠作品の凄いところは、登場人物ではなくて、背景画が無駄にリアルなところだと思う。「ええぇつ!これって、本物と同じじゃん!」というのが、背景画に関する感想。凄かった。
あと一つ、突っ込みさせて。被害があの程度であったという事は、墜ちた隕石の大きさはそうでもなかったという事だね。彗星墜落のエネルギーって、めっちゃすごいからね。
でも、人物の動きや科学的背景への突込みはさることながら、ストーリーは切ない。最後は、happyエンディングで良いんだよね???
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