君の名は。のレビュー・感想・評価
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声優さんの演技と俳優さんたちの演技の差が目立つ
面白い、人気のある映画として期待して行ったものの、ストーリーとキャラクターが好みでありませんでした。
声優さんの演技が上手いからこそ、俳優さんたちの演技の下手さが目立つ。気持ちよく映画を見させて欲しい。アニメであるから、声も必要なはず。その声劇が全然良くない。辛い。
やっと観ました!
新宿界隈を良く歩く人は馴染みのある光景が沢山見られて楽しいですね。最近大きな火球が関東に落ちて、この映画は隕石が落ちた話ですがちょっとゾッとしました。何の知識もなく観れたのが特に良かった。身体が入れ替わる物語は時々ありますが、隕石落下は初めてだな
日本の底力を全力で出し尽くした名アニメ。
ストーリーについても、意表を突く仕掛けが随所に凝らされていて楽しめましたが、この映画の白眉はそこではないように感じました。
つまり、日本って、こんなに美しかったっけ、という再発見です。
単に田舎の自然が美しいだけではなく、都会にすら美しさを見出す新海監督の目力。
私たち日常的に日本を見ている者には気がつかなかった美しさの表現には、心から驚かせられました。
単なる庶民の部屋ですら、美意識が込められているのだという発見。
感嘆しました。
この大ヒット映画は、しかし日本語の持つ力にも大きく依拠しているものですから、海外での上映において外国の観客がどのように反応するのか、そもそもどのような形に翻訳されるのだろうかと、そんな興味も沸きながらの鑑賞となりました。
もしも英語圏での上映が決まったなら、現地の人たちに混ざって英語版も見てみたいと強く感じた次第です。
これは完全にハマりました。
新海誠さんの作品は今まで一通り観てる。
けど、あまり印象に残っていない。
ほぼ一人で作品を作った初回作は、作品自体よりもその手法がスゴイとは思ったが、ストーリーはほぼ記憶に残っていない。以降の作品も同じ。
なので、この作品はどうかなー、と思いながら鑑賞。
いやー、これは自分には完全にどハマりでした。
そもそも音楽が自分が好きなRADWIMPSに任せている辺り、感性が同じなのは間違いないわけで、その監督が美しい絵と、しっかり練り込んだ脚本、かつ今までで一番作品製作にヒト・モノ・カネのリソースをつぎ込んで作った作品なのだから、面白くないわけがない!!
ただし、60点か100点かはその人の趣味・嗜好によるかな?とは思います。
ところどころ「?」と思う点があったのは、色々と伏線があるのかな、とは思うので、2回目観ても楽しめそう。
映画館に2回目観に行きたいと思える作品は久しぶり。
この曇天が続く秋口の夜に、アニメの中とは言え、あんな綺麗な空や景色が観れたのも気分爽快でした。
これは文句無く他人に勧められる作品です!!
流石に☆1ということはないが、大絶賛にはちと疑問。
所謂「話題になってたから一度は見とかなきゃ」みたいなミーハーな人達で成り立ってる興業かなと感じました。
ちなみに自分も、人からの強い勧めもあり、家族が話題の作品だから観たいと言うのでついでに観た次第。
面白かったかと言われると…人に勧めることはまずないです。見終わった直後は普通に良かったと思いましたが、正直、数時間後の今すでに内容がほぼ思い出せません。
序盤は少しジブリ的な雰囲気を感じましたが、後半はそうでもなく、というか割と中盤にはもうジブリ的雰囲気は絵面だけになってました。ちょっと下品なんだよな…
映画.comの解説によると、『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』等ジブリ作品にも数多く関わってきた作画監督がついているとか。だからかぁ…
先に言っておくけど、自分の中では今作のせいでジブリ(の絵面)にマイナス点入ったからな。
あらすじはもう、皆さん耳にタコができるほど聞いたかもしれませんので、今回はカットで。
[良いと感じた点]
●映像・色彩はとても綺麗で、音楽と映像・ストーリーは非常にマッチしていて、映画を盛り上げていました。特に流星のシーンは美しかった。アニメーションならではの煌めきです。実写のアメリカンCGのビカビカ系の輝きに慣れてる自分には新鮮でした。
●組紐や黄昏時など、身近なちょっとしたものがキーポイントになるよう、作品にうまく組み込まれており、ロマンチックな演出でした。身近な物が誰かと繋がっているという繊細な表現は良いですね。今時、「スマホで上辺だけ繋がってる」みたいなロマンの欠片もない話が多いので…小さな田舎町の神社の跡取り娘という古風な雰囲気を生かし、一昔前の「次はいつ会えるかわからない切なさ」や「いつでも気軽に連絡できるわけではない寂しさ」を現代人にもわかるよう無理なく取り込んだ設定が素晴らしかった。
●一見、成功した映画の主題歌だから売れたように思う人もいるかもしれませんが、個人的には今作のために書き下ろされたというだけあり、映画の雰囲気と非常に合っていて良かったです。自分はファンでも何でもありませんが、単体でも良い歌だと感じました。
ただ、詳しくは下に書きますが、ほぼ全てのこだわりが裏目に出ている感じも否めませんでした。
[気になった点]
●音楽自体はとても良かったが、台詞をかき消す勢いで大音量を出してくるので(しかも歌詞入り)、どうしても台詞・内容に集中できません。良い歌だけど、話に集中できないほどって推し過ぎでは。音量どうにかならんの?
●映像が綺麗と上に書きましたが、人によっては描き込み過ぎと感じると思います。大画面なら綺麗なのかもしれませんが、自分はTVだったため、少なくとも「ちょっとデカい」程度のTV画面では最初は「おぉ~!」と思うものの、30分もすると細か過ぎて目がチラチラしてきます。
美術系、特に油絵なんかに詳しい方は思い当たるかと思いますが、サイズの大きい絵画ほど「離れて見る」ことを目的としているため、近付いてみると実はめちゃくちゃ粗が目立ちます。よくこんなもんが綺麗な絵に見えるな、人間の脳ってテキトーなんだなと初めて見た時は衝撃ですが、実はこれを緻密に描き込むと逆に「ウザったい」感じになるそう。同じことが今作の画面上でも起きており、かなり遠くのビルの窓だの、細ーーい電線だの、いちいち全てを描き込み過ぎて、途中から非常に視界がウルサイと感じました。技術は素晴らしいが、結果話に集中できないのでは本末転倒です。ピクサー・アニメーション・スタジオでは必要以上に丁寧すぎる仕事を「完璧な陰影をつけた1セント硬貨」と呼ぶそうですが、まさにこれをやってしまった感じ。
●『秒速5センチメートル』の時も強く感じましたが、女の子に対する異常な理想?というか…ブラ紐や無意味なパンチラ、胸を揉む、内股走り、三葉が口から出したものを朧が飲む等々、変に性的なニュアンスを感じるシーンが多く、ゲンナリ。監督は特殊な性癖でもあんのか?女性は余計に「ただただ気持ち悪い」と感じる人多いのでは。自分は『秒速~』の時も似たような(そしてもっと強烈な)気持ち悪さを感じ、序盤でギブアップした経験があります。まさかと思い調べたら同じ監督でした。ウワァ無理。気にならない人は全く気にならないと思いますが、これで最初に感じたジブリ的雰囲気は吹き飛びました。
何というか…自分の理想で「女の子はこんな感じのはず!!」という偏見をリアルっぽくすることを追求しすぎたのか、これがリアルと本気で勘違いしているのかわかりませんが、「この子可愛いだろゲヘヘ俺の理想なんだウヘヘ」という製作者側の気持ちが透けて見えるというか(風評被害すげーぞ)。
三葉が自分の好みではないので尚更「ウワァ…」と思ってしまいました。少年時代、現実の女の子が周りにいなかったんですかね、この監督。
●伝えたいことがありすぎたのか、それとも伝えたいことは特にないけど監督の書きたい物語が沢山あって、それを1つの映画に集約してしまったせいなのかわかりませんが、全体的にのっぺりとした印象。
「彗星が落ちて町が消滅」「見知らぬ男女の身体と精神が入れ替わる」「神様の力を借りて3年の時を超えて繋がり合う」「子供たちだけで発電所を爆破・電波ジャックしてまで町を救う」…等々、起こっていることはそれぞれおおごとなのに、今一つ「大変なことが起きた!」という緊迫感が伝わってこない。
そもそも身体が入れ替わった意味は一体?結局、何度か入れ替わっただけで瀧がいつ三葉を好きになったのかもわからない。キッカケははっきりとは描かれておらず、最初は「あの女、余計なことを…!」と恨みがましく言っていたのに、憧れの先輩とのデート帰りに「他に好きな子いるでしょ」と言われるシーンで観客は突然、瀧が先輩から三葉に心変わりしたことを知らされます。ただ数回入れ替わって、名前くらいしか知らん女の子を助けようとわざわざ新聞さかのぼって事件を調べて、有り金叩いて遠くまで旅して、発電所を爆破?電波ジャック?え???何でそこまで思い入れてんの??いつの間にそこまで入れ込んでたの???そこら辺、全然描かれていないので、観客置いてけぼり。
「何か凄いこと起きて、主人公2人が運命の恋に落ちて、何か凄いことして、何か凄いこと起きて、2人は再会!!これぞ運命!!」という、何か凄いことするところを何か凄い感じに作ったら映画できました。という感じ。とりあえず何か凄そうに見える映画を撮りたかったのか?実際売れたし、製作者としてはそれで良いのかもしれませんが。
細かいことはどうでもいい!と思える人は良いですが、個人的には、ファンタジー要素の強い作品は人間性で現実味を出さないと、観客はキャラクターに共感できず、「他人の想像の産物でしかない、現実味のない世界に生きてる設定の興味も現実味もないキャラクターが何かワーキャーやってたなぁ」で終わってしまうと思うのです。
ストーリー自体は少しくらい「観客の想像にお任せします」という部分があっても、それが深みを増してくれるかもしれませんが、キャラクターの心情については「こういうことがあったから、今このキャラはこんな気持ちなんだよ」というのはザックリと、キャラの目線ひとつでも良いのでどこかに差し挟んでくれないと、どのキャラにも感情移入できません。感情移入できない映画は映画ではなく、動く絵画と音楽をボーッと楽しむしか方法がありません。低評価の人達は、ここが引っかかっている人も多いのでは。
(※後日追記)先日テレビで、「本作は監督が何度も試写を重ね、人々が感動するシーンを感動する順に並べた、皆が感動するように作られた作品なんだよ!」と紹介されていました。なるほど、だからのっぺりしてるのか…
話の展開に監督のこだわりが良くも悪くも感じられないというか、上にも書いた通り「何か凄いことが起きて、何か凄いことやって…」をただ纏めて整えただけという印象を受けた理由がやっとわかりました。
つまり、皆が平均的に感動すると思う綺麗なシーンを、皆が平均的に感動するように並べた作品ということですね。
長くなりましたが、総合的には暇な時にレンタルや地上波放送で1回観れば充分という感じです。ただ、映画館で観たらストーリーよりも映像美の力で感動させられたかもしれないので☆2。
時空を超えるおもしろさと東京の描写がステキ!
とにかく東京に住む人ならより共感してしまう、都内の街の描写の正確さ!
より現実的な所を感じながらの時空を超えたストーリーが最高でした。
アニメで背筋に震えが走るようなストーリーは衝撃的でした。
今後も新海監督の作品に期待しちゃいます。
なにかを失くすとき、何かを得ている。
・「肉体を亡くしたひとというのは、誰かが思い出すときに生きている。思い出す人がいる限り永遠の命を得る」という、私の父の葬儀のときに神父が言っていた言葉が思い出される映画だった。
・こんなに美しい四ツ谷駅を見たことがない。
・観た後の幸福感。
・生活の中で、大事に思っていてもどうしてもつい忘れてしまう人がいる。自分にとってふとしたときに思い出せる人がいるということは、幸せなこと。
・震災が過去になりつつある雰囲気のなかで、改めて震災を感じさせる表現が刺さる。
・星降る風景をニュースが伝えるシーン。「これを見れるのは、我々にとって幸せなこと」とキャスターが読み上げるところは誤解を恐れない勇気ある表現だと思う。無意識に震災の津波の様子とシンクロしてしまいかねないからだ。あの体験から何を得ることができたろうかと考えさせられる。
やはり大スクリーンで
コロナ自粛解除映画館再開
とはいえ観るものがなと思っていたところに
これがやると知り是非大スクリーンでと鑑賞
シン・ゴジラ公開時の予告で初めて見たときは
これはヒットしそうだと思いましたが
それどころじゃなかったですね
剣や魔法のという画一的なファンタジーより
日常の風景にこそそれを見出す新海イズム
都会から見た田舎も
田舎から見た都会も十分幻想世界
それだけでなくストーリー構成も改めて観ると
よくできてます
誰もが考えたことがある
将来巡り会う人が今この世のどこかで生きてる事実
それがもしこの世で繋がっていなかったとしたら
そこを取り上げただけでもよく出来た作品だと思いました
また時間が経つと違った印象も得るでしょう
浅い
扁平的な物語。
『青春って最高!』
そう若者が唱える言葉そのものが詰まった映画。
予想を上回る展開がありながらインパクトがない。
アニメーションは良かった。
が、
深いと言えば成り立ってしまう。
すごいねと言えば成り立ってしまう。
そんな映画。
ストーリーの意外さ+リアルな街並みと夜空の描写+恋愛要素が少々
ただ男女の入れ替わるアニメとずっと思っていたが、衝撃的な出来事がわかってからの意外な展開に引き込まれまた。また新宿を中心に、四谷、代々木、信濃町、そして最後の須賀神社。風景を見ることも描写も実際の東京の街角風景がリアルに描いているところも楽しめた。総じて夜空がきれいだった。そして、恋愛要素もちちばめられているのもすごく良いと思った。
映画館で見なくて良かった
全く興味がなかったけどレビュー4点なので仕方なく見るかって感じで見始めました。
結論から言うと最高の映画でした。
号泣しすぎて映画館で見てたら涙でぐちゃぐちゃになって死んでたなって感じで、映画見ながら何度も泣かされてしまいました。
その後レビューを読んでびっくり‼️
結構酷評している人が多くて軽くショックを受けました(O_O)
こんなに幻想的で神秘的なSFは今まで見たことがありません。
映像の素晴らしさ、音楽のマッチも良かったし。
夢を見ているかのような、かげろうのような、幻想的な話で、自分は登場人物に共感できたので、自分の事のようにハラハラドキドキ、一喜一憂させられ何度も泣いてしまった泣
何で良い映画なんだ
多分この映画はラーメン二郎みたいな感じで好きな人はとことん好きなんだけど、嫌いな人にはとことん嫌いな映画なんだろうな。
好きな映画が1つ増えて良かった^ ^
いやあおもしろかった!
面白かった。何度も言うよ。面白かった。
ネタは、先日亡くなった大林監督の「転校生」とおなじ、男女の入れ替わり。しかし、そこに時空飛び越えと、隕石落下という味付け、更にはタイムパラドックスが切なさを生んでいる。
いいんじゃない?お話なんだから。
面白ければいいのさ。エンターテインメントなんだから。整合性や伏線回収に時間を割くと、サスペンスがなくなる。流れも阻害する。ジェットコースターに乗りながら、そんなこと言う人は野暮ってものさ。
岐阜あたりにあんな大きなクレーターができるような隕石が何度も落ちていたら、今頃どうなっていたのかねぇなんてどうでもいいんだ。時空を超えて二人が出会うためにはこれくらいの壮大さが欠かせないでしょう。
男の子と女の子が出会う切なさが、この話の中心なんだから。
滝くんのおかげで生き残ることができた三葉たちは、パラドックスにより滝くんと出会うことはなくなる。でも、今生でなぜか(そうなぜか)出会い、気付く。うーん切ない。名前を忘れるはパラドックスの定番。だからこその「君の名は!」
いいじゃん。ツボ押さえてるね。
これだよコレ。みんなが求めているのは。
繋がりのものがたり。
物語の各所で、画面の真ん中を隔てる扉の描写がある。無論、それは三葉と瀧の世界の境目の暗喩であり、彼らが決して出会えないことを示している。
だが、一本の赤い糸が彼らを結び、彼らを分かつ扉は開かれて、世界は繋がっていくのである。
やっぱIMAXで聞くラッドはヤバい。
J-popを聴いているような感覚
台詞を二人同時に言ったり、
掌に書いてあったり、
ずっと何かを、誰かを探しているような気がしている…
そんな台詞。
涙。
要らないなぁ…。野暮だし、寒いよ…。
それを出さずに観せるのが技術では。
しかし、子供が観るには、(子供心を忘れていない大人が観るには)いいと思います。
隕石。
時空の違うところで生きているふたり。三葉と瀧。体が入れ替わるという設定。男と女なのでお互いに不都合を感じながらもお互いの環境に慣れながら楽しんでいく。
はじめは何故入れ替わるのか分からなかった。ただ神木の声か上白石萌音の声でふたりが入れ替わっているのがわかった。
1000年1度に彗星がぶつかり隕石が1つの町をのみ込んで町が失くなってしまう。
とても映像が美しく東京の風景がとてもリアルである。
音楽にRADWIMPSが歌っているが映像に合っていた。映像と曲が相乗効果でより感動する。
最後のふたりが階段のすれ違うところで。
君の名は。というセリフのところで涙があふれる。3回観て同じところで自然に涙する。
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