君の名は。のレビュー・感想・評価
全2159件中、41~60件目を表示
やっぱり名作です。
やっぱり名作です。(ネタバレあります。)
うまい具合に忘れた頃にみかえせました。
ですが、また視点が変わるとまた少し違った見え方をしました。
相変わらずストーリーに感動します。作画の申し分なさ、声優さんもバッチリハマっていて、また演出もいいです。絵も綺麗ですね。キャラも可愛いです。
初めて観た当時も感動したような記憶があります。ですが、初めて観た頃はまだ東京の地名や鉄道駅の地名も知らず、位置的にあまり実感がありませんでした。今は当時よりも少し詳しくなり、より実感ができました。中央線快速だったり、JR東日本の発車メロディーだったり、ドアの開閉音、E233系のモーター音、「四ツ谷駅」、「美濃太田駅行き」…、ちゃんと細部も描かれていたのですね(山手線がE235じゃないな)。当時は気づかなかっただけに鳥肌です。
自分も最近ひとけのない所に1人で山道を自転車をこいで登ったり、田舎の駅で下車して、ただひたすら数十キロ歩いたりすることがときどきあります(謎)。ですから、作中で三葉(たき)が山をこいで登っているシーンや三葉(本物)が湖沿いを駆けているシーンの大変さや疲れの度合いは痛いほど伝わってきました。そう考えると、あの大きさの山の頂上をただ目指すだけでも3時間以上かかりますし、ましてや車道を使うとなると確かに日が暮れます。よくできています。考えただけで疲れます。
しかし、何度見てもいざ彗星が落ちると知った時にどう人を動かすか、どう動かすべきだったのかは考察させられます。初めて見た時は別の方法を推していたような気がしますが、今はこれはこれで正解だったのかなとも思います。結局”真”のヒーローは闇雲というのもカッコいいですね。
ただ、この作品が100点満点の評価をつけられなかったのは最後の終わり方のモヤモヤですね。『すずめの戸締まり』や『天気の子』などはスッキリと終わる印象ですが、記憶がないのはもどかしいですね。でもこれはこれでいいのかな…。『秒速5センチメートル』よりはマシか?(笑)
本当は『すずめの戸締まり』をみて見返して、やはり「すずめ」の方が面白いと言おうと思っていたのですが、結局こっちも高評価で差がつきません。結局新海さんの映画でどれが一番好きなのでしょうか?『天気の子』をもう一度みて決めます。別にどうでもいいですが…
新海さんの映画を見終わった後はいつも現実に戻るまでの余韻があります。なんだか別世界に顔だけ浸けて、そこから戻ってきたように(意味わからん)。
また絶対観ます。
見る回数を重ねるたびに良さが超えていく
先日の地上波で3回目の視聴でした。
最初映画で見た時は、正直微妙だと思っていました。
なんでこんなにいいと言われているか分からず。。
何度も見ていくと、『こういうことだったんだね!』と理解が深まりました。
2回目見た時も、良い映画だなぁと思いましたが、今回3回目の視聴を終えて、
この映画は記録に残るべく映画ということにとても納得しました。
この映画って、一見ファンタジーというか、そんな印象ですが、
なんとなく、現実にもあるような気もするんですよね。
私達も、夢ってすぐ忘れてしまうし、
幼い頃とかに何故か夢中になったものとか、
あの時の自分って何を考えていたんだろう?
とか。
誰しもあると思うんですよね。
もしかしたら、今自分の周りにいる人も、何かの結びがあって今があるのかなって。
そんな気持ちを持たせてくれる映画です。
そして、シーンに合った素晴らしい楽曲。
特にスパークルの流れるシーンには感動してしました。
あのシーンはスパークルの曲が無ければあそこまで際立たないと思います。
新海誠監督のこれからの作品も楽しみです。
満足感のある作品。ヒロインに恋をする。終盤ちょっぴり切ない。
大きな満足感。終了後はきっと三葉が好きになって、瀧のことがうらやましく感じるはず。あと意外とクライマックスあたりから切なさをも残していく。自然と涙が溢れてくる。どこか切ない。上映前に戻りたくなる。
子供にとってはちょっと理解に苦しむかも。このため違和感も残る。
あと、入れ替わるという時点でお察しの通り、妙に、変にエロいので、特に前半は親子や家族と鑑賞すると気まづくなるかも。子供にはちょっぴり刺激的。
その時は良くとも直ぐ忘れる
量子力学的な観点からの時間がテーマ
この世界は平行宇宙であり、三次元世界に住む我々が考えているような時間はない
エンタメアニメとしては面白くて良く出来てる。
が、深さが無いので、考えさせられたり
いつまでも心に深く残る作品では無い。
ティーンがSF的世界の恋愛ドラマとして見る分には
感動するだろう。
大人が見ても感激しない。
歳だけ大人では無く、精神的に大人な人のことね。
映画の細かいレビュー云々は置いといて、
新海誠は脚フェチである。
これは、僕が脚フェチであるため、共感するシーンが数多くあるので間違いないと確信している。
これの精神的前作、言の葉の庭ではユキちゃん先生の脚の魅力を前編に散りばめ、主役は脚であったとも言える(言い過ぎ)。今作でもユキちゃん先生の存在感が光る。
そして、今作は作品自体のスケールも大きくなった事もあり、脚フェチ萌えのシーンは控えめである。
しかしながら、エメリッヒ映画でヘリコプターが欠かせないのと同様に、今作でもしっかりと脚フェチ萌えのシーンが出てくる。
朝起きて胸を揉むシーンなんてただの余興でしかない。
かつての憧れの存在だった奥寺先輩の登場シーンは足元から写し、履き物の描写を事細かに描いている。
脚フェチは脚にはじまり、脚に終わる。
君の名はも脚フェチに対して素晴らしい作品だと言える。
作家性と作品のクオリティのバランスが良い
新海誠らしい美しい映像、モノローグ、SFテイスト
そこに映画作品として成立するだけの展開、演出
冗長な部分がなく、良い構成
作品としてのクオリティが良好
『秒速5センチメートル』でも印象的だった挿入歌の使い方が本作でグレードアップしている。これがとても良かったRADWIMPS好きには刺さる。
入れ替わり、という特殊なシチュエーション下で
どんな恋愛展開をするのかという視点で視聴していたが
そこの掘り下げは浅めなので、残念だった
視聴後この恋愛描写不足について気になったのでネットでの意見を覗いてみると
同じような問題提起に「人を好きになるのに理由はない」という暴論をしばしば見かけた。
演出不足への言及にたいして、思考停止で受け入れろという発言は正直笑ってしまった。
『小説版 君の名は。』『君の名は。Another Side:Earth bound』では、
しっかりと瀧の三葉への興味、特別なムスビつき、関係性への愛着が記載されているので、そんな雑な話ではなく、演出の取捨選択の結果、描写が削られている。
完璧な作品だと思っている方には大変申し訳ないが、この点は失敗だろう。
日記のやり取り、それぞれの生活の問題解決などが作中描写されていて、
そもそも特殊なシチュエーションに置かれた男女、お互いが気になるのは当たり前・・・と、
もちろん映画単体でも想像の余地はあるが、小説を確認したあとでは
尚更、後半の盛り上がりに説得力を持たせるだけの描写が不足していると感じる。
小説ならたった数行の内容なので、モノローグを入れたり、入れ替わっているときの行動を聞いて反応するだけでも全く違ったのにもったいない。
映画本編に心を奪われたなら小説を読むことをオススメする。
新海誠作品は本作まで一通り視聴済み、しかし本作だけは公開から6年経ってようやく視聴
個人的にこの作品の前2作品『星を追う子ども』、『言の葉の庭』が琴線に触れるものがなく、
その上で「大ヒット」という触れ込みになった本作は、一般受け=妥協の産物になって作家性が感じられない作品になっているのではないか、と感じてしまい当時食指が動かなかった。
そして、そのままネタバレを受けて未視聴へ・・・という残念な経緯があったが、
ネタバレありでも楽しめたのと
思いの外、新海誠らしい作品で、クオリティも十分だったので
同じような理由で視聴していない方はもったいないので見たほうがいいと思う
自分を愛する
新海誠監督の最新作「すずめの戸締まり」が公開されるということで。こんなにも大ヒットした作品を、今更ながらに鑑賞です。ちょっと肩身が狭い、、、笑 流行るアニメ映画に良作無しという勝手な推測と、単純に絵がめちゃくちゃ苦手という理由からここまで鑑賞が遅くなったのですが、想像していたよりも面白い映画でした。
最初に「ん?」ってところを上げると、
・お互いが好きになった理由が描かれてない...?
・あまりにも忘れすぎ...?
・なぜそこで終わる?
・なして駅から出てしまう?
ファンタジーなストーリーだけど、東京の街並みとか世間の様子だとか、結構リアルで風刺的な感じだから、正直こういう所が気になっちゃう。粗探ししたい訳じゃないことだけは分かって欲しい。こう思っちゃう人もいるんです、、、。あと、個人的には前半の共感性羞恥がキツかった。
でも、流石新海誠監督!と思う場面はいくつも。
あまりにも美しい映像美、よく考えられたストーリー、何度観ても面白いと思えるであろう緻密な脚本、作品に思わず没頭してしまう世界観の構築などなど、この監督の作品が愛され、そして大ヒットを記録する理由がようやく分かりました。作画には圧巻。映画館で見れなかったことが悔やまれます。
ハマったかハマらなかったかで言えば微妙ですが、いい作品だとは思いました。後半の失速感とラストの呆気なさが払拭されていれば、もっといい映画になったかと。どうであれ、誰もが楽しめるエンターテインメント作品であることは間違いなく、今後も注目され続けるであろう監督だろうなと思いました。「天気の子」も見ないとな。
そういう話だったのか!!!
Amazon PrimeのPrime特典に含まれたので、公開以来6年の時を経てみて見ました。
そういう話だったのね。最初の内はラブコメ要素も含みつつも、途中から深刻な話になっての切ない物語。流行るよね(苦笑)
でもさ、ここからは少し辛口。新海誠作品ってさ、称賛されるけど、登場人物の動きの滑らかさで言うと、ジブリの方が上じゃね?新海誠作品の人の動きは、なんか、カクカクしている印象を持ってしまいましたよ。新海誠作品の凄いところは、登場人物ではなくて、背景画が無駄にリアルなところだと思う。「ええぇつ!これって、本物と同じじゃん!」というのが、背景画に関する感想。凄かった。
あと一つ、突っ込みさせて。被害があの程度であったという事は、墜ちた隕石の大きさはそうでもなかったという事だね。彗星墜落のエネルギーって、めっちゃすごいからね。
でも、人物の動きや科学的背景への突込みはさることながら、ストーリーは切ない。最後は、happyエンディングで良いんだよね???
レビュー書いてなかったので
書いてみた。
映画館で2回(?)見て、最近金曜ロードショーでみて、今日はアマプラで見ました。
そんなに好きな作品かと聞かれたら、微妙ですが、やはり見始めると嵌まります。
新海さんの作品って、変わった世界観の作品が多いですが、そんな中では “ 君の名は ” が1番自然に見られました。
すずめの戸締まり、始まったら行きます。
今見ても圧倒される映像と音楽。ストーリーがあと一歩、、、
公開当時何十回と違法視聴した「君の名は」
時効なので許してください。謝りますから絶対許してください。
Disney+に追加されてたから鑑賞。
俺の目より綺麗な映像と挿入歌、BGMの親和性は圧巻。
冒頭の語りと「夢灯篭」でまず鳥肌。
入れ替わりがわかって「前前前世」ここまでとんでもなくハイテンポで一気に引き込まれる。
3年の時間のずれが分かって三葉の死を知るパートは内容を知っててもゾッとする。
三葉が3年前の瀧に会いに行くシーンは切なすぎて泣いた。彗星のシーンの美しさと切なさが連立してる様は圧巻。
けどそっからラストにかけてのご都合主義的なハッピーエンドは「あーやっぱりそうなっちゃうかー」感が否めなかった。手にすきだって書いてあるシーンも別に泣けなかった。
映像も音楽も何年たっても色あせないマジで名作だと思う。
映画館で見てたら間違いなく圧倒されて星5を付けると思う。
6年ぶりに劇場で見ることができた! 実写化と錯覚させるような緻密で...
6年ぶりに劇場で見ることができた!
実写化と錯覚させるような緻密で綺麗な風景描写。残酷までに煌びやかで美しい彗星。RADWIMPSの澄み切った歌声。映像にマッチングしたメロディーと歌詞。
ひとつひとつの完成度の高さに圧倒された。
どれかひとつでも欠けていたら、こんなに魅力的な映画になってなかったと思う。
何回みても感動する。鳥肌が立つ。
素敵な映画を本当にありがとう。
二度目に見たら少し印象が変わった
10/30からAmazon primeで観賞できるようになったので、数年ぶりに見てみました。
面白かったー!
ラストのさらに後日談が見たいです!
描く必要が無いのはよく分かるのですが、タキくんとミツハの答え合わせの話があってもいいよね!
映像が綺麗なだけでからっぽなストーリー
映画館で見て、映像の綺麗さには驚きました。
最初の2,30分は入れ替わりのテンポも良く、音楽とも相まってワクワクしていました。
入れ替わらなくなってからはずっと「?????」でいっぱいです。
起きたら涙を流してる絵を描きたかったのかな?
なんとなく泣けるシーンを描きたかったのかな?
みたいに、こういう絵を描きたいからストーリーはこれで繋げよう。という感じで話が飛び飛びの大雑把なストーリーでした。
監督の中では話が繋がっているのかもしれないけど、ついていけませんでした。
史上最高のアニメを二度観た‼️❓
六年前、家族四人で観た、最高に感動した🥲🥹映画で、無音で暗黒、の瞬間、初めて観た効果を含めて、全ての面で最高でした、脚本、映像、声優、セリフ、音楽、最高でした。
その後、最高は、自分定義で、バイオレットエバーガーデンに譲りましたが、事件で、京アニの新作が望めない今、新海誠のみが、今後の希望。期待してます。
お互いを想う切ない気持ち
劇場で観て以来3回目かな。高校生立花瀧は宮水三葉と体が入れ替わる事で不思議な体験をしていたし、ふたりの回りも心配していた。それにしても思春期の男女がかかわるから微妙だしびっくりだね。それぞれ良く対応出来るよな。何故このふたりなのか、どうして東京と田舎なのかとか理屈は良しとして、改めて観ると挿入歌と画面がバッチリなのが気持ちいいね。
入れ替わらなくなってしまうのも淋しいものかもな。相手を探してみようと言う気持ちも大事だけど、相手の現実が分かるとショックだろうな。お互いを想う気持ち切ないよね。そこから命を救おうとする覚悟。ピュアな高校生の圧倒的なドラマチック性に改めて感動。のめり込む様に観るとやっぱり素晴らしい作品だ。
大衆向けアニメ映画は、これ以前とこれ以降に分かれた。ジブリや細田守は面倒臭い。
これの初見を味わえる奴が羨ましい。
意外とレビューを投稿していなかったのでさっき地上波で見たのもあって投稿。実は劇場で3回も観に行ったのにそれ以来で家で観たのは初めてでした。いやあ~でもセリフとか全部覚えてたな。
本作は昨今邦画界をリードするようになったアニメ映画ブームの火付け役とも言える存在で、当時まだアニメオタクにしか知られていなかった新海誠監督の名前を世に知らしめた作品です。当時ZIPで初めて映像が公開された際に『なんだこの面白そうなアニメは!!??』と衝撃を受けたのを今でも覚えています。それを見ていたZIPの女子アナさん方も食い入るように見ていて、本当に良さそうな作品の宣伝を観た時ってあんな反応になるんだ!って思いました。
さてさて、この作品が素晴らしいのはRADWIMPSの旋律に乗るように作品も我々も一本の線、組紐に乗せられているかのように軽やかに物語が進行することです。つまり、観ていてストレスが無いのは勿論のこと、決して単純な話では無いのに初見からこの物語に乗っかれてそれでいて笑えて感動して涙出来るのです。
これはまさに見る清涼剤としか表現できないような、それくらい心が洗われるある種のサウナのような作品とも言えます。
瀧と三葉のドタバタ入れ替わりコメディ!?かと思いきや、実はティアマト彗星の落下による糸森町の壊滅事故が発生していて、入れ替わりも実は3年のズレが有った事が判明する。そこで初めて点と点が繋がりはじめ、冒頭の彗星や三葉の家系や糸森町のその場所の形状など、もう一気に畳み掛けてくるような伏線回収の気持ち良さが異常なんです!
更にそのティアマト彗星も昔同じ場所に落ちていて数千年の時を越えて会いに来たかのようにまた同じ場所に落ちてくる構図ですとか、一度は死んでしまった三葉達を救う為に入れ替わりを通じた未来改変など、もうここまで情報過多なのに頭が混乱せずに ”初見から理解出来て” 楽しめる。これこそが250億ヒットした所以なのでしょうね。
それともう一つ重要なのは、これも今日まで続く今のアニメの潮流を作っているの思うのですが、『君の名は。』以前の大ヒットアニメ映画にありがちだったジブリ作品や細田守作品的な、ある種の ””臭 さ”” が無いんです。
これは個人的な趣向の話にもなるかもしれませんが、『君の名は。』以前の大衆向けアニメ映画というのは、深夜アニメともジャンプアニメとも違うような、ある種のテンプレ的な ””臭 さ”” が有ったと思うのです。
例えば、主人公の家族親戚達がワイワイしながら同じようにウネッて踊ったりですとか、みんなが同じような笑顔を浮かべて「はい、ここ賑やかな良いシーンですよ~」みたいな、そういう指示臭さみたいなモノが感じられて、どこかストレスを覚えていた人は僕だけじゃないハズ。
言語化し辛いのですが、とにかくどこかそういった大衆向けの全国公開アニメ映画というモノには、何か強制されるような作られた喜びや笑いのような、深夜アニメのようにスタイリッシュでも無く、ジャンプ系アニメのように王道的でもない、わざと大人な雰囲気を作っているような、もしくは子供向けですよ~!みたいな描写ですとか、とにかく全国公開の大衆向けアニメであるが故に普段深夜アニメやジャンプアニメに触れている層からすると面倒くさいような空気感が有ったと思うのです。
ですが!!!!!!
この『君の名は。』にはそれが一切無く、これまでの大衆向け全国公開アニメ映画の常識を打ち壊したのです!!!まるで深夜アニメのようにOPが流れ始め、男女が入れ替わったのですから当然気になるような部分もスルーする事なく触れ、面倒くさい家族愛だのなんだのを説教臭くやるのではなく、スタイリッシュにテンポ良く瀧と三葉の愛を描く。
テッシー達もノリ良く協力して町の変電所を吹き飛ばすし、奥寺先輩も良い距離感で説教するわけでもなく寄り添ってくれる。おばあちゃんも意外と重要な役では無いし、瀧の計画も全然上手く行かない。そこに変な奇跡が介入する事はなく(カタワレ時は除く)、最後は三葉の力で父親と向き合いここの拗れもちゃんと拾う。
そしてそんな彼らにも、受験が有って就職が有って、この災害とは別に普段からの向き合うべき試練が有る。この現実的で観ている自分たちにも何か同じ事が出来てしまうんじゃないか?というような手の届くような世界観が、物語が、もう当時日本中の若者達にビシバシ来たんだと思います(笑)。自分もそうでした。(当時高校生)
まさに現代的な価値観で、アニメ映画を観ているからといって頭のIQを下げたり調節する必要は無く、そのままの感覚で楽しめるのが当時新鮮だったのです。
この”気持ちよさ”こそがヒットの真の原因でかつ、今日まで続く、邦画界を支配するようになったアニメ映画の新しい潮流の始まりだったと思うのです。みんなの行動に説得力が有って、共感出来て、不快で無くて、かつ面白い。そして感動する。全ての基準を塗り替えたのが、この『君の名は。』なのです。
また観てみたい、良い作品です。
なんで二人なのに三と四なのかと思ったら、お母さんがニでおばあちゃんが一だったのね。劇場で観る機会を逃したので、こちらからは働きかけずに、ずっと出会うチャンスがやってくるのを待ってました。6年経って今日放送の30分前に妻が、「君の名は」テレビであるよと。ついに来たか。しっかり観ました。
キャラクターデザインがグッド。まずはヒロインが魅力的でないとね。そして相手役の男もOK。いい奴。なんでこのタイトルかと思っていたが、すれ違い(入れ違い?)の連続だからオマージュなのね。それと、なくなる記憶のシンボライズと二重の理由。
なぜこの2人でなければならなかったのかについてはまだ確証がないので、もう一度観て確かめたい。楽しさの中に切なさがよぎる、いい作品だと思います。
全2159件中、41~60件目を表示