「君の名は⁉️」君の名は。　活動写真愛好家さんの映画レビュー（感想・評価）

主人公二人のモノローグから始まり、うなるタイミングでタイトルとRADWIMPSによる主題歌が流れる‼️ホントに鳥肌が立つようなオープニングですね‼️田舎で暮らす女子高生と、東京で暮らす男子高生の心と体が入れ替わってしまう。しかも週に二、三度。互いの存在を知った二人だったが、折しも1000年ぶりという彗星の接近が一ヶ月後に迫っていた・・・‼️心と体の入れ替わりという、大林宣彦監督の「転校生」のような展開‼️お互いの身体に伝言を残したり、携帯で情報交換したりするのが面白いし、主人公が女っぽくなったり、ヒロインが男っぽくなったりする騒動はまぁ定石通りですね‼️そして同じ時間軸と思いきや、二人の間には三年という時間の隔たりがあることが判明‼️ちょっとキアヌ&サンドラの「イルマーレ」みたい‼️ヒロインの方が三年前という設定のため、主人公はヒロインが彗星衝突で亡くなったことを知る‼️主人公は何とかヒロインにその事実を伝え、命を救おうとする‼️これは「ディープ・インパクト」や「アルマゲドン」みたいなハリウッドのディザスター大作の趣きですね‼️しかもお互いのことを名前も含め、忘れそうになるというサスペンスも加味してある‼️一つ一つは今までいろんな映画で語られてきたモノなんですが、それらを一つの物語としてまとめ上げた新海誠監督の手腕はホントに素晴らしい‼️そしてラスト、お互いを忘れてしまった主人公とヒロインは無事に再会することが出来るのか⁉️たとえ忘れても運命の赤い糸に手繰り寄せられるかのように再会する‼️そんなシチュエーションが私をはじめ、日本人は大好きだと思うので、その辺の作劇ぶりも新海監督はホントに上手い‼️そしてまた素晴らしいタイミングでラストに流れるタイトル‼️人と人とのつながりは、時間や障害、記憶を超えていくことを、ここまでポップにエモーショナルに描いたアニメーションはなかったですね‼️今までは「君の名は」と言えば、佐田啓二さんと岸恵子さんだったんですが、今後は新海誠監督の名作アニメーションという認識になるでしょうね‼️