「何度見ても憧れる奇跡」君の名は。 KZKさんの映画レビュー(感想・評価)
何度見ても憧れる奇跡
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久しぶりに劇場で見たくなりチネチッタ川崎にてライブサウンドシアターで鑑賞。
設定に多少は矛盾があるものの、このタイプの映画にあまり現実的な辻褄性や現実性を求めずにみたら、なにか10年前の学生時代の未熟な自分を投影しながら見ることができて面白い。
10年前自分がなにを考えて、なにを正義として生きていたのか、今となっては具体的には覚えてないけどその時その時を一生懸命おそらく生きてはいたとおもう。(そう思いたい)
映画のような理論的に証明できない不思議なことがこの世に本当に存在するか否かは分からないが、人生は時に言葉だけでは言い表せない不思議なことに出会う事は確かにある。それらを頭の中だけでは理解できず、そして相手に伝える事ができず胸が苦しくなることもある。
そういう時にそれらのインスピレーションを信じて行動する勇気はとても難しいものだが、この作品を見てるとなんだか時にはインスピレーションを、本能を尊重し、それらを信じて行動する事への憧れをとても刺激される。
ストーリーに戻ると、お互い顔を合わせて直接話したこともないのに、お互いの事をどんどん知っていくうちに恋するってなんだか奇妙な恋愛。
まぁ恋愛において相手を知る事こそが一番愛を深める要因ではあるが、この作品のように相手に入れ替わる事で相手を知っていくというのはなんとも羨ましい。
結末が二人が結ばれた後の描写がなかったのが喜ばしくもあり、モヤモヤもするが、瀧君と三葉ちゃんが結ばれ幸せになってることを僕は想像しこの作品を見終える楽しみ方をいつもさせてもらってる。
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