「新海誠監督からの過去作ファンへの贈り物」君の名は。 たっぐさんの映画レビュー(感想・評価)
新海誠監督からの過去作ファンへの贈り物
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色んな人がこの作品のレビューしているので自分は過去作品との関連性を挙げたい。
この作品を映画館で観た時、新海監督から過去作ファンへのメッセージが大量に散りばめられていたと思う。
なぜならほぼ全ての過去作に登場した描写が再登場しているからだ。
・ほしのこえ、秒速五センチメートルでも携帯電話は大事な役割を持って登場していた。
・雲の向こう約束の場所でも時間軸をあえてごちゃ混ぜにして視聴者へのトリックを演出している。
・秒速五センチメートルでも電車内からヒロインらしき人を見かけて主人公がハッとしていた。
・電車に乗車する時の横からのカットや、鳥が空を飛ぶ高所の描写は新海監督の十八番。
・過去作に出てきた固有名詞もいくつか登場している。
・秒速五センチメートルでも主人公がヒロインの住んでいる地へ電車の旅をしている。
・君の名は。で降り注ぐ多数の隕石は秒速五センチメートルで打ち上がるロケットの対比。(隕石は主人公とヒロインに降りかかる問題を暗示していて、ロケットはヒロインの1人の主人公に対する想いを奪って宇宙へ飛んでゆく。)
・星を追う子どもでもヒロインが約束の場所に向かって無我夢中で進んでいた。
・新海作品はほぼ主人公とヒロインが離れ離れになる。
・新海作品では主人公とヒロインが必ず友達以上恋人未満の時期がある。
・言の葉の庭では脚フェチ歓喜、君の名は。では胸フェチ、唾液フェチ歓喜。
ファンにとっては上に挙げた描写でニヤリとできる事が多く、この作品は新海監督を知らなかった人も、ずっとファンだった人も楽しめる良作だとそう確信した。
次の作品も楽しみですね。
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