「イルマーレ?」君の名は。 kkkさんの映画レビュー(感想・評価)
イルマーレ?
韓国映画からハリウッド映画へリメイクされた「イルマーレ」によく似ていて、うーん⤵って感じがしました。ワタシはハリウッド映画の方のイルマーレを観てしまっていたので、新鮮度がなく、終わるのを待った感が出てしまいましたが、イルマーレを知らなければハッ❗っとしたり、観入ったりできたのかも。アニメにしてはすごいのではないかとは思います。さすが日本だなとも思いました。新宿の描写等は描くのが物凄く大変であったろうに忠実に再現されてる感じがして尚更感心しました。
イルマーレもそうですが、『オーロラの彼方へ』(2000年)も良く似ています。
「天空」に関する自然現象の彗星とオーロラ・・「火」も共通ですし・・「時空を超えた電波通信」も、無線機とスマホ・・これらの要素は、きっと新海監督にとっては、単なる道具・アイテムだと思います。
その道具の中には古事記(垂仁天皇記)・・この中には男女が『紐を結ぶ』というメーン・テーマが描かれ、男女が離別する三つのアイテム『髪を切る、手首の巻いた紐、酒』が出て来ます。
また垂仁天皇記には、『稲』で作られた城である稲城に火を着けるシーンもあります。これは、大津波の襲来を稲束に火を着けて知らせ、多くの人命を救った史実『稲むらの火』を思い起こさせるアイテムです。
イルマーレは、一つのパーツでしょうね。
イルマーレに似ているというレビュー良く見ますね。お陰でイルマーレの知名度が上がって、レンタル店のランキングが上がって嬉しい気持ちです。私は両方見てます。ただ、時を超えた通信自体、イルマーレ以前からいろいろありました。イルマーレも、君の名はも、SFで使い古された設定を、極上のアレンジでオリジナリティーに結びつけていると、感じます。