「たかがアニメ。されどアニメ。」君の名は。 puccinoさんの映画レビュー(感想・評価)
たかがアニメ。されどアニメ。
「つまらない大人」っていますよね。
実は自分のことだったり…
なりたくてなったのではなくて。
淡々とした日々をやり過ごし人間関係に仕事に
ココロもカラダも疲れ果てた状態で
残業帰り映画館に足を運んで
普段ほとんど観ないアニメ映画を観てきました。
現実逃避がしたくて…
健全でいい映画だと素直に思いました。
どこかに置いてきてしまったあの頃の自分の感受性が
一瞬戻ってきたような感覚が少し嬉しかった…
同じ世界に生きているのに体が入れ替わったことで
違う世界を体験することができた。
違う自分になれた。
今まで出来なかったことが入れ替わったことで出来た。
周囲の人も自分を見る目が変わった。
お互いのことが気になって気になってしょうがない。
もうこれだけで胸キュン!です。
夢なのか現実なのか。
現在なのか過去なのか。
偶然なのか奇跡なのか。
死んでしまったのか生きているのか。
ずぅーと考えて観てました。
予期せぬ宇宙の天災で大勢の人の命が奪われる。
身近な人や大切な人が愛する人が突然この世からいなくなる。
そうなることがわかっていたなら人はこんなにも必死になれるなんて。
誰かのために必死になることなんてこの人生まだないな…。
自分が今まで出会った人に
今現在身近にいる人に
これから先出会うであろうまだ出会っていない人に
「あなたは誰」
「なぜ出会ったのか」
「どうしてここにいるのか」…なんて。
いい歳こいてトキめいてしまいました。
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