劇場公開日 2016年8月26日

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「話題の作品ではありますが…(゜.゜)」君の名は。 マツマルさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5話題の作品ではありますが…(゜.゜)

2016年10月18日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

難しい

話題の作品ではありますが、あまりにも話題過ぎて、観に行かなかったのですがw、公開されて1ヶ月目にやっと観に行きました。

距離のある場所に二人の男女の高校生の中身が入れ替わると言うのは、最初観たときに“ん? 大林宣彦監督の「転校生」か?”と思ってしまいましたが、飛騨の田舎の美しい風景や高校生の躍動的な日常についつい引き込まれていきました。
特に主人公 三葉の日常が微笑ましくも高校生らしく、画の美しさ、地方の風土の習慣等が描かれていて、細田守監督の「サマーウォーズ」とは違った田舎の面白さが描かれていました。

中盤からの怒濤の展開にも眼が釘付けになり、噂通りの良い映画だと確信していきました…が!話題になるだけの良い作品だと思うのですが、主人公の三葉と瀧が何故時間軸が違うなかで入れ替わったのは何故? 何故、この二人?と言うのが最後まで明かされなかったのには見終わった後にも?が付いています。
細かい所での描写が非常に上手いし、伏線の貼り方も良いだけに根本の“何故?”と言う点は明かされずで、個人的な結論としては“今のアニメ作品を沢山見ている人には納得が出来る、そういうモノだから。そんな大した疑問点ではない”になりました。
こんな解決で良いのか分からないのですが、何回観たとしても明かされる様な伏線が貼ってあるとも思えずで、良い作品だと思うのですが、ここの疑問点が解決されず仕舞いで感想評価はこんな感じになりました。

話題作には間違いなく、観る価値は十分にありますが、今のアニメに対しての個人的な経験値不足からの評価でございますので、個人的な感想の1つとして捉えて下さい。

ちなみに当方、アニメに関わる仕事をしております。

松王○