「二回目観てきました笑 前回は初日に行ったものの、新海監督の持つあわ...」君の名は。 ごとーさんの映画レビュー(感想・評価)
二回目観てきました笑 前回は初日に行ったものの、新海監督の持つあわ...
二回目観てきました笑
前回は初日に行ったものの、新海監督の持つあわーい恋愛観が受け入れがたく、主観的に距離をとってしまいました。今回は耐性がついたので、客観的に観れたと思います。ほんと純粋で綺麗な恋愛でした。
新海監督の映画は秒速五センチメートルしか観たことないのですが、描写が繊細で、どの場面も美しかったのを覚えています。ストーリーも詩的で儚い余韻がありましたが、あまり印象に残っていません。綺麗過ぎて逆に響いてきませんでした。これは好みの問題ですが、今回観た君の名は。も同様でした。話しが綺麗に作られているのが、私には違和感として感じられました。なにもかもが綺麗さを優先し過ぎて、もっとリアルな、汚れてるもんがあるんじゃないの?と思ってしまい、作られた感が否めませんでした。(ひねくれてんのかな?)
しかし今作を見て秒速五センチメートルとかなり変わったよう感じたのは、話が随分大衆向けになったということです。世界観の幅が広がり、展開にも大きな波があり、それをここまで繊細にまとめられる表現力って、すごいと思います。カメラワークや音楽の入り方、場面の移り変わりや見せ方など、大ヒットになるべくなったような、細部まできれーいに、丁寧に計算されて作られた作品でした。
ただ、ジブリにあるような、キャラクターに生命が宿っているように感じられる繊細さとはまた別で、あくまで登場人物にはレールがしかれていて、そこからはみでないよう計算されていました。その辺りで、好みは別れると思います。
コメントする