劇場公開日 2016年8月26日

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「ストーリーは正直「自主製作のセカイ系作品」から脱しきれていないのだ...」君の名は。 時村さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ストーリーは正直「自主製作のセカイ系作品」から脱しきれていないのだ...

2016年10月7日
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ストーリーは正直「自主製作のセカイ系作品」から脱しきれていないのだが、抜群のテンポと映像美で飽きさせなかった。ダラダラ説明させず大胆に展開をカットしてあの時間に収めた編集も素晴らしかったと思う。主役二人の薄いキャラクターを「都会と田舎の一般的な高校生」という描写を強調して感情移入させていく手法もうまかった。そして何より雰囲気が暗くジメジメしていない!とにかく過去の新海作品の悪いところを1個1個潰していってメジャー作品に仕立てあげたという感じ。

時村博士