「お前は誰だ!」君の名は。 フェニックス7さんの映画レビュー(感想・評価)
お前は誰だ!
念願の「君の名は。」観てきました。
高校生の男女が入れ替わるというので、
大林宣彦監督の「転校生」 をどうしてもイメージしてしまいましたが、全然違います。当たり前ですが。
「転校生」はいい映画でした。
異性と入れ替わったことを理解するシーンだけは似ていました。
何度か入れ替わった生活をして、 ある時突然入れ替わることがなくなります。
主人公の瀧が、記憶している風景を描いたものをたよりに三葉に会いに行くところから
物語は凄いことになっていきます。凄いことに。
距離と時間を本当にうまくつかっています。新海誠は天才です。
黄昏時のシーンなんて鳥肌ものでした。 映画の前半部で、ちゃんと黄昏(誰そ彼)の説明もしてくれていました。
忘れないように名前を書こうと言って、瀧くん名前書いてないやん。これ好き。
この映画をみて、いろいろな映画を思い出しました。
瀧が三葉の生涯を知るシーンでは「AKIRA」のラスト
御神体があるクレーターでの瀧と三葉が出会うシーンは「ラピュタ」
最後のちょっと手前は「地下鉄(メトロ)に乗って」
みんな大好きなシーンです。
最後はメトロに乗ってのようになるのかなと思っていましたが、このラストのほうがいいですね。
面白い映画でした。入り込んで時間を忘れました。幸せな時間です。これぞ映画。
シン・ゴジラといい、今年の東宝は凄い。
コメントする