「青臭く清々し。」君の名は。 ハチミツ舐太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
青臭く清々し。
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新海誠監督作品は、今回が初めての鑑賞。
悪くないと感じた。
映像は美しく、物語も悪くない。序盤から中盤に謎が深まり、終盤それが解明される。
物語の端々で、仕込まれるちょっとした事、黄昏時や口噛み酒等の前フリも効いていて、正直良く考えられたお話だなぁと感じた。
こういうキッチリとした映画は、好きだ。
終盤感じたのは、村上春樹のカンガルー日和にある、「4月のある晴れた朝に100%の女の子に出会う事について」のハッピーエンド版だなという事。
場面も雨上がりの春先のある朝だったので、ここはオマージュかな何かと思った。
ネット上で、その事を指摘されている方もいるようなので、ハズレではないのかなとは思うが、実際はどうかは分からない。
こういう終わり方は素敵だなとは思うが、歳をとったせいか、切ないかモヤモヤした終わり方でも、素敵だと感じた。好き好きだとは思うけれど。
二十歳そこそこの時に観たかったなぁというのが正直なところ。
物語の始まり、綺麗だと眺めていた風景が、実はある種の悲劇で・・・というところには、本気でグッときてしまった。
過去作は是非観てみないとだし、次回作に期待してしまう。
アニメ映画もバカにできない、良い出会いだったな。
そうそう、長澤まさみって、声ですら、エロいのが分かったのは、別の意味での収穫♪
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