「映像がとても美しいのに、音楽が残念…。」君の名は。 ひよこっちさんの映画レビュー(感想・評価)
映像がとても美しいのに、音楽が残念…。
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よくある入れ替わりストーリーでしたが、時間を前後させながらストーリー展開させていくので、最後まで新鮮な気持ちで楽しむことができました。映像の美しさに魅せられながら、田舎の風景と都会の風景を対比させ、ワクワク感をもって最後まで楽しく観られたのが、よかったです。声優さんたちの演じ方も、とても素晴らしいと思いました。
ですが、(若年層の方には受けるのかもしれませんが)ボーカル入りのワンパターンの楽曲が、最初から終わりまでずっと流れているのには閉口しました。同じアーティストの何曲かを場面ごとに変えて入れているのだと思いますが、どの曲も同じに聞こえてしまう音楽性のなさ。場面によっては音の無いよさも欲しかったです。
映像だけで主人公の心情や情景の美しさを想像させられる部分が、全くありませんでした。ボーカルのない美しいインストゥルメンタルの違うアーティストの曲の入っている部分があってもよかったと思います。音楽に関しては、全くメリハリのない残念さを感じました。観ていて最後のクライマックスの部分に至っては、ずっと流れているあの歌がうるさいとすら感じ、声優さんたちの台詞と同時にかぶって聞こえてくるボーカルが邪魔で、大事な部分で映画の世界に浸りながら集中して観ることができませんた。そこが、とっても残念でした。
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