「生きる上での遠近法」グランドフィナーレ masakingさんの映画レビュー(感想・評価)
生きる上での遠近法
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若い頃は遠くのものが近くに見える。
年老いてからは近くのものが遠くに見える。
遠近法を多用した画面構成と、作品のテーマの一つが合致していることが興味深かった。
若い頃わからないと思っていたものが実はわかっていて、年老いてわかったと思っていたものが実はさっぱりわかっていなかった。
実はそういうものなんだろうなサミュエル・ウルマンが「青春」で謳った若さ、Stay hungry.Stay foolish.って言ったイノベーションの寵児も、皆同じ気持ちだったのだろう。
何度も何度も観たくなる映画がまた一つ増えた。
それにしても、マラドーナをモデルにした彼のテニスボールリフティングはCGだろうか。マエストロの孤独と凄みを感じさせる印象的なシーンだった。
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