貞子vs伽椰子のレビュー・感想・評価
全172件中、101~120件目を表示
下地はしっかりホラー
怖かった
普通に怖かった笑
そもそも呪怨に若干のトラウマがある俺が見るものでは無かったかもしれない。
化け物に化け物をぶつける発想は面白い。
結果はドローってことだよね。
最後フュージョンしたのはちょっと面白かった。8割ホラーの2割ギャグ映画でした。
イロモノ企画と侮るなかれ!
ギャグすれすれの大技を決めてきた。
こんな企画、普通ならギャグにしかならない。それでも、白石晃士監督なら何かやらかしているに違いない。ただその一念で観に行った。いやはや、やってくれたよね、白石監督。二大人気シリーズに引導渡しにきたよね。少なくとも、今後、両シリーズの新作を作る人は、この作品をなかったことにするか、リブートするくらいしか手がなくなった。
あの大ネタは、真面目なファンを困惑させるかもしれない。貞子と伽倻子を前に、それを言っちゃあおしまいだろって発想を具現化している。エンドロールでかかる聖飢魔II「呪いのシャ・ナ・ナ・ナ」でも歌われているそのイメージは、おそらく誰もが感じていることでもある。だから、ギャグとして消費することも可能だけれど、一周回って、あれ以上にしっくりくる決着はない。
ベースとなるお化け屋敷系やオカルト系のホラー部分はしっかり怖がらせてくれるし、終盤の異能バトルはそれだけでも結構な見ものだ。かなりのハイテンポで種々のホラー演出も手数が多い。出し惜しみしないサービス精神は呪怨スタイルを継承している。ヒロインふたりの怖がりは甘めでスクリーミング・クイーンには程遠いけれど、あの最恐デスマッチが始まってしまえば問題にもならない。
POVとかモキュメンタリーじゃない白石監督は初めて観たけれど、こんなゴリゴリのキャラものでも、キッチリ爪痕を残していくのは流石だなあ。わざわざ観に行った甲斐があった。
笑える伝統芸能でしょ? これ…
貞子(リング・らせん=1998年)、伽椰子(呪怨=2003年)とも映画版に関しては、公開時から見ており、派生作品、ハリウッド版などもそれなりに見ている。
2作は、やはり日本のホラーを代表する。
それくらいビッグな存在である2大「ヒロイン」が対決するのならば、見たいと思うのは人情。
とはいえ、貞子に関しては、4年前の「3D」があまりにひどく、がっかりさせられただけに、本作も頭の片隅には、怖さより笑える場面のほうが多いんじゃね? と疑念が消えなかった。
で、平日の4時上映、4DX版で見た。
てっきり、3Dだと思って、メガネを持参してスタッフに「これ持ってますよ」と指し示したら、「2Dなので、メガネは要りません」と言われてしまった。
どうせなら、3Dにしてもらいたかったな。
結論から言うとわざわざ4DXで見る必要はなかった。通常版で十分です。2000円(金曜日だったので会員価格)も払う内容ではない。
ドキドキ、びっくりさせる場面はそれなりにあり、イスが揺れて、水が飛び出すのはまあ、初めてなら衝撃的だろうけど、お金を上乗せまでして見るほどじゃない。
さて、
作品からは、淡々と2大ヒロインを使って怖がらせてくれている、まじめに努力している姿勢は感じる。その点はそれなりに評価したい。
しかし、やはりお金かかってない感はぬぐえないし、薄味。
映画としてのできはたいしたことはない。
ただ、この伝統芸の領域にもある存在を切り捨てる訳にはいかないので、大まけして★4つにしておきたい。
山本美月って初めて存在を認識した。まあ、添え物なので、あの程度でもいいと言えばいいけれど、友人役の佐津川愛美なんかはキャリアもある女優なんだし、もうちょっと監督が女優を汚さないとなあ。
お祓いを受けたあとの感じとか、呪われてるところとかも、ぜんぜん汚してないじゃないの。「エクソシスト」とか見てないのかね?
リアリティーなさすぎ。
その点の演出含めて、全体に2大ヒロインの存在の大きさに、キャスト、スタッフがみな腰引けた結果がこの映画という気がするね。
それでも、厳しい評価を下さない、下せないのは、素材の重みとそれへの敬意だと繰り返して言っておく。
作品に、鈴木光司、清水崇の名前がないのは腑に落ちないのだが、その理由は?
呪殺! 二大怨霊グラッジ・マッチ
超大作『バットマンvsスーパーマン』に続き(←続かない)、
『リング』シリーズの貞子、『呪怨』シリーズの伽椰子、
Jホラーの二大巨頭がもうとっくに死んでるけど
死闘を繰り広げるという衝撃作が遂に登場。
完全に“見えてる地雷”としか思えないその企画性、
こちらの鑑賞意欲を容赦なく削ぎ落としにくる
プロモーション(という名の茶番)をものともせず、
その地雷、踏んでやるさ、ああ踏んでやるともさと鑑賞に臨んだ。
とまあ最初の数行でかなり茶化してるワケですが……
意外やこれが割と正統派な作りで楽しめる出来!
流石に『リング』『呪怨』初期作との比較は酷だが、
Jホラー界に残る汚点『貞子3D』はもとより、少し
マシになった『貞子3D2』より格段に出来が良い。
『呪怨』シリーズで比較するなら『~終わりの始まり』
には劣るが『~THE FINAL』よりはずっと良い、という所。
.
.
.
本映画における最大の白眉は恐らく、世紀の駄作
『貞子3D』でバカバカしいマスコットキャラと
化してしまった“貞子”を、いかに説得力ある形で
復活させるかというアイデアだ。
モキュメンタリーホラーでならした白石晃士監督の起用は
この点において完璧だったとさえ言えるかもしれない。
『ノロイ』や『本当にあった!呪いのビデオ』シリーズ等で
非現実を現実に近付ける手法を追及してきた氏は、
“貞子”を都市伝説という形で復活させたのである。
怪異を語る事は怪異の存在をこの世に認めること。
語られることで怪異は力を得る。言霊という奴だ。
今回の“貞子”は『リング』('98)の“貞子”とは別物。即ち
『数多の人間に語り継がれることで具現化した強力な都市伝説』。
この切り口は巧い。オリジナルを否定することなく
別設定の“貞子”を生み出すことに成功しただけではなく
(今回は“井戸”の位置付けも異なっている)、
『リング』公開以降にフェイクホラー映像が世に溢れた
現実の流れと地続きの設定とも取れるのである。
対する伽椰子&俊雄くんの方は大きく設定を変えていないが、
『呪怨 THE FINAL』でマイホームを更地にされちゃったので、
初期作に近い雰囲気の家にお引っ越しされている。
ただし人が近寄らなくなったので、家のボロボロ具合はスゴい事に。
いつもの半分の尺しか与えられていないので、襲撃も
かなり早いしアグレッシヴだ(←なにその業界人的な気遣い)。
相手が小学生だろうが田中美里だろうが容赦無し。
伽椰子が遂に登場するシーンも、ラスボス感半端ない。
万を持しての二人の対決はやや短めだけど、
貞子さんの髪の毛攻撃にはヒエエエとなるし
伽椰子さんも自慢の握力と息子さんで対抗。
この勝負、果たしてどちらが勝利するのか!?
……と煽ってみたものの、ここはまあ想定内な決着。
どちらを勝たす/負かす訳にもいかないのなら、
あの“手”がアイデアとして浮かぶよね、やっぱ。
しかしながらラヴクラフト作品も連想させるような
名状し難いアレはかなりのおぞましさだし、
○望が漂うラスト(○は希か絶のどっちかだが
ネタバレ防止で伏せとく)も個人的には悪くない。
という訳で、ひとつの作品内で日本の2大怨霊を
紹介し対決させるアイデアは良く練られている。
.
.
.
ここからは不満点。
本作はいわばお祭りムービーなので、作りは非常に
オーソドックスにせざるを得ない部分もあり、そこが
色々とオリジナル版の個性や恐怖を殺してしまっている。
例えば、『呪怨』でお馴染みの時系列操作はそもそも
この物語展開には向いていないから今回はナシ。
“呪いのビデオ”の映像も、本当にありそうなリアリティ
はあるが、オリジナル版のえもいわれぬ不気味さはない。
今回の物語にビデオ映像からの謎解きが不要な以上、
映像を作り込んだ所で後の展開に活かせないからだろう。
それと、恐怖演出。
思っていた以上に怖い映画には仕上がってはいたし、
怪異が襲ってくる直前の緊張感の煽り方とかは上手いが
(冒頭のシーンとか押入れの襖から外を覗くシーンとかグッドね)、
ひとつひとつの恐怖シーンがやや急ぎ足でねちっこさが足りない。
両者の活躍を見せないといけないという事情からだろうが、
Jホラー的な、粘着質で後を引き摺るような恐怖は薄めだ。
あと、主人公らの描写も従来のシリーズ以上に薄い。
山本美月、玉城ティナ、安藤政信ら主演陣自体は良いし、
佐津川愛美が業の深い役でインパクトを残すし
(一番ヒドい目に遭ってるもんねえ(苦笑))、
森繁教授には何度も爆笑しそうになったものの、
彼らはあくまで二大スターの引き立て役に収まっている。
物語を社会的テーマで味付けした部分がほぼ無いのも残念かな。
.
.
.
はい、佐伯家前から実況して参りました世紀の
対決の解説も、本日はここまでということで。
企画の性質上、どうしても恐怖映画として不利な点が
多いと思ったんですが、それらのハンデがある割に
ずいぶん怖いし、肝心の一騎討ちも悪くなかったですね。
物語やテーマに深みをもたせるのは流石に難しかったと
みえますが、予想以上に面白い試合になったという印象です。
白石監督はじめスタッフの皆さん、
本日はどうもありがとうございました。
では皆さん、また次回の放送でお会いしましょう。
解説は私、浮遊きびなごでした。
ああ、あと、エンドロールが終わるまで席は
お立ちにならないように。けどその後で隣の友達に
電話をかけるのは、心臓に悪いからやっちゃダメよ。
<2016.06.18鑑賞>
最凶vs最恐のファン感謝祭
予想以上に面白い。
貞子も伽椰子も過去作と設定変わっている部分がありますが、そこはシリーズ観ている人ならわかる毎度のこと。
パラレルワールド作品もあるので「あ、今回こういう設定ね」でとりあえずはOK。
続編熱望だし、もっと生活に溶け込むグッズ開発して欲しい。
エンドロールに藤商事出ていたからまたパチンコになりますね。
ラストはあれ以上でもあれ以下でもコケてしまっていたと思う。ラストはやっぱ大事ですから。絶妙なところで良かったですよ。
これは続編が無いとだめな
終わり方でした。どちらかが勝つじゃなく。最後に合体!?予想はしてない終わり方でした。
みんな死んだのか気になる終わり方でしたが
続編がない終わり方でこれだとあまりにも不満ですね。貞子かやこの合体ウイルスははたして殺すことができるのか??次回ぜひつくてください。
白石晃士監督ファン以外の☆3.5等々をお付けの方へ
まず、「貞子VS伽倻子」を観る上で、総選恐企画等、そもそもがお祭り映画という宣伝の仕方をされた上での作品という事を知らなければこの作品は語れないと思う。
したがって、「怖くない」だの「小学生向けの映画」だの「娯楽映画として見たらまぁまぁ楽しめる」という意見はまず論点がズレてますよ、しかも娯楽映画としてではなく、Jホラーの文脈的に見ても普通に怖いし。
白石晃士作品を観てない方は白石晃士作品を観て、白石晃士監督の人となりを知った上で改めてさだかやを観ると、見え方がまるで変わりますよ。
爆笑&興奮&恐怖&感動です。
ほぼ爆笑ですけど。笑
個人的には、2016年上半期現在、今年度圧倒的NO.1映画です。
白石くん、サイコー!!!
お金返して。
とりあえずため息しかでません。
メインキャストがセリフは棒読みだし
下手くそすぎるので、イライラ。
監督した方は呪怨シリーズの方が
思い入れがあるのかな?
気合いが違う気がしました。
リブートというか、別時間軸なんでしょうが
呪いのビデオの内容も違い安っぽい。
ビデオを観たらすぐ横に貞子立ってたりして
出入り自由自在設定ならば、
画面から這い出す必要がないっていう。
あと、この手の作品にハーフタレントは
必要ないんじゃないでしょうか。
もちろん演技できれば別だけど。
つまるところ、イベント作品です。
期待通り。
ぽよよー
山本美月さんと佐津川愛美さんが出てなかったら、途中から劇場を後にしたかった…。設定に無理があり過ぎて、何にも感じなかった。
山本美月さんのシャワーシーンのアングルも無理があったなぁ…。限界を設けてて、ちっとも面白くなかった…。
娯楽映画として楽しめた
貞子と伽椰子、俊雄の怖さは「リング」「呪怨」シリーズを見尽くしている為に、慣れてそんなになくw何なら出てくる度にクスクス笑ってましたww
それぞれのストーリーも悪くなく、楽しめました。
設定が呪いのビデオの死ぬ期間が1週間から2日間に変わってましたけどw伽椰子の呪いは期間なんてないから、貞子も短くしたんだろうな~...と納得ww
ラストはまさかの貞子と伽椰子のフュージョンwwさすがに爆笑(≧∀≦*)
個人的には「さやこ」と名付けましたw
全172件中、101~120件目を表示