「せいぜい小悪党」日本で一番悪い奴ら odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
せいぜい小悪党
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確かに2002年に発生した道警の「稲葉事件」をもとにした悪徳警察官やSと呼ぶやくざの内通者らの関係を描いたノンフィクション・ドラマではあるが、日本一と言うのは誇張でしょう、大量殺人をするわけではないし、せいぜい、欲まみれの小悪党。タイトルは原作とは別に同じ事件を取材した織川隆のノンフィクション『北海道警察 日本で一番悪い奴ら』(講談社、だいわ文庫)から取っているそうです。確かに誇張した方が興味を持つ人が増えるからかな・・。
原作は主人公の刑事本人、稲葉圭昭で8年間の懲役を終えた後出版した、「恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白」、なんとご本人も映画出演、綾野剛さんが市電に乗ってるシーン(1時間55分8秒)で サングラスかけて隣に座っていたそうです。
やたら、エロシーンが多くてアメリカのB級映画もどき、白石監督は今のテレビも映画も道徳的になり過ぎだからかっての昔の映画のようにインモラルさを前面に出したかったと語っていましたから確信犯ですね。
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