「まるでミュージカル!だけど事実!」日本で一番悪い奴ら rakuさんの映画レビュー(感想・評価)
まるでミュージカル!だけど事実!
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とことん笑わせることで笑い事でないと落とす、なるほどな演出だった。 目覚ましを止めようとして間違えてチャカを撃ってしまう所や、街を歩いていく1カットで新米風情から街の顔役になるシーン等、ミュージカルではないけどミュージカルのような軽妙さに綾野剛の芝居がハマっていて素晴らしい。追い詰められてついにシャブを打つ綾野剛の顔芝居も良かったが、その前の、自分の女がシャブに手を出した時の怒りと悲しみに激昂しながら欲情が止まらないというアンビバレンツな芝居は圧巻。人間の哀愁を全身で表現していた。ただこれらの事が事実ということなので一国民としては笑ってられない。まずは選挙に行かねば。
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