ヘイトフル・エイトのレビュー・感想・評価
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タイトルのレトロ感好きです
3時間あっという間に終わりました!
チャプターごとに分かれてあって
すんごい話の内容はわかりやすかったです!
ジャンゴより良いとは言えないですが
面白かったです(*´ー`*)
それと前日にレザボアドッグスを見ていたので
似ている部分があり
より面白かったです♪(´ε` )
ティムロス最高!!
タランティーノ作品はやっぱり
期待通りです!
グロ注意とあったのですが、
さほど気にする事はないです(*´ー`*)
1番気になってた
チャイニングテイタムがいつ出てくるのか
気になってしょーがなかったです♪(´ε` )
カートラッセルとサミュエルLジャクソンの声大好きです。
気になってる人は見に行くべき(*´ー`*)
難しそうだなって思ってる人へ
全然わかりやすいですよ!!
65点
露悪趣味極めたり。
「アカデミー賞最有力候補」。もともとこの手の煽りは全く信用していないが、これは鑑賞者を選ぶタランティーノ作品の中でも、かなり右側に位置する作品。アカデミー賞など候補にも挙がらないことなどちょっと考えれば分かりそうなもの。もっと気の利いた文句を作れよアホタレ!
まあ、それはともかく、だいぶ期待外れである。
そもそも尺が長過ぎる!
くだらない会話で時間を費やすのはこの監督のクセではあるのだが、今回はとりあえず意味ありげな内容の話が盛り込まれている。
しかし、残念ながらそれが作品に膨らみを持たせるところまでには至っていない気がする。
冗長な感は否めない。師匠レオーネを意識してのことだろうが、あちらには詩情がある。こちらにそれがない。
もっと時間を刈り込んで室内シーンに限定した方が面白かったのではないか。
伏線の張り方も頼りなく、意外性にイマイチ欠ける。
脚本が弱くミステリー的要素も薄いので、あまりサスペンスを感じることが出来ない。バイオレンスシーンばかりが突出していて虚しいのだ。
突然発せられるモノローグにも違和感を覚えるし、終わり方にもカタルシスがないのが残念。
と、批判的要素ばかりを並び立てたが、タランティーノ独特の露悪趣味は幾分か楽しめる。ペニスの話はちと不愉快だったが、首吊りのシーンには、溜飲が下がる思いを味わえた。
今のアメリカに対するメッセージ
相変わらずメッセージ性を感じさせるタランティーノの作品。
あの小屋は様々な人種の人がいる。さしずめ、今のアメリカを表しているのだろう。
最後のシーンでは黒人と白人が共に戦う。今のアメリカも、もう一度黒人と白人が手を取り合っていく必要があるというメッセージを感じた。
また"テロリスト"達は全員ヒスパニック。これもヒスパニックという"脅威"を持つ今のアメリカの現状を表している。
タランティーノの映画は、何も考えずに見ると「グロい」「過激」等の印象を受けるが、
こういう見方をするとまた違う面白さがある。
ファンタスティック
過ぎ去りし歴史の幻影。差別、南北戦争、暴力、囚人の懸賞金。そこには少なくとも生死をかける賭けが存在していた。
陰気で不吉な興奮と憎しみは、みさかいなく混じり合う。
豪雪の大自然のまっ只中。馬車、衣装、山小屋の、なんと驚くべき有機的な魅力。あらゆる原料は綿密に調整され、映画的技法と音楽が力量を発揮する。さあ、手はずは整った。
ここまでは遊園地のアトラクションと似ている。タランティーノの真骨頂は、最高にばかばかしくて最高にくだらないこと!
あたかも映画館の外には「まともな現実」が存在するように錯覚するけど、本当は現実こそ、虚構とヘイトフルに満ちているのかもしれない。
共感とノスタルジーだけが果てしなく蓄積されたような映画が好きな人にはオススメできない。
ちょっと長過ぎ
いまいち
タランティーノ作の中でも屈指の暴力シーンに溢れ、差別用語が飛び交っ...
タランティーノ作の中でも屈指の暴力シーンに溢れ、差別用語が飛び交っている。
主役のウォーレン含め、登場人物は全員一癖も二癖もある悪人だ。
前半は徹底した会話劇のため、やや退屈に感じるが、ある老人が殺害されることで一気に緊張感が高まる。
本当にどうしようもない連中ばかりなのだが、最後に泣かされてしまった。
ウォーレンが持っていた嘘のリンカーンの手紙が、劇中黒人を憎んでいたある男によって読まれる。そこにはタランティーノの希望が詰まっている。
白人も黒人もない、信頼関係が最後の2人にはあっただろう?それだけで胸がたまらなく熱くなった。
ある映画評論家がラストのリンカーンの手紙シーンを見て、「フィクションだからこそ、人の心を動かすことが出来るのだ。」
と語っていたが、正にその通りだと思う。
変な映画
正直、なんで?と思う展開。
雪山の密室ミステリーもの、みたいな宣伝の仕方してたけど、全然違う。
中途半端に犯人当て推理もどきみたいな感じになってたけど、論理的に犯人が導けるような話ではないので、なんか探偵もののパロディみたい。
たぶんこれは、人がぶっ殺されまくって、人が派手に殺されるたびに手を叩いて笑いながら見るタイプの映画なんじゃないかなー。
当然、そういうのは日本人には向かない。
殺しのディテールで笑いどころが随所にある。毒がなかなかまわらなくて、女がそわそわしてるとこは面白かった。
テーマとして差別、というのがありそう。
南北戦争直後の時代を描いていて、当然だ黒人差別もあるのだけど、その黒人もメキシコ人を差別してたりする。
だけど差別を悪いものとして描いているというよりは、それが当然で、誰もが受け入れていて、良いも悪いもない、という世界観。
殺しを楽しんでいるようにすら見える。
首吊りというのは、日本では死刑の一般的な方法だけど、アメリカでは、原始的で残虐な殺し方。というイメージであることがわかった。
シーンがいちいちゆっくりたっぷりしてるのは、最近の映画がテンポ良すぎることのアンチテーゼなんだろうか。
確かに重厚感あって雰囲気たっぷりだったけど、はじめの方は観るの辛かった。
リンカーンの手紙と、雪山で全裸にしてフェラさせた話は、どちらも真相が本当か嘘か分からないようにしてるのは、うまいと思った。つまりこれは、映画を観る人が、黒人を良いもんと見るか、悪いもんと見るかで解釈が変わるように、わざと真相がわからないようにしている。
もし、これがちゃんとした密室ミステリーとして成立してる映画だったら、たぶんもっと面白いと感じただろうと思う。
その場合は、新保安官か、黒人の正体が実は違う、というオチが良さそう。
お味は、まあまあ
ねっちりしたテンポは往年の西部劇を思わせ、ちょっと眠い所もあったけど長すぎという感じはありませんでした。
得体の知れない肉が臓物ごと煮込んであるシチュー、今回のお味はまあまあでした。
でも、ついもう一度味わいに行っちゃったんだけど。むしろ二杯目がウマかったくらいでした。
くせ者俳優陣のなかでも、デイジーを演じたジェニファ・ジェイソン・リーが良かったです。
かなり暴力的な役どころは男優でもよかったようなものだけれど、彼女の肝の据わった演技が異様な緊張感を与えていると思いました。
時折無邪気で可愛げのある表情を見せたり、たいへん見応えありました。
あとは、巨匠エンニオ・モリコーネにとても良い仕事をしていただき、堂々アカデミー賞を受賞していただいたのがたいへん良かったです。
御者の帽子が可愛かったです。衣装はちょっと凝りすぎかなあと思いました。
ヒリヒリとどちゃどちゃを貴方に!
(微ネタバレアリ注意)
なんというか、これはサスペンスというべきなのか密室劇というべきなのか、正直迷うが「イングロリアス・バスターズ」よりはややマニア寄りだわね。
丁寧にキャラをゆっくりと、ゆっくりと立てて一つところに閉じ込めて、さあ!
さあ、今すぐ殺しあおう! …とはならず、そこでもやはりじわじわとネチネチと掘っていく、緊張の糸が一段、また一段とガチャリギリギリと音を立てて張られていく過程が好きな観客(つまり俺)はおおよろこびです。
もちろんこれも立派なエンタテインメント。そこから糸が「ぷちん」と切れて、一気呵成にドカドカスカッとするカタルシスとは間逆の血まみれパッカン(パッカン!)どろどろ(どちゃどちゃ!)映像でそれをやるからたまりません。
マクガフィンのタネ明かしも含め、いろいろとズルいところもあるけれど、
うん。好きだぜタランティーノ。
あー、そんな訳なのでポップコーン度は総じて低め。(俺はモリモリいただきましたが)なのでデート向きではないです。ないな。
正義なんかどうでもいい
タランティーノが"らしくない"映画を撮ったのに、みんなに"らしい"と言われてショック受けてると聞き、長々と感想を書きに来ました(笑)
※長文&暴言注意※
(ここ数日、心の中で発酵させ続けてきた鬱憤です)
タランティーノらしい!
タランティーノらしい!
タランティーノらしい!
って絶賛が多い中、どこがタランティーノらしいんだよ!?
会話にぜーんぜん、コストがかかってないじゃん。
パルプフィクションとか観たことないの?字幕追うだけじゃなく、ちゃんと聞いて、いや英文で読んでみて。
タランティーノが無視しているのは、映画のお約束だけではなく、文章作法のお約束もだって分かるから。
この言葉を、この文にくっつける?っていう、独特な言葉選び、遊び。言葉のコーディネートのセンスが、群を抜いていた。斬新だった。そこが大好きでした!
でも"キル・ビル vol.2"でタランティーノに、「所詮、お前と俺は違うのさ」って捨てられ、長らく疎遠でした。でも"ジャンゴ 繋がれざる者"で、よりが戻ったんです!
それなのに……。今回は、"スーツの青木"じゃないか(青木さんを否定していません。すみません)!!!
"今までの"タランティーノ作品と大きく違っているのは、この点だと思う。
本編と関係ないと思われるような長話(後でそれが効いてくる場合あり)、例えば"レザボアドッグス"の「マドンナの話」"パルプフィクションの"「フットマッサージの話」「チーズ・バーガーの話(大好き!)」「5ドルのバニラシェイクの話」"ジャンゴ"の「KKK団のかぶり物の穴の話」などなど。
どうでもよくね?と思われる、しつこい、しつこい、しつこい無駄話。
本作には、そんなのが一個もない。
ネタバレ厳禁映画。
ネタバレ厳禁映画。
ネタバレ厳禁映画。
って、そもそもクレジットに"チャニング・テイタム"の名前あるじゃん(笑)!
流石になんかするでしょー、チャニングが(笑)
旬ですよ、旬!
あれでびっくり!どんでん返しだなんて、まさかミステリー童貞か!?
つか、日本のキャッチ「タランティーノが仕掛ける密室ミステリー」に引きずられてるだけじゃね?
そもそもタランティーノ自身が、"オリエント急行殺人事件"風味だって言ってる=監督自らネタバレしてるじゃん!
だから、ネタバレ厳禁映画であるわけないでしょ(笑)?
密室で起こった殺人事件、犯人は誰?誰かが嘘をついている!緊迫した空気、癖のある登場人物が繰り広げる、緊迫した会話劇!
な、わけないじゃん。もー、そこじゃないよー!
え、もしかして"オリエント急行殺人事件"を読んだこともなければ、観たこともないの?
それと、雪、地下、カート・ラッセル、誰が犯人か?で、ピン!と来て。
そう!"遊星からの物体X"じゃん!
あ!うわー、すみません!こんなテンションですみません!
あ、因みに、上映時間168分のうち半分近く寝てたので、寝たシーン(理由)、意識が覚醒したシーンを中心にお話しします。
宜しくお願いいたします。
(最初の30分:サミュエル・L・ジャクソンの"氷室京介ばり"なキメポーズが格好良い件)
雪原の中を走る馬車、朽ち果てた十字架、エンニオ・モリコーネの不穏なスコア。ミステリー?ホラー?健全ではない怒りと、同時に絶望を感じる。
すげーいいや!すげーいい!
うわ、やっぱタランティーノ観ることにして良かったーと思える、わくわくオープング。
実は、映画館に飛び込み、その瞬間に時間が合う作品を観ることしかできません。
で、たまたま、タランティーノのポスターが目に入り、「ちょwタランティーノの密室ミステリー?マジか!?」と、ほぼ前知識なしに観たのです。
時代は、南北戦争が終わって数年後。
元北軍少佐で現在は賞金稼ぎのマーキス(サミュエル・L・ジャクソン)は、大雪の中で立ち往生していた時に通りかかった馬車で、"ハングマン"の異名を持つ賞金稼ぎのルース(カート・ラッセル)と、1万ドルの賞金をかけられた囚人デイジー(ジェニファー・ジェイソン・リー)と出会う。ルースはディジーを処刑する為に、レッドロックに向かっていました。
途中で新任保安官だというマニックス(ウォルトン・ゴギンズ)を拾い、この4人のレッド・ロックへの旅は続きます。
ここまでの見所は、
①雪原、壮大な風景&壮麗なモリコーネのスコア
②手鼻をかむデイジー
③前歯を折られるデイジー
④鼻血ブーのデイジー
⑤ニ○ーと連呼するデイジー
⑥雪原にまるで氷室京介ばりに立つマ-キスのボレロ?コートの裏地の辛子色がカッケー
となっております。
(私の意識が落ちた瞬間)
マーキスは元北軍少佐で、リンカーンと文通していた経験がある。また、その手紙を、肌身離さず持っています。
ええ、おかしいですよね?
黒人で南北戦争時少佐だったということ、またリンカーンの手紙を大事に持っているということが。ここ、匂わせ過ぎです(笑)
南北戦争の大儀の一つは"南部の奴隷解放"でした。リンカーンは南部の奴隷を解放し、どうしたかったんでしょう?
理由の一つは、南部だけが独占している、"奴隷という安価な労働力"が欲しかったんですよねー。
解放された奴隷達に、好条件の仕事なんかありませんからね。
安い賃金の仕事をするしかないんです。ええ、リンカーンの狙い通りです。
結果的に、生活は以前と変わらなかった。またリンカーンは黒人に「40エイカーの土地と、ラバをやる」と、まともな生活ができることを約束しましたが、それを反故にしました。
スパイク・リー監督の会社「40 Acres & A Mule Filmworks」は、ここからきています。
つまり、マーキスはリンカーンへの敬愛の情から、大事に手紙を持っているわけがないのです。
リンカーンの黒人達への仕打ちは「破られた約束」の代名詞とされているのですから。
しかも、ルース&デイジー&マニックスは、南部の人間です。
南部VS北部の図式、ストレイトに匂わせ過ぎてて鼻につきます。
"今までの"タランティーノのセンスでは、考えられません。
あれ?タランティーノっていかにも本編に関係ないって話を永延とさせて、最後にそれが効いてくるパターンじゃなかったっけ?
匂わせ過ぎる冒頭のやりとりで唖然とし、意識がストンと落ちました。
(爆睡:15分経過→覚醒)
※途中、エクソシストの曲が流れて目が覚めたような気がする……。
大雪から避難するように、馬車はミニーの店に到着。
あー、着いたんだーと、目が覚める。
(その時は知らなかった)あ、オリエント急行殺人事件だ!と思いました。でも、登場人物1人1人の自己紹介が始まって、またストンと意識が落ちたんです。
だってー、"オリエント急行殺人事件"なら、全員グルじゃーん。みんな嘘つくじゃーん。
あ、(オリエント急行殺人事件含め)ネタバレすみません!でも映画好きのみなさんなら、もうご覧になってますよね?
しかも会話、何一つコストかかってない。てか、匂い過ぎるんです。
ティム・ロス演じる自称"レッドロック死刑執行人"イギリス紳士風のモブレーに、「俺は正義だ。何故ならハンギングするとき、囚人に対して偏見を持ってないから。偏見があるところに、正義はない」みたいな、よさげに聞こえて、たいして上手いこと言えてない台詞。
"偏見""偏見"って、匂わせ過ぎる台詞が多すぎるって。
"千と千尋の神隠し"以降のジブリ映画みたいじゃん(あ、全力ですみません)!
ちょ、タランティーノ!駿さんみたいに、変な使命感背負わないでー(あ、全力ですみません)。
んんんんー?となって、あ、ブルース・ダーン出てるんだー(ローラ・ダーンの父ちゃん)って思った瞬間、何故かストンって意識が落ちました。
(爆睡:20分経過)
コーヒーに毒が仕込まれてた!
ぶしゅーーーー!ルースが大量の血を吐きます!隣でデイジーが「地獄でデイジーに送られたって言いな」
と。う、ぞくぞく!完全に意識が覚醒しました。
ここから、割と起きてましたよー(笑)
だって、目がぱっちりする台詞をマーキスが言うんですもの。
こうです。
「俺たち黒人が安心できるのは、丸腰の白人だけだ」
うわわわわーって思いました。
ええ、ぞっとしたんです。
大事なことなのでもう一度言います。
ぞっとしました。
なんてコストがかかってない台詞!
タランティーノの映画だと思えません。
こんなこと、スパイク・リーが30年も前から言っています。
本作の匂わせ過ぎるテーマも、スパイク・リーが30年も前から掘って掘って掘り下げてる。人種差別、逆差別、偏見、女性差別、女性への暴力……。それこそ、リンカーンだって。タランティーノはご自分のルーツ的に、リンカーンが外せないのは分かりますけど。
ここから、脳みそがぶっ飛ぶシーンが度々あります。
でも、タランティーノ自身が言ってたような「僕の映画には、グロさの中にもユーモアという砂糖」は、ありません。
また、今までのタランティーノ作品に登場していた、例えば"イングロリアス・バスターズ"のハンス・ランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)のような、レーダーチャートの数カ所が著しく低い(マイナス)けれども、どこかが思い切り振り切れた異常なバランスの、だけどトータルで魅力ある登場人物がいない。
「登場人物に魅力がないのは、作者本人に魅力がないから」
あ、すみません!私ではなく、奥田英朗せんせが仰ってたんですよ。
ラスト、北軍のマーキスと、南部で黒人を大勢殺していたマニックスが心を通わせ、ハンギングされたデイジーが藻掻き苦しみ死ぬ姿を見上げて終わります。
拳銃で簡単に殺してはいけない。こうでないと。と、マーキス。
この殺し方って、ビリー・ホリデーの"奇妙な果実"で歌われた、黒人を縛り首にして木に吊るすリンチを模しているのでしょうか。
ええ、分かります。
これが、タランティーノ流の"ピース"でしょうね。
マニックスが最後に、リンカーンの手紙を朗読します。
そして〆の一文「メアリートッド(リンカーンの奥さん)が呼んでいる。床に就く時間だ」で、「メアリー・トッドとは、感動的だな」と言うんです。
字幕では確か「メアリー・トッドとは、上手い"創作"だな」だったように思います。
映画はあくまで創作で、リアルではない。しかしリアルだけが、人を感動させるとは限らない。
以前タランティーノはインタビューで「あなたは暴力的な映画を観て楽しむことと、現実世界で暴力的になることがまったく関係性ないとどうして確信できるのですか?」
という質問に対し、「そういう質問を俺にするな。俺は答えることを拒否する」と答えています。今まで20年かけて、俺は関係性がないことを証明していると。
今回のラストでも、それを証明していたように思います。
が、なにぶん、半分寝てたもので、よく分かりません(笑)!
なのに、長々と書いてすみません!
今までとは意図的に違うのに、「いつものタランティーノ節!」とか言われてたので、ちょっと可哀想になったんです。
タランティーノを、銃ドンパチだけの監督で括らないで欲しいんです。
あ、そうそう。冒頭とラストに朽ち果てた十字架が出て来ます。
ご存知の通り、キリスト教というのは"告白的宗教"です。自分が信じ、学んで来たこと、経験し考えたことを、神と他人に告白する宗教です。これは、タランティーノの宗教的告白なんでしょうね。
もちろん、観客への。
※日本のポスターって、格好悪くないですか?
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