ヘイトフル・エイトのレビュー・感想・評価
全308件中、181~200件目を表示
スプラッター
最初から最後まで苦行のような辛い映画でした。殺しの場面も残酷な上、アメリカの南北戦争時代の、人を人とも思わないような黒人差別のひどさが、いたたまれない、告発映画としては意味はあったかもしれないけど、日曜日の娯楽として見に行った身としては、ただ耐える三時間でした。
映画ってなんでしょうね、娯楽ってなんでしょうね、と考えさせられます。
この映画に込められた意味はあるのでしょうか。かつてパルプフィクションとジャッキーブラウンに夢中になったクエンティンタランティーノでしたが、もう見たくない。良かったのは音楽だけ。
主演の俳優陣はどの人も個性的でファンですが、この映画ではその魅力を発揮するところがありません。誰でも可というセリフ。
悪の魅力も見いだせない薄っぺらい人物たち。
さらに、誰が何をたくらんでいるのか、というストーリーとしてのハラハラはなくて、ただ頭が突然吹っ飛ばされたりするところで、戦くだけ。これで楽しい夢を見られる人の気がしれない。
こんな映画が名作だとしたら、病んでるアメリカンムービー。
タラふく
良くも悪くもタランティーノ。長ったらしいオープニングシークエンス、小気味良いセリフの応酬、そして全員悪人。
怪しさ満開のヤツらだからこそすべてがウソなんじゃないかと疑ってしまう。
密室ミステリーとは名ばかりのファッ●ンバイオレンスムービーw
エイトといいつつポスターとオープニングテロップでのチャニング・テイタムでネタバレしているという…
チャニングどこ?どこ?もしかして…やっぱりか!w
ギターぶっ壊すとこは500万のヴィンテージとレプリカを替えるつもりが、カートが早とちりでヴィンテージ壊したらしいですね。だから「あんたなにしてんの!」のリアクションは素だったとかw
得意なパターン
Can I see the Lincoln's letter? いかにもタランティーノなグロ注意な密室西部劇
前半の会話劇はなかなかしんどかったです。多分ここは評価が別れる所で好きな人は好きなんでしょうけど、個人的には不覚にも眠気に教われました。その反面、後半からの怒濤の展開は存分に楽しかったです。まさしく出血大サービスです。
ただミステリーかというと全くそんな事はなかったですね。超ネタバレになってしまいますが、実は地下にもう一人いましたってのは正直「それズルくね?」っと思えるレベルでした。あれはタランティーノ・ファンなら有りと思えるんですかね?地下から出てきたチャニング・テイタムが期待通り頭をぶっ飛ばされたのは良かったです(*^^*)
タランティーノ常連のサミュエル・L・ジャクソン、今回もかなり美味しい役所です。ってかサミュエルさん、タランティーノ映画だけ他の映画に比べて気合いの入れ方違いません?そしてジェニファー・ジェイソン・リーは確かにスゴかった!!あれはインパクト有りすぎですわ。
毎回観る人を選びますが、希代の監督には間違いないクエンティン・タランティーノ。きっと好きな人にはたまらない作品だったと思います。
長くてグロい展開と、痛快な真実。好き嫌いが真っ二つの異色サスペンス。
【賛否両論チェック】
賛:退屈だった前半が伏線となり、後半の怒濤の展開へと繋がっていくのが痛快。主人公達の悪びれない性分も、どこか憎めない。
否:上映時間がかなり長いのが、たまに傷。後半にはグロシーンも満載。
まずとにかく本編が長くて、3時間近くあります(笑)。なんとなく変に間合いが長いのも気になったりして、前半はかなり退屈です。しかし、物語が佳境に差しかかるにつれて、予想だにしなかった真実に引きずり込まれていくようで、それほど時間の長さは感じさせません。
ただそれと同時に、後半は打って変わってメチャメチャ描写がグロくなっていきますので、要注意です。一応R-18なので(笑)。
地塗られた真実の辿り着く先を、是非観てみて下さい。
タランティーノでミステリーを期待した私が悪かった
タランティーノは割と好きで映画は多分ほとんど見ている。
今回はミステリーということで映画の予告をみて期待して見に行ったが、そんなに伏線があるわけでもなく、いつもの人がどんどん殺される
パターン。映画の予告はちょっと違うと思う。前半はくどくどと長いし。もっとコンパクトにしたら躍動感があってよくなったように思うが。
タランティーノ流・密室サスペンス!
「ヘイトフル・エイト」字幕版で鑑賞。
やっと観に行くことができました。(^^) タランティーノの映画は「ジャンゴ」以来ですw
約3時間の長時間でしたが、あっという間でしたね~
映画にグイグイ引き込まれるし、とにかく面白かった。タランティーノらしい映画でした!
サミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセル、ティム・ロス、チャニング・テイタムなどなど、豪華俳優陣が登場する密室サスペンス!
ワケありの男女8人が雪嵐のため、山小屋に閉じ込められ、そこで起こる殺人事件をきっかけに、意外な真相が明らかになっていく。というシンプルなストーリー。
物語が進んでいくうちに、明らかになるその真実はたまげましたね。。複雑のようで複雑ではない、そんな印象を個人的に受けました。
この映画は、R-18なので、正直に言ってグロいです。
将軍の息子が全裸(モザイクなし)で、サミュエル・L・ジャクソンの「アレ」をくわえさせられたり、血が生々しいし、頭やキ○タマが吹っ飛ぶし、後半が特にヤバかったですね~(^^;
チャニング・テイタムが背後から頭を撃たれて、デイジーの顔面が血だらけになるシーンで、不謹慎なんですが、思わず笑ってしまいましたw もう死ぬのかよ!って思いましたね。。
賛否に分かれるかと思いますが、個人的には非常に面白かったです。(^^)
あのグロさの表現は、タランティーノ監督しか出来ないてすね~w
最もヘイトフルなのは……
観賞後、何とも言えない居心地の悪さが残った。ああ、これは試されてるな、と言う感じ。
最もヘイトフルなのは、ナレーターでもあるタランティーノ自身だと感じた。
少なくとも、社会的弱者の復讐を扱った、前2作のアプローチとは明らかに違う。恐らくこの「物語」そのものを、タランティーノは愛してないように思う。映画の為の道具に使っているだけだ。
ミステリーとしてのトリックも冴えないし(そもそもそこに拘ってない)、いつもの一見無駄話な会話の応酬が楽しいから、ついつい引き込まれて観てしまうけど、プロット的には大した事はやってない。だけど、本作の本質はそこにはないんだろうと思う。
嘘だらけの会話を通して、実のところ、この映画自体がタランティーノの「嘘」(当然フィクションって意味でなく「馬鹿が見る〜豚のケツ」って方の)なんだと思う。だからこそ、何か観る物の背中にジンワリ嫌な汗が浮かぶような、居心地の悪さを残すのだろう。
ちょっとコーエン兄弟っぽいシニカルさに溢れているけど、ルックがまったく違うタランティーノ節で、一見馬鹿っぽいけど何とも巧妙な嘘をつかれた気分。
オチは初稿とまったく違う物だと言うから、脚本の流出事件は、功を奏したのかも知れない。一度物語の執着がはがれ、こんな奇抜な作品に仕上げる事を思いついたんだろう。
好きか嫌いかと問われれば、前作『ジャンゴ』の方が遥かに好きだし、何度も観る映画ではない。けれど、この映画の事を反芻したい。そんな気持ちにさせる。
★0か★5のどちらかしかあり得ないような、けれど傑作である事は間違いない。
本来の70mm全長版で観てみたいが、国内では適わぬ思い……。英語が堪能だったらなぁ。
最高!
全308件中、181~200件目を表示