ブルックリンのレビュー・感想・評価
全143件中、121~140件目を表示
地方出身者には泣ける…
めちゃくちゃ良かった。
地方出身者なら知っている、あの上京前の不安と期待、上京してからの孤独と新たな世界が広がる喜び。
あぁ、俺もこんなだったなぁ〜と思うし、故郷と新天地に引き裂かれそうな気持ちもよく分かる…
そして、ここが自分の新しい故郷なんだと、決めて生きてゆく。分かるよ、シアーシャ!頑張れよ!とエールを送りたくなる…
ポスターのシーンの美しさには涙が出てきました。
もう30年も前に上京したおっさんデスが…ww
家族、故郷、そして新しい家族と故郷
アイルランドの田舎からニューヨークにやってきた主人公の成長、恋愛、故郷との別れを描いている。
古風な画面だが、心地よい音楽と繊細な演技、美しい主人公が素敵でした。
ニューヨークも行きたいけれど、アイルランドにも行ってみたい。
いい映画!
ストーリーがいい。
音楽がいい。
素朴でかわいい衣装がいい。
どのシーンも色彩が綺麗。
散りばめられたユーモアが好き。
トニーもジムもいい男すぎ。
"間"がかなり心地良い映画でした。
役者の表情が印象に残りました。
みんな演技うまいなあ。
バスのシーンがなんか好きでした。
あとフラれると思ってたらエイリシュに"あなたが好き"って言われた時のトニーの様子が最高でした。
それはそれは美しいヒロインに首ったけ!でした。見応えもかなり。
なかなか見応えがありました。
まず、何はともあれヒロインが美しい…。恋してしまいました…典的なハリウッド女優の薫りがスクリーンからにじみ出ています。気品、清潔感、そしてふと垣間見えるキュートさ。ヒロインが世界を編み変える映画前半は往年のハリウッド映画を観ているようでした。
物語後半、ヒロインは行きつ戻りつしながら、時には郷愁やいろんな誘惑に出会いながらさらに足場を固めていきます。
出会った人の思いを受け止め、自分の心を受け止め、別れるべき人とは別れを決断をします。狭い世界を狭いと感じられるようになること、これからどんな世界で生きるにせよ、それはすごく大切な作業だと思うし、それは全ての国の全ての場所の全ての人にあてはまることだよなと感じました。かなり大切なテーマを扱った映画だと思いました。
遠い地にいる主人公を大きく温かく見守る姉、ブルックリンで生き方をつかんだ主人公はもう故郷アイルランドには戻れない人間なんだとわずかな瞬間で悟る母。素敵な家族だと思います。
ブルックリンで伸びやかに生きる人たち、アイルランドの田舎でそれでも必死に生きる人たち。どちらもなんだか愛すべき人たちでした。
さぁあんたはどんな風に生きていきますか?
そんなことをこの映画に問われた気がしました。
故郷を愛せない理由を思い出した。
ドーナルグリーソンが大好きなもので、トムには悪いけどジムにときめきました。あくまで恋路の面では。
生き方の選択は、ブルックリンに帰る選択をするだろうと思いました。トムの弟くんは可愛かった。
変化を嫌い、横並びを地域全体で強要し、非常に保守的で排他的な「地元」の嫌さが、自分が感じてきたものと重なった。わたしが故郷を気持ちよく愛せない理由が、映画の中で描かれていて、ゾッとしました。
アイルランドに戻る前に結婚したことを、すぐにお母さんに言わなかったのは、よくなかったけどね。
ニューヨークで輝いていく過程は見ていてウキウキしました。
初めての船旅で、ニューヨークに戻る女性が色々教えてくれましたが、再びニューヨークへ向かう船ではエイリシュが、戸惑う若人を支える役回りに成っていて、対比で成長がわかるようになっていました。
いい映画でした。
シアーシャローナン、とってもよかったです。
アイルランドの街とブルックリン、どちらもいい味わい
半世紀前のアメリカは船酔いとホームシックに苦しむ少女エイリッシュを優しく受け入れ、美しい女性に育てあげる。アイルランドの小さな街、そしてニューヨークのブルックリン、どちらの街も味わいがある、いい映画だった。
期待通りのいい映画でした。
公開されるのをずっと楽しみにしていた作品で、本日鑑賞してきました。
映画を観た感想は、一言でいえば素晴らしかった。『グランド・ブダペスト・ホテル』でもそうでしたが、シアーシャちゃんは今作のように凛とした意志のある役がとてもよく似合うなぁと再確認しました。
色がきれいだとか、移民のおじさんの歌がいいとか、寮の女の子の笑い方がリアルとか、トニーがイケメンだとか言いたいことはたくさんあるけれど、何か決断を迫られたときにはこの映画を思い出したいですね。
故郷を思い出した。
故郷を離れ、大きな街で生きていく女の子の物語。
アメリカ行きの船の上では、大変な目にあい、新たな生活もうまくなじめない。
アイルランドに住む姉からの手紙を泣きながら読むシーンや、クリスマスでボランティアをしているとき、故郷の歌を聴いた時の表情、指で涙を拭く仕草は地方出身者としては泣けてきます。
ブルックリンと言えば、サタデーナイトフィーバーを思い出しました。確かイタリア系の男性を描いた映画だったと思います。まさに移民の街なんですね。
最後にアイルランドから米国に行く船の上で、故郷を離れる女の子へアドバイスするシーンも良かった。
いい映画です。
ブレーキを掛けた意地悪ババァ
下痢からの嘔吐で目を覆いたくなるシーンからなかなか溶け込めない中、寮での微笑ましい描写からイタリアのガキのナイスキャラと飽きる事なく楽しめる。
前半がNY、後半がアイルランドとキッパリした構成でラストの終わり方も潔く気持ち良く観終われる。
序盤から終わりに出てくる婆ァはイジワルだが止まらない主人公にケジメを付けさせたのは皮肉にもあの婆ァな訳で。
最後はハッピーエンドだが彼女の本当の気持ちは解らない。
展開、言葉選び、色彩どれを取っても本当に丁寧。
あどけない少女から大人の女性へと成長していく前半と、アイルランドとブルックリンの選択を迫られ揺れ動く後半。
ともに愛と家族をテーマに物語は進んでいきます。
観ていて思ったのは、
・ブルックリンにいてアイルランドを思う前半と、アイルランドにいてブルックリンを思う後半の主人公・エイリシュ。
・アメリカの青年(配管工)とアイルランドの青年(御曹司)。
・アイリッシュ目線でのアメリカのビーチとニューヨーカーとなってからのノスタルジックさを覚えるアイルランドのビーチ。
・同じ船の中での序盤と終盤のエイリシュ。などなど、
対比の観せ方が本当にうまいことと、場面のひとつひとつがとても丁寧に紡ぎだされているなーということ。
その真骨頂は、最終盤のブルックリンの街について聞かれたときの"大きい"と"故郷みたい"のことば。
ともに掛言葉になっていて、その言葉選びに思わずうなってしまいました。
(大きいは寛大、故郷みたいは自分がアイルランドではなくブルックリンを選んだことも暗に含んでいる)
展開、言葉選び、色彩どれを取っても本当に丁寧に作られているので安心して最後まで鑑賞できると思います。
ひとり地方から上京してきた若い女性にはまさしくドンピシャな作品だと思いますが、それ以上にひとつひとつのつくりがとても丁寧なので、コアな映画好きにもぜひご覧いただきたい作品です。
(´- `).oO(ジムを演じてたドーナル・グリーソン、エクス・マキナに続いてまた魅力的な女性にやられてしまっていて同性としてはとても心が痛みます。笑)
ブルックリン
移民女性の辛さはわかるが、相手の男性2人の純情さが可哀想になつた。何故結婚を隠したのだろう。指輪を外しお世話になった周囲の人達を騙し、ばれそうになったら即逃げ出す、、小さな町に残された憐れな母親と男性の悲劇は想像出来る。女性の本能的な怖さ狡さの恐怖を痛感させられた。
面白かったのだけれど。
田舎育ちが田舎から都会に出て、素敵な男性に出会ったり都会の女性との交流を深めて洗練されていく。久々に田舎に帰ると当時は相手にされなかった人に、モテる。これで、田舎も良いなと揺れる…でも結局彼女が選ぶのは…っていう、日常的にある情景を楽しくスタイリッシュに描く映画でした。
同じ田舎から都会に出てきた身としてという意味で共感しました。
特に女性たちが着る素敵なお洋服に注目です☺︎
色彩の美しさ。
公開初日に観ることが出来る奇跡が続いております!
斜め後ろの方のバイブ音がかなり気になりましたが…電源、切ればいいのになぁ。
それか、せめてサイレントに!!!!!
さて、大切な本編について。
とにもかくにも、色彩の美しさ!!!
シアーシャ・ローナンの瞳の色まで計算されていたという話を聞きましたが…。
全ての色の組み合わせが美しすぎて(背景 / 風景等も含め)、本当に印象的な色合い。
それが内容にリンクしていてとても綺麗でした。
そして衣裳!!!
クラシカルなファッションが好きな方は、絶対に絶対に観るべきだと思います。
笑って泣けて(絶対に好きになるキャラクターがいるはず!)大満足でしたが、生きていく場所を選択する葛藤が恋愛寄りに描かれ過ぎている気がしてしまうのは、私がラブストーリーが苦手だからなんだろうな。。
でも!「視覚で楽しむ」は☆5つです!!!
カフェ?インテリア?スイーツ?
最近、カフェとかスイーツ関係で名前の聞くことの多いブルックリンですが、この映画はカフェに行って感化された意識高い系の女がなんでもない英字のチラシを壁に飾って部屋の模様替えをする映画ではありません。
なんだか悪意のある書き方になってしまいました(笑)。
この映画は1950年代、アイルランドからニューヨークへ出稼ぎに来たちょっと不器用な女の子が成長する物語です。
前半はとても順調でなんだかほっこりしました。殺伐とした現代社会に倦み疲れた人にオススメです。
と言いたいところですが、後半は女心が揺れちゃいます。男の私としてはアイルランドの彼が少し不憫です。
まあ、女が幸せを掴むために男は泣かなければならないですね。
とかなんとか、カッコいいんだか悪いんだか分からない言葉で締めとさせていただきます。
少女から大人になる過程が丁寧
地味目で自信もあまりない少女が、アメリカに渡って仕事し、恋人を見つけて…とようやくアメリカでの生活に馴染み、人生を謳歌する妹。
一方でアイルランドの小さな町で、年老いた母と暮らす姉。姉は妹の自由の国での新しい生活を喜ぶ一方、病を隠して母との食事の間に、ひっそり涙を流す。
姉妹の人生の対比が、前半は切なく、後半はある事がキッカケで、妹が人生の基盤を築いたアメリカか年老いた母がいるアイルランドのどちらを選択するのかを強いられます。
1950年代が舞台ですが、現代の女性であっても共感出来る作品です。果たして自分の居場所とは?を考えさせられます。
全143件中、121~140件目を表示