パラドクスのレビュー・感想・評価
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終盤に2つのストーリーがクロスしてから難解
中盤あたりまでドキドキして面白かったけど、終盤に2つのストーリーがクロスしてから難解になってよく分からなかった。
35年後のマルコとサンドラとロベルトの老け具合と堕落っぷりが恐ろしい。特にロベルトが妻を車で抱くの気持ち悪すぎる。
マルコはおじいちゃんすぎて最初誰だか分からなかった。毎日筋トレしてムキムキになった弟との差よw
俺たちは攻撃されている!!!
私、過去観てた!この作品…
開始5分で思い出した。
鳥頭なのですっかり内容忘れててしまうあるあるが多いのだが、まぁ、記憶を消してもう一度観た気分で良いかとそのまま視聴。
階段のシーンはよく覚えてた。
刑事と薬をやってた兄弟。
どこも開かず、出られず、しかし食糧などは増え続けるが出られない。絶望と共にぐるりと回る階段…
35年。
なんか、変な宗教みたいなんを作りあげてるのがやるせない。
時を別に4人家族が一本道を車で走り出られない。
妻と再婚相手の夫、2人の兄妹。
ガソスタでは増え続ける食糧など。
35年。
階段では死んだ兄を崇め続け、道路ぎわに住まいを作る兄は死んだ妹の吸入器を投げ続ける。
このループはループモノの中ではかなり怖いと思う。
出られない飢えない老いる、死ぬ奴は死ぬ。
いやいや〜ループじゃないなぁ。監禁だわ。
夢なら醒めろ、なんなら死にたい。
それでも生かされる。生きろと無言の圧力。
ゾワッときた。
最後の最後で生かされている理由がわかる。
現実世界に生きている人のためのエネルギーとなっていた!
な、なんだってーー!!
一度観たのに驚いた。
若ければ若いほどエネルギッシュに生きるのでよりパワフルなエネルギーとなる。
老いた身ならばその人生はひどいものとなる。
まるで乾電池だ。
大事な事は死ぬ前に思い出す。
その思い出した大事なことを若者に告げる。
死という自由と引き換えにループを断ち切る方法を告げる。
年配者、経験者の言う事は聞いた方がいいのだが、35年も閉じ込められていた人間にとって新たな扉が開いたことはあまりにも魅力的かつ抗えない出来事であろう。
そして与えられる新しい名前、新しい人生。
それこそがループの始まりである。
パトカーに乗らなければ、エレベーターに乗らなければこのまま搾取の人生だったのか。
それならばループの世界にまんまと引き込まれようが脱出したいよ。まぁ、どちらにしても理不尽極まりない話なのだが。
序盤に刑事が撃つつもりがなかったのに…とか言ってたのが気になったので、最初あたりをもう一度観たら確かに刑事の撃った瞬間の微妙な表情や髪の毛の束、トランプなどここに若干の違和感があったのか〜と。
しかし、それに気づいてもこの真実はわからんよ。
ついでに、この作品観た!という大事なことは忘れないようにしようと思った。死ぬる前に。
若者と年配者の無限地獄
閉じ込められた世界でエネルギーを生み出す話
階段ループと道路ループの二つの話がそれぞれ進行し脱出に向かう。運命に抗えず無限にループするEND
成長しないハムスターが変わらない世界やループを象徴的している。花嫁姿のままエスカレーターループなのはおかしいので痣や傷などの特徴で表した方が内容と合っていたと思う。花嫁老婆からハムスターを連れていった子どもは誰なのか考察の余地がある。イカダループは難易度高過ぎなのでは?
原題は「El Incidete」で意味はその出来事。パラドクスというタイトルは改悪の可能性がある。
前向きなテーマを読み解けないのが残念
この手のタイムループやパラレルワールドを扱った作品の肝は、その不条理にどう納得感のあるオチを付けるかに掛かっていると思うけど、その点については、なかなか工夫があって良かったかなと。
確かに初見では意味が分かりにくい部分が多く、特にラスト20分辺りが急展開すぎて説明不足で、せっかくの工夫やテーマ性が伝わりにくい構成になっているのが勿体ない。
特に、何故「35年」がキーワードになっているか考えると、人間が生まれてから青春期を過ごして成人し、子供を産み育てて行くという、人生で最も充実した時間がそれ位で、それ以降は生物的には役目を終えて老いて死んでいくだけの時間であり、その折り返しの時間もそれ位という事なのでしょう、…多分(笑)。
ただ、そうした「人生の時間」に対して教訓的なものを示唆しているようにも思えますが(人生が辛くても逃げずに立ち向かえとか、何となく生活していると年老いてから後悔するよ、みたいな)、しかし作中でいかに精力的に生き延びた若者も脱出時に記憶をリセットされてしまうのではどうしようもなく、「結局、人生なんて何をやっても変わらないし、日常に埋没してただ時を消費して老いていくだけなんだよ」と言う諦観やニヒリズムしか読み取れず、前向きなテーマを読み解けないのが残念です。
もう少し分かりやすく作ればなあ
名前をメモしておいて、最後に相関図を書くとわかるかもしれないけど、
それが合っているかどうかは定かではない😂
物語は2つの軸で35年間の物語を展開。
解説は面倒なので省くけど。
どうやら罪を背をったものが次の若者と無限ループ(場所の)に陥りその若者は次の物語で罪を背をって若者と無限ループに陥るというのを延々とやっているらしい。それを断ち切る方法を老人になった人が若者に伝えていくんだが若者がそれを言う通りにできず、次の物語に繋がって行く。
どうやら赤いメモ帳がその原因?多分だけど。。
ループは殺人も関係しているみたいなので悪魔とか地獄とかそういうそういうものなのかな?
多分上記が大まかな設定なんだけど、2つの物語なんだけどとにかく狭い世界なので歳をとっていくというだけでなにも事件は起こらないのがかなり退屈。設定自体は面白いんだけど、もう少し主人公たちにヒントを出して視聴者と一緒に考えるようにさせないと、最後に一挙に説明を流すとなにを言っているのかついていけなくなる。
確かに閉ざされた狭い空間でただただ歳をとってくという設定は怖くはあるが、その恐怖も描き方が足りない。
低予算映画でアイデア勝負の映画は好きだけど、アイデアだけに頼りすぎて見ている人にわかりやすく説明しようという部分が疎かになってしまっているのて、2つの物語が全然手が回っていないのが残念。
せっかく面白いアイデアだったのにもう少しそれをわかりやすく説明していたら良かったのになあ。
こういうの好き
久しぶりにアマプラで
再度掻い摘んで鑑賞
『無限地獄』あとこれは今流行中のマルチバース映画を描いている
(その描写は無いが説明される)
よく捻られたストーリーだと思う。
だたあの花嫁の描写ももっと描いてほしかった
花嫁は少年に「次を」託したんだろうけど
そのシーンが欲しかったな。台詞無しでも
ある解説サイトで
花嫁が託した少年が「次に」列車に乗り
列車→イカダ→道→階段→廊下→そしてエレベーター。
大きなループという説もあったけど
それはそれで描写も欲しかったな。
一番重要なのは
映画ジャケットの女は誰問題。
この女はただのモデルで良いですよね?
原題タイトル「the incident」で検索しても
何も出て来ない
配給会社AMGエンタテインメント
ちゃんとしようね!
ゾッとする
監督が何を伝えたかったんだろうか?という疑問が鑑賞後に残ったが、適当に作っているのだろうとは考えられない、制作しているチームから何か情熱を持って伝えたいというのがヒシヒシと感じられる印象的な映画だった。
今の自分がいるのは、別の空間で無間地獄を味わっているから、その恩恵を受けて現実の自分は生きている。
一瞬誰でも頭に過ぎるかもしれない他愛もない、次の瞬間には忘れてしまうであろう物事。
それをしっかり映像化した作品。こんなラストを見せられたら普通は「は?」となりそうだが、何故かストンと腑に落ちてしまう。
好きな人には物凄く刺さるであろう、とてもユニークな作品だった。
パトカーとエレベータ
ぐるぐる廻るループ世界。プロローグとしてウェディングドレスを着た老女がエスカレータに横たわっている。そして、ループする9階の階段に閉じ込められた刑事マルコと犯罪者の兄弟。もうひとつ、一本道のループに閉じ込められた4人の家族。
それぞれのストーリーでは過失致死と贖罪がテーマとして潜んでいるようで、赤い手帳やモルモット、そしてアレルギー症状と薬物など、様々な小物の伏線が散りばめられている。ループからは抜け出せないでいるが、食糧や衣服といった必需品も何度も現われ生かされているという虚無な生活に耐えている。誰かの「死」がトリガーとなり、老人が死ぬという展開でループから抜け出せるという寸法だ。
老人の最期は若者に忠告を与えるのだが、結局はその忠告を守らず、過去のループを反省できていない。そのおかげで新たなループという牢獄に閉じ込められる姿を描いているのです。老人の忠告を守るという教訓メッセージはあるが、とにかく無為な人生を繰り返す様子によって罪と罰の姿を投げかけてくる作品だと思う。
ウェディングドレスの新婦に関しては35年よりも長いような気もするが、彼女の人生が最も悲惨なのだろう。そして、80年代の一本道、現代のビル、エスカレータの悲劇。全て35年周期の年代別なので、いかに結びつくのかもわからないままでしたが、過去の記憶(水難事故)が語られることによって気持ち悪いくらいの因果応報に驚愕する。
しかし、構成は見事であるもののそれぞれのエピソードの中にはそれほどインパクトが無いので、ちょっと眠くなってしまうのが残念なところ。ただ、何度も観ると「名前」というキーワードとファビオラという架空の妻の名前。生き残る若者には罪がないことを考慮すると、巻き込まれ型のループ地獄といったところか・・・だとすると、やはり理不尽なループ世界だったんだなぁ・・・
もう少しわかり易く
この手のテーマは好きです。
パラドクスがパラドクスを産むオチも悪く無いです。
でも、わかりにくい!
これでは奇妙で変な映画です。
もう少しわかり易くして欲しかった。
大好きな映画
ループものは多々あれど、緻密で練り込んだ設定は、これが一番だと思います。
時の経過に従って積み重なっていく廃棄物の描写と、自己管理できる人とできない人の描写がリアルで身につまされました。
エンドロール前「もしこのループにはまらなかったら起こっていたはずの世界」の描写が切なくていつも泣いてしまいます。
エズバン監督の新作を楽しみにしています。
この超常的ワナは誰が仕掛けたんだろう?
誰もが考えそうで、映画にしそうもないネタを映画化した……感じ。
無限地獄に閉じ込められた人間が迷走し、いたずらに時間が経過した後が酷い。
閉じ込められたから、どうやって出るか?と言う試行錯誤が見受けられないのがモヤモヤします。
その空間に閉じ込められた人間の一人が次の空間の演出者となり、新たな犠牲者と次の空間の演出者に切り替わっていくのを見せられているのがこの作品と思います。
見ていて一つだけ試してほしかったのは、非常階段に閉じ込められた時に9階からペットボトルの水を下に向かって流してほしかったです。
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