エイリアン コヴェナントのレビュー・感想・評価
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ハードルを上げなければ大丈夫
エイリアンもスターウォーズやエバンゲリオンなどはコアなファンがかなり厳しい目でみてしまうため、自然とハードルが上がってしまいます。 エイリアンに関して思い入れのある人は不満タラタラの作品のようです。そもそもリドリースコットがエイリアンをここまでのし上げたのだから今作でやりたい放題でもOKでしょう。まだシリーズ続きそう!
釈迦の手のひらの様な話…
折角エイリアン1・2観て宇宙は広いので色んな生物がおるし怖いと思ったのに 結局は人間の作ったアンドロイドが手を加えていたとか…なんのこっちゃ!! 広い広い宇宙を舞台に身内の話なんかい!! これを見せられたらエイリアン1の前半の神秘的部分がだいなしじゃわ。 映画自体はまあまあじゃけど、スターウォーズの7以降に感じた違和感と一緒!! ないわ。
アンドロイドの独り善がり
なんだか「ブレードランナー」のようにレプリカントが人間の心を持ち、反乱を起こしてしまう内容に酷似している気が!? ファスベンダー同士の戦いにゲンナリするし、乗組員は基本的にマヌケな連中ばかりで、エイリアンの誕生秘話的な方向性に進んでいたのか?納得は出来ずに、メインはアンドロイドの悪巧みが中心に娯楽大作のアクション映画に成り下がった。と、個人的に。 リドリー・スコットの悪い癖なのでワ? まず「ハンニバル」は他人の傑作の続編であり「グラディエーター」は成功したが同じようなジャンルを連発し「ブレードランナー」の続編に関わり、懲りずに「エイリアン」を再始動させて、全て失敗。 素晴らしい作品を撮りながら、駄作も目立つ、こんなに良し悪しの波が激しい監督も珍しい?? あの女優さん「インヒアレント・ヴァイス」と同じ人だとは思えない、ビックリ!さ。 観ている側に先を越させる単純な演出!! ビックリしないよ!気付いてるよ!あのファスベンダーが誰なのかは!!!
【宗教・哲学的】前日譚!
生物兵器エイリアンは、自らを生み出した親である異星人を滅ぼした。 一方でアンドロイドは親である人類をどう扱うのか…。 79年一作目に繋がる【宗教・哲学的】前日譚! リドリースコット監督は80歳… にしては発想がグロい!R指定作品。 (17/11/23)(20/3/19)
プロメテウス号の行方・・・
前作の生存者のエリザベスが死んでしまっていて残念でした、さらに不気味に怖い作りになっていましたね。 粉末といいますか、あれを吸い込むと何で体からエイリアンが出てくるのかは突っ込んじゃいけないのかもしれませんが、よくわかりませんでした。 次回作も製作が確定はしていませんが観たいです! このあとどうやって『エイリアン』に繋げるんだろう・・・別にリプリー達が乗っていたスラコ号?が出てくるとは限りませんが、「あ~それでこう繋がるのね!」っていう流れを観たいです(笑)
こんなもんかな...
エイリアンファンとしては待望作なのだが、物足りない感があるなぁ~。1,2に比べたら(比べること自体が、間違いかもしれないが)怖さの程度が少ないからかな?
それに、オリジナルの「エイリアン」より前の話としては、矛盾もいくつかある。
「宇宙に行く際は、アンドロイドがついていくことが常識」が出来上がっているのであれば、1で医師がアンドロドであったことにリプリー達が驚いたりすることもないはずだし、2でアンドロイドを乗せることに反対することはできないはず。
その他にも細かい矛盾や不満はあるが。ま、これでエイリアンシリーズが本当に最後であるとしたら、エイリアン4で終わるよりは、よかったの「かも」知れない。
【「プロメテウス」の100年後、「エイリアン」の20年前に起こった出来事:エイリアンシリーズ第2作(時系列でいうと)】
リドリースコット監督のエイリアンへの想いは尽きない。今作ではエイリアン誕生の事実が描かれる。 そのリドリーのSF感覚は揺るぎないものであり、洗練された映像は大変見応えがある。 又、マイケル・ファスペンダーが演じる、デヴィッドとウォルターという新旧2世代のアンドロイドも魅力的。(マイケル・ファスペンダーのアンドロイド感が凄い。本当にアンドロイドじゃないかな) 只、ヒロイン、ダニエルズを演じたキャサリン・ウォーターストンはサブキャラが合うのではないかなとふと思ってしまった作品。 <2017年9月15日 劇場にて鑑賞>
エイリアンシリーズの作品性をさらに引き上げた本作
個人評価:4.2 プロメテウスの完全続編。伏線や謎を回収してくれる優れた脚本と感じる。 前話で描かれたアンドロイドであるデヴィッドの創造主への探求と憧れ。自分を作った人間こそが神であり、その人間を創造した創造主への憧れ。生命を作り出す事は、その者にとっての神になる事と同義。 神という言葉をエンジニアという表現を使っている世界観も素晴らしい。 人間が作ったアンドロイドが、人間と人間を作った創造主を脅かすエイリアンの創造主になり、彼らの神になるラストは、シリーズ通しての謎を一気に回収する結末として、感動すら込み上げる締めくくり。 単純にパニックSF好きのエイリアンファンには響かないもしれないが、本作の物語でエイリアンシリーズの作品性がさらに増す仕上がりになっている。
エイリアンの起源は人間?
また(まだ?)エイリアンかよ、と思いつつ「オデッセイ」が予想外に良かったので、観に行ったらやっぱり駄目でした。どっかで観たようなシーンばかりで新味も無いし。興行成績が悪くて続編作れないらしいけど、それが正解。
完成度の高いガッカリした作品
「エイリアン2」で生き残った少女が、「エイリアン3」で死んでしまったことが分かりがっかりしたが、今回も前作「プロメテウス」で生き残ったショウ博士が、結局、死んでしまったことが分かり、再びがっかりした。彼女は、創造主の惑星へ飛び立って行ったはずですごく続編に期待していたので、その反動でこの結果には大いに失望した。もう少し映画ファンのことを考えて続編を作って欲しい。
また、前作では人間を助けたアンドロイドのデイビッドがこの映画では悪者になってしまう展開も、映画ファンへの裏切りに近い。ただ、前作で、彼がエイリアンの卵のようなものを飲み物に入れるシーンがあったが、もしかしたらこの映画の伏線だったのか?
前作では、主人公が大バトルののち結局生き延びて、ほっとしたものだったが、今回は非常に後味の悪いエンディングだ。
もちろん、並の監督じゃないので、パニック映画、ホラー映画のツボをよく心得ているのも事実。エイリアンに感染した2人が、1人は宇宙船の中に隔離されたが結局火災で宇宙船と共に燃えてしまう、と同時にもう1人の感染者も体内からエイリアンが出てきて壮絶なバトルとなるが、この同時進行で起こるパニックの演出は見事である。1作目の「ミッションインポッシブル」の冒頭のシーンをなぜか思い出した。
全体を通しても、さすがリドリースコットと思わせる素晴らしい造形美(未知の惑星、宇宙船、未来の武器や色々な装置等)や最後の宇宙船にしがみついているエイリアンとの死闘等を堪能できたのに、肝心のストーリーが、アンドロイドの暴走というのが主題になってしまい、いままでのシリーズとズレが生じて非常に違和感を持った。
また突っ込みどころも多い。未知の惑星に降りるにしてはクルーが無防備すぎる。前作でデイビッドは短髪だったのに長髪になっている、なんでアンドロイドなのに髪の毛が伸びるんだ。周りにエイリアンがいるかもしれないのに、隊員の女性がたった一人で顔を洗いに出かけたり等。
いずれにしても最後の展開は納得できない。冒頭、アンドロイドとアンドロイドを作った「父」との対話で、アンドロイドが、では「父」はだれが作ったのですか?と質問する。アンドロイドが新しい惑星の創造主になるということを暗示したのか?最初と最後に流れるワーグナーの「ヴァルハラ城への神々の入城」は何かを象徴しているのか?
変な言い方をすれば、非常に完成度の高い「ガッカリした」作品であった。
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自宅にて鑑賞。前作『プロメテウス('12)』より十年後となる2104年12月5日(『エイリアン('79)』は本作の18年後、2122年とされている)から始まる。前作同様、荘厳なロケーションと重厚なBGMは健在だが、ストーリーはより判り易くシンプルになっており、テンポも速い。このシリーズはアンドロイドが物語のスパイスとなっているが、本作ではより重要な役所を担っている。全体に消化不良で破綻気味だった前作の不満を解消するが如くの作りで、シリーズお馴染みのシーンやクリーチャー達もしっかり登場する。65/100点。
・本作で初めて登場する胞子状で動物に寄生するのと較べ、クイーンが産卵→卵→フェイスハガー→チェストバスター→ゼノモーフと変態を繰り返す方が遥かに非効率的であり、胞子からの改悪(もしくは改良失敗)についての意図した物や説明が一切省かれている。
・序盤に登場するクリーチャーは“ネオモーフ(Neomorph)”と呼ばれており、生白い不気味な外観は『サイレントヒル』シリーズ('06・'12)に出たクリーチャーを彷彿させるが、実際はミツクリザメ(ゴブリン・シャーク)からインスパイアされたと云う。亦、本作のゼノモーフの亜種は一部のファンの間で“プロトモーフ(Protomorph)”と呼ばれており、これはこれ迄のシリーズで展開されてきたゼノモーフの前駆体と云う意味に由来する。
・本作のスタートとして設定されている12月5日はW.ディズニーの誕生日であり、本名であるウォルター・イライアス・ディズニーのファーストネーム“ウォルター”はM.ファスベンダー演じるアンドロイドの命名の由来の一つにもなっている。
尚、シリーズに登場するアンドロイドのネーミングは、『エイリアン('79)』の“アッシュ(Ash)”、『エイリアン2('86)』・『エイリアン3('92)』の“ビショップ(Bishop)”、『エイリアン4('97)』の“コール(Call)”、『プロメテウス('12)』の“デヴィッド(David)”と意図してアルファベット順に配されており、本作の場合、本来は“E”で始まる筈なのだが、“デヴィッド”の合わせ鏡として先頭から四番目の“D”を末尾から逆順の四番目である“W”の頭文字を当てた。
亦、二体のアンドロイドには、嘗てからシリーズに(共同)製作、原案、脚本等で深く関ってきたデヴィッド・ガイラーとウォルター・ヒルのそれぞれのファーストネームも由来の一つになったと云われている。
・二体のアンドロイドの遣り取りには、BL的なニュアンスや所作が垣間見られるが、一方的に抹消しようとした際、口づけするのは同監督の『ブレードランナー('82)』でR.ハウアーの“ロイ・バティー”が、J.ターケルの“エルドン・タイレル”を殺す際、キスするシーンからの引用である。
・スタッフロールの初めに監督のアシスタントを長年務め、監督の製作会社“スコット・フリー”のマネージングディレクターでもあったJ.ペイン('16年6月15日に64歳で鬼籍入り)に献辞(In memory of Julie Payne)が捧げられている。
・そもそも本作は前作『プロメテウス('12)』で未解決だった謎や伏線を回収する為の物語として企画しており、ワーキングタイトルは『Alien: Paradise Lost』としていた。脚本家としてD.リンデロフが雇われたが、シリーズと懸け離れたプロットに加え、単作では解消・回収しきれないとされたので、意図的に未解決な謎を残すシナリオとなってしまった。D.リンデロフは他の契約を理由に降板し、J.パグレンがシリーズ寄りに新たな脚本を書いたが、降板。後をM.グリーンが引き継ぎ、更にリライトを重ね完成に漕ぎ着けた。
二転三転するシナリオに翻弄されかの如く、当初は前作のN,ラパスが“エリザベス・ショウ”役で続投すると発表されたが、実際にはクレジット無しの声と写真のみの出演に留まり、新たなヒロイン“ジャネット・ダニエルズ”もR.ファーガソンに決まっていたが、K.ウォーターストンに変更となった。同様に当初は、序盤で直ぐに殺されるチョイ役だった“テネシー・ファリス”のD.マクブライドも出番と役所が大幅に変わってしまった。
・企画・製作段階のゴタゴタとは裏腹に撮影は74日間で終了し、予算は1億1,100万ドルと予定通りに収まり、プリプロダクションもスムーズに進行したとは、監督の弁。
・前作『プロメテウス('12)』の成功を受け、シリーズの前日譚三部作の二作目に当たる本作だが、監督によると三部作の完結篇として最低でもあと一作は作るとしており、場合によっては、三部作の他にも数作続けるかもしれないと発言している。
・鑑賞日:2017年9月17日(日)
リドリー・スコット監督
エイリアン1作目のファンであるのでかなり偏りのあるレビューになる。 過去作やH・R・ギーガーを最大限にリスペクトした作品。AVPシリーズとは別の話になってしまうが、それ以上に確立した世界、作品を見事に作り上げたと思う。 登場人物や設定、ストーリーはどれも良く作られており私は良い作品だと思っている。 しかしエイリアン1作目には敵わないところもあり、もう少し全体の尺のクリーチャーの割合を増やし、クリーチャーによる恐怖を深掘りして欲しかったと私は思っている。
エイリアン進化論☆
前作を見ていたので、 続編ということで観た。 本シリーズ、 映画「エイリアン」の前日談だったんですね。 観た後に調べてみて知りました。 前作「プロメテウス」は、 人類誕生の謎を解く創造主を追う、 そんな映画だと思って観たのだけど、 なんだかエイリアンに似てるような、、、 オマージュものなのかなあ、、、 って思って観ていたのを思い出した。 本作はエイリアン萌えには、 たまらない一作でしょうねえ。。。 エイリアンの進化論がよく分かる。 三部作らしいので、 次回作もあるらしい。 怖いもの観たさで観てしまいそう。。。
挽回したのでは?
プロメテウスはぱっとしなかったが、それを今回は挽回したのでは?しかし、まあ、いろんな意見があるようで。 プロメテウスはなんというか、気負い過ぎた感じがあって頭でっかちで中身が薄いという印象だった。それを踏まえ、やっぱりこれだよな、というところに戻ってきている。 プラス前作でチャレンジしたであろう新しい映像技術も加わりバランスがいい。ビジュアルコンセプトについてはHRギーガーが遺したものをより忠実に再現する方向でしょうか。グロテスクでありながら神々しさを感じさせる美しい造形美が随所に見られます。 ヒロインの選択もばっちりかと思う。 ラストのアンドロイド替え玉はくるくるでやっぱりきた、とみんな察したことでしょう。それもまた楽し。
設定資料集か短編で十分。
これは最新技術でエイリアンを描くことと、エイリアンの出生の秘密を明かすだけの目的で作られた映画である。それ以外は全く興味ないという姿勢が表れている。登場人物は馬鹿ばかりで、まず基本的な行動さえ取ることができない。せめて普通くらいの知能レベルにしてもらえたら見やすい映画になったと思う。
え??? 難解すぎる…
エイリアンシリーズは、コレが初めて。 映像のクオリティはとても高く、空虚で洗練された雰囲気が未来世界をイメージさせる。 一方で、主人公たちのとる行動がどれも稚拙で、未来人のくせに「バカなんじゃないの?」と思わざるを得ないシーンがたくさんある。ヘルメット取るのが早すぎだろ!!一安心したからって、宇宙船内でイチャイチャするなよ!!など。 そして、肝心のエイリアンをサポートするアイツ!とても知的で無敵な存在だけど、本作で描かれる作戦はなかなかの行き当たりバッタリで、とても上手いとは言えない。 エイリアンシリーズを見ている人には、過去作との関連があったりして面白いのかもしれないけど、全く見ていない私には、サッパリでした。
なぜ「カントリーロード」?
前作『プロメテウス』では、アンドロイドのデヴィッド(マイケル・ファスベンダー)がなぜ採取した微生物をチャーリーに飲ませたのかという謎が残ったままだった。続編となる今作ではその答えを用意してくれているものの、これは明らかに“ロボット三原則”違反だ!アイザック・アシモフ氏がこれを観たら怒り出すに違いない。 巨大宇宙船コヴェナント号は入植者2000人以上を乗せて、惑星オリガエ6を目指していたが、途中、謎の電波を受信し、そのおかげでもっと近くに人類が居住可能の惑星を発見する。オリガエは到着するのに7年以上もかかるし、数週間で到達可能なその惑星を目指して進路を変更することになった。コールドスリープしていた夫ジェイコブ(ジェームズ・フランコ)を亡くしたばかりのダニエルズ(キャサリン・ウォーターストン)は気が進まなかったのに・・・ 母船から探査船に乗り移って10人が惑星の調査を開始する。巨大な謎の物体を発見し、やがて洞窟を発見して中に入る面々。そう、ここは前作『プロメテウス』で到着した惑星と同じだったのだ。植物の胞子から粉が付着し、宿主となった2人がエイリアンを体で育てるハメになってしまう。内1人が探査船に運ばれるが、姿を現したエイリアンと格闘したため探査船は大爆破。母船に帰るための無線機も嵐のためなかなか送信できないでいた。 その窮地を救ってくれたのが10年前に消息を絶ったプロメテウス号のアンドロイド搭乗員のデヴィッドだったのだ。コヴェナント号のアンドロイド・ウォルターとそっくり。ウォルターの方はダニエルズを助けるとき負傷し、左手首を失っていたという相違点のみ。縦笛を教えたり、語り合ったりして和やかな雰囲気で過ごすデヴィッドとウォルター。しかし、エイリアンは宿主を探すのに必死だ。彼らはまたしても窮地に陥る。 デヴィッドの謎は解けたが、過去の『エイリアン』でもアンドロイドが人を殺そうとしていた。これはもうアンドロイドに恨みしか持っていないようなストーリーだと勘ぐってしまう。というより、いつかは人間がアンドロイドに支配されると疑心暗鬼になっているのか。てなことを考えてみると、やっぱりアメリカ人的な発想なんだろうなぁ・・・
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