「心を揺さぶられた」リップヴァンウィンクルの花嫁 andhyphenさんの映画レビュー(感想・評価)
心を揺さぶられた
原作をだいぶ以前に読んでいて、「この小説が180分の映画になるのか?」と思っていたがあっという間に180分だった。
前半、黒木華は圧倒的に道化のように踊らされる。いやそこはちょっと考えろよみたいなところも数多く苛々するものの、よく考えたら現実とはこんな風にままならないのかもな、とも思う。あからさまではあるが人間あんなもんなのだ。
後半は儚いおとぎ話のようで、よくわからないうちに涙がこぼれていた。人の絆や、優しさや、現実や、色々なものが全部詰まっていた。多分その儚いけど強いものに泣かされたんだと思う。Coccoの歌のタイトルかよ、と思うがそうとしか言えない。
コメントする